退屈ブレイキング

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ドット絵表現の極致。今注目の2DゲームHyper light drifterを総力レビュー

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こんにちは、daimaです!本日は、
2016年のIndependent Games Festival
ヴィジュアルアート部門観客賞を受賞し、
さらに、今年度にはPS4向けに
パッケージ版も発売された
探索型2Dドット絵アクションゲーム
Hyper light drifterをご紹介します。

ここがすごいぞHyper light drifter

www.youtube.com

まずは、本作がKickStarter
六千万円を超える資金援助を
獲得する決め手となった
こちらのデモ動画をご覧ください。

内容を見てまず驚かされるのが、
精細なドット絵で描かれた
驚異のグラフィック表現です。
少しでもドット絵を描いた経験があれば、
これだけのものを創るためには
想像を絶する努力と高い技術力が
必要であることは想像に難くありません。

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そして、崩壊した古代文明の遺跡や、
苔むした機械の兵士、
1:20〜の巨神兵を思わせるカットなど、
風の谷のナウシカ」等の
ジブリ作品に強くインスパイアされた
世界観にも大いに惹きつけられます。

本記事では、そのアートワークを
一部ご紹介しつつも、本来の目的である
ゲームとしての面白さや、
プレイの難易度、操作感に長所欠点まで含めて
詳細なレビューをお届けします。
それでは、お楽しみください。

トーリー面における斬新な試み

Hyper Light Drifterは、重い病に侵された主人公が治療法を求めて見知らぬ土地を旅する2DアクションRPGです。プレイヤーは、この荒れ果てた世界や地下研究所の探索を進めていきながら、凶暴なモンスターや敵対種族と戦い、新しい装備や能力を身につけ、そしてやがて、何世紀も人を寄せ付けなかった聖域へと足を踏み入れていきます。(Amazon商品ページより引用)

テキスト情報が一切存在しない!?

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本作では、テキストで
トーリーが語られることはありません。
それどころか、システム画面を除いて、
文字情報が一切存在しないのです。

NPCとの会話ですら、文章ではなく、
上記のようにグラフィックのみで行われ、
プレイヤーは会話の内容を
想像力を働かせて推測することとなります。

上記に掲載した公式のあらすじも、
作品中で具体的に語られることはなく、
私自身、後になってあらすじを知るまでは
頭の中で全く違った筋を想像して
プレイしていました。

この点、非常に思い切った試みで、
私はとても面白いなぁと思うのですが、
他所のレビューを見てみると、
説明不足で不親切だと感じる方も
ちらほら見受けられました。

"絵"が全てを物語る

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Hyper light drifterは
言葉ではなく絵で物語を語るスタイルを
大切にしています。

良い意味で「雰囲気ゲー」であり、
本作特有の美しいドット絵が、
ジブリ風の世界観と
違和感なくマッチしています。

静謐な音楽もまた美しく、
世界観に浸るという意味では
右に出るもののない作品です。

OPに圧倒!

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これは是非実際に確認して頂きたいのですが、
本作のOPは、その卓抜したドット絵技術を
これでもかと詰め込んだすさまじいものです。

ここでもやはり、
テキストによる説明は一切なく、
物語は想像で理解するほかありませんが、
それにしてもこのグラフィックの凄さには、
思わず私も画面の前で「すげぇ...」と
つぶやいてしまいました。

ゲーム性

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本作のジャンルは、前述したように
探索型の2Dアクションゲームです。

ゼルダに似ているという意見も聞かれますが、
謎解き要素はそれほど強くなく、
アクション性の方に比重を置いた印象でした。

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ゲームの主な流れとしては、
装備や技の強化、回復を行える街を拠点に、
東西南北4つのエリアを
好きな順番で攻略していきます。

それぞれのエリアにはダンジョンが用意され、
ダンジョンを3つクリアすることで、
各エリアのボスと対決が可能となります。

アクション(操作面)

本作の操作は比較的シンプルですが、
素早い操作が必要とされるため、
プレイ時はゲームパッドの使用が
ほぼ必須となります。

ちなみに、私はPS4のコントローラーを
付属のUSBケーブルで
PCと接続してプレイしています。

剣!銃!ダッシュ!

Hyper light drifterの
アクションの基本は剣と銃とダッシュの3つ。

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また、そのどれもが、道中に隠された
パワーアップ素材を消費して
街の各施設で強化することが可能です。

剣はボタン連打で3回まで
連続して繰り出すことが可能。
街の強化施設を利用すれば、
高威力な溜め攻撃や、
ダッシュ斬りなども習得可能です。

銃は、専用のゲージを消費して使用。
ゲージは、敵やオブジェクトを攻撃するたびに
回復することができます。

ゲージの最大量は街で強化できるほか、
ステージをクリアするたび、
ショットガンやレーザーガンなど、
新しいタイプの銃を入手できます。

ダッシュは一定距離を素早く移動するもので、
移動手段としてだけでなく、
敵の攻撃の回避手段にもなっています。

ダッシュも街での強化が可能であり、
連続ダッシュや敵の弾丸を
シールドするダッシュなどが存在しています。

このように、アクションには拡張性があり、
シンプルな操作感ながらも
遊び手を飽きさせない工夫が感じられました。

感想


GOOD

  • 美しいドット絵と神秘的な世界観
  • 高い完成度の2D探索アクション
  • 手に汗握る強力なボスとのバトル

BAD

  • プレイにはゲームパッドが必須
  • ゲームとしての目新しさには欠ける
  • プレイバリューはやや控えめ

アートとしては驚異、ゲームとしては十分。

そのあまりに美しいグラフィックと、
Steamの半額セールが
決め手となって購入した本作。

操作性、アクションの爽快さ、
やり込み要素など、
全ての面が手堅く纏まっており、
大きな不満点こそありませんでしたが、
欲を言うならあと一越え、
OPで感じたあの衝撃を上回る一越えを
ゲーム内容でも感じさせて欲しかった
というのが私の偽らざる本音です。

また、ゲーム内にテキストが登場せず、
プレイヤーの想像力に任せる演出も、
それはそれで素敵なのですが、
あれだけ魅力的な世界観を見せられると、
古代文明の話や巨神兵の話、
主人公や町民のキャラクター性についても
もっとテキストで掘り下げて欲しかった
という気持ちにもなります。

ドット絵表現の底力を味わいたい方に

OPやトレーラーでの期待が大きすぎたために、
ややマイナス面の記述が目立ってしまいましたが、
ゲームとしては十二分に面白く、
クリアまで平均8〜10時間というボリュームも、
お値段を考えれば妥当なものでしょう。

ドット絵に愛着のある方はもちろん、
ジブリ(特にナウシカ)の世界観が好みの方、
単純に面白い2Dアクションゲーをお探しの方に
強くオススメしたい作品でした。

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