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世界観にハマる。芸術的で面白いおすすめ海外映画6選

こんにちは、daimaです。
本日は、私も思わず引き込まれた、
ハイセンスな世界観が魅力のおしゃれな
おすすめ海外映画を集めてみました。

雰囲気の良さだけでなく、
映画としての面白さも考慮して選んでいます。
それではどうぞ!

グランド・ブダペスト・ホテル

グランド・ブダペスト・ホテル

ドイツ、イギリス共同制作のコメディ映画。
時は1930年代、ヨーロッパ東端の
ズブロフカ(架空の国)にある
上流階級向け高級ホテル
グランド・ブダペスト・ホテルを舞台に、
伝説のコンシェルジュ、 グスタフ と
新人ホテルマンの ゼロ・ムスタファ の
交流をコメディタッチで描いた作品。

監督は、スタイリッシュな映像表現で
世界中にコアなファンを持つ
ウェス・アンダーソンです。

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この作品の一番の魅力は、
ウェス・アンダーソン監督独自の美術世界
たっぷり100分間没入できることでしょう。

パステルピンクに彩られた
グランド・ブダペスト・ホテルの外観に、
鮮やかなパープルが美しい
コンシェルジェの制服、
光沢感のある真っ赤なエレベーターの内装など
網膜に焼き付くような印象的なカットが
次から次に繰り出されます。

娯楽作品として見ても秀逸であり、
ホテルの上客でかつグスタフと
愛人関係にあった老婦人が遺した
高額な絵画「少年と林檎」をめぐって
グスタフ、ゼロのコンビと
老婦人の息子ドミトリーが差し向ける
不気味すぎる殺し屋ジョプリングが
繰り広げる攻防はスリル十分

菓子店に勤める美しい少女アガサと
ゼロの初々しいラブロマンスも
本作の魅力に花を添えています。

また、ファシズムに対し
毅然な態度で立ち向かうグスタフや
ゼロとアガサの愛の意外な結末など、
華やかな美術表現の裏に、
自由や人生についての
深いメッセージ性が感じられることも
私がこの映画をおすすめする理由の一つです。

ウェス・アンダーソン監督ならではの
鮮やかな色彩感覚やスタイリッシュな映像表現を
心ゆくまで堪能できる上質な娯楽作品。
メジャーなハリウッド作品や見慣れた邦画とは
一味違った魅力ある映画をお探しの方に
是非ご鑑賞いただきたい一作です。


アメリ

アメリ

芸術家の町として有名なパリ、
モンマルトルに暮らす、空想好きの
チャーミングな女性、アメリの
日常と恋をユーモアたっぷりに描く
フランス発の恋愛コメディ映画。
監督は「エイリアン4」「天才スピヴェット」の
ジャン=ピエール・ジュネ

2001年に公開され、
日本でもヒットを記録した本作ですが、
その最大の魅力は主人公アメリの
チャーミングなキャラクターと、
ジュネ監督持ち前の
ちょっぴりブラックなユーモアにあります。

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想像力豊かでいたずら好きのアメリは
アパートの前住人の思い出の品を
こっそり届けてあげたり、
カフェで働く同僚と、常連客の
恋のキューピッド役になってみたりと、
持ち前の想像力と行動力で
次々に人々に小さな幸せを起こします。

だけどアメリは医者だった父親
ある勘違いから学校へ行ったことがなく、
そのため他人と関わりを持つことが苦手で、
心から好きになった相手もいませんでした。

そんなアメリがある日
駅の写真機前で見かけたニノに一目惚れし、
あれこれ回りくどい作戦で
自分の思いを伝えようと頑張ります。

ストレートに自分の想いを伝えられず、
そのために一喜一憂するアメリのいじらしさは、
思わず共感し応援したくなる人間味があります。

また、CGを効果的に駆使した
現実と空想が入り混じる映像表現や
「好きなこと」「嫌いなこと」を並べて
登場人物の内面を語る独特の人間描写など
随所に散りばめられたユーモアが小気味よく、
本作の評価を単なるおしゃれな恋愛映画に
とどめないセンスの高さを感じられます。

パリの風光明媚な街並みや、
主人公アメリをはじめとするパリジャン、
パリジェンヌたちのおしゃれなファッション、
そしてアメリをはじめとする血の通った
魅力的なキャラクターたちに
女性のみならず男性もときめいてしまうような
キュートな恋愛映画の大傑作。未見の方はぜひ!


パンズ・ラビリンス

パンズ・ラビリンス

パシフィック・リムヘルボーイ
ギレルモ・デル・トロ監督による
2006年公開のダークファンタジー映画。
同年度のアカデミー撮影賞、美術賞
メイクアップ賞を受賞しています。

時は1930年代、スペイン内戦で
父親を亡くした少女オフェリアが主人公。

母の再婚相手であり、
冷酷な独裁政権の大尉、ヴィダルの要望で
森の奥の軍の要塞に
移り住むことになったオフェリア。

レジスタンス討伐と生まれてくる自分の子
のことしか頭にないヴィダルや
そんなヴィダルの機嫌ばかり伺う母親、
さらに慣れない環境へのストレスから逃れるため
オフェリアは次第に空想世界へ
没頭するようになっていきました。

そんなある夜、オフェリアの寝室に妖精が現れ
彼女を森の奥の地下迷宮へ誘います。
そこにはヤギと人の合わさった姿の
牧神パンが棲んでおり、オフェリアは
本当は地底の王国の姫君であり、
その証明として3つの試練を乗り越えねば
ならないのだと語ります。

かくして、戦争という残酷な現実と
おどろおどろしい幻想世界の入り混じった
稀代のダーク・ファンタジーが
幕をあけるのでした…

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この作品を語る上で外せないのが、
第一にパンペイルマンを始めとする
空想生物のグロテスクな造形美です。

特に、日本の妖怪「手の目」を
参考にデザインされたという、
ペイルマンインパクトは
そこらのホラー映画の比ではありません。

こいつの登場するシーンでは
思わず息をするのも忘れるほどの
恐怖感
がありました。

そしてもう一つ外せないのが、
映画終盤の衝撃的な展開です。
未鑑賞の方はぜひ実際に観て
ご確認いただきたいのですが、
予想を裏切るあまりにダークな結末に、
私は鑑賞後もしばらく
衝撃の余韻が抜けませんでした。

主人公オフェリアを演じた
イバナ・バケロの儚い存在感や
悪役であるヴィダル大尉を演じた
セルジ・ロペスの強烈な演技も見所。

ラストシーンを受け入れられるかどうかで
好みの別れそうな本作。
ダークテイストな作品がお好きな方や、
モンスター映画好きならば
本気でおすすめしたい作品です。


トレイン・スポッティング

トレイン・スポッティング

大不況真っ只中のスコットランドを舞台に、
ヘロイン中毒のダメダメな若者レントンが、
お人好しでいつも損ばかりするスパッド、
プレイボーイのシック・ボーイ、
粗暴で喧嘩っ早いベグビーという
これまたダメダメな仲間たちと、
ドラッグをキメたり、
女子中学生をナンパしたり、
スコットランド
一番汚いトイレにダイブしたり、
危ない儲け話に首を突っ込んだりする青春映画。

スタイリッシュなヴィジュアルと、
キレのある映像表現

今尚カルト的な人気を誇る作品です。
続編にあたるトレイン・スポッティング2
が公開され、大きな話題を集めたことも
記憶に新しいですね。

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この映画のおしゃれポイントは、
登場人物たちが着こなす
本場のブリット・ポップ・ファッションです。

特に、丸刈りにタイトなシャツ、
ダメージジーンズという出で立ちが
これ以上なく似合っているレントン
細身のポール・スミス
颯爽と着こなすシック・ボーイの勇姿は、
思わず真似したくなるような
格好よさがあります。

また、見た目から
いい人オーラが出まくっているスパッドや
(ただし作中では貧乏くじばかり引く)。
人間瞬間湯沸かし器のベグビー、
セクシーすぎるJCのダイアンなど、
出てくるやつらは揃いも揃って
キャラが立ちまくっており、
そんな彼らが次々巻き起こすトラブルに
上映時間中全く目が離せませんでした。

ですが、本作が不朽の
青春映画の位置を射止めた理由は、
そのキャッチーなヴィジュアルだけでなく、
青春時代に誰もが感じるやり場のない憤りを、
突き抜けた明るさと英国ならではの
皮肉たっぷりのユーモアで描ききった姿勢が
観る人の心を強く揺さぶったからこそ
だと私は考えています。

憂鬱な気分を吹っ飛ばしたい時や、
ブラックユーモアで笑いたい時に
何度でも見返したくなる最高の青春映画。
英国ファッション好きや
サブカル映画好きにもおすすめです。

ちなみに余談ですが、タイトルの
トレイン・スポッティングは、
「電車オタク」の意味。
薬物中毒者が駅舎で隠れて
薬物を使用していたことから
つけられた隠語らしいですね。


ダーク・シティ

ダーク・シティ

1998年に公開された、
ダークに統一された世界観が特徴的な
アレックス・プロヤス監督のSFスリラー。

舞台は永遠に夜の明けない街ダーク・シティ
安アパートのバスタブで目を覚ました
主人公マードック(ルーファス・シーウェル)は、
最初に側に横たわる女性の惨殺体に驚愕し、
続いて、目覚めるまでの記憶が
全て失われていることに動揺します。

そこにかかってきた一本の電話。
電話の主であるシュレーバー博士
(キーファー・サザーランド)は
混乱するマードックに対し、
何者かから追われていることを伝え、
その場から逃げるように指示されます。

直後、その言葉通り青ざめた肌をした
黒いコートの3人組がどこからか現れ、
マードックの追跡を開始。
ここから、ダーク・シティの謎をめぐる
マードックの逃走と闘争が始まるのでした。

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そのタイトルと、モノクロ調の
洒落たポスターに惹かれて観た本作。

1950年代のNYと
近未来SFが入り混じったような
ダーク・シティの雰囲気と、
謎が謎を呼ぶ、
スリリングなストーリー展開に
たちまち引き込まれてしまいました。

人の記憶と心をテーマにしている点も興味深く、
「人間の事が知りたいなら
脳みそばかり調べても無駄だ
心はそんなところにはない」
など、
気の利いたセリフが所々に登場します。

登場人物たちが身にまとう
シックなソフト帽やコートも
映画の世界観にマッチしていて好印象。

やや人を選ぶ内容ではありますが、
マトリックスなどのSFが好きなら
きっと楽しめる作品ですよ。


ストレンジャー・ザン・パラダイス

ストレンジャー・ザン・パラダイス

独創的な作風で、
今尚多くの熱狂的なファンを持つ
インディペンデント界の巨匠、
ジム・ジャームッシュ監督1984年の作品。
同年のカンヌ国際映画祭の新人監督賞と
全米映画批評家協会賞を受賞しています。

主な登場人物は、
NYに住むハンガリー移民であり、
ギャンブルで日銭を稼ぐ
ウィリー(ジョン・ルーリー)と、
そんなウィリーの元にある日、
叔母の急病により故郷ハンガリーから
身を寄せてきた従姉妹のエヴァ
そしてウィリーの相棒
エディ(リチャード・エドソン)の3人。

この3人の日常やちょっとした出来事が
ジャームッシュ作品おなじみの白黒画面と
淡々としたテンポで描かれます。

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大事件は何一つ起こらず、
ロマンスが芽生えるわけでもない。
一般的な娯楽性を放棄した
ような内容でありながら、
間の取り方を意識したカット割りや
小気味の良いユーモアのある台詞回し、
そしてどこを取っても絵になる画面作りなど
ジャームッシュ作品ならではの味わいが
コアな映画好きを惹きつけてやみません。

主人公ウィリーの世間離れした生き方や
ラストの展開などからは、
物質的な豊かさや社会的な成功に対する
一種のアンチテーゼも感じられます。

大きく人を選ぶものの、
唯一無二のセンスが魅力的な本作。
映画好きならまず5分だけでも内容を見て
良し悪しを判断していただきたい作品です。


さいごに

最後までお読みいただきありがとうございました。
一つでもご興味を抱く作品があれば幸いです。

映画は映像や音楽、美術、衣装など
様々な要素の絡み合った総合芸術であり、
優れた映画は、私たちを日常から離れた
別世界へ連れて行ってくれる
魔法の切符のではないでしょうか。

今回ご紹介した以外にも、
ご紹介したくなる素敵な映画を見つけ次第、
当記事も随時更新していきたいと思います
それでは!

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