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退屈ブレイキング

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小学生でもわかる、孔子の論語の名言20選

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はじめに

こんにちは、DAIMAです。
本日は、中国春秋時代の思想家
孔子の言葉をお送りします。

乱世の春秋時代において、智者として
多くの弟子を集め、広く尊敬された孔子

その言葉を集めた書物論語」は、
忠孝を旨とする儒教思想を基本としつつも、
時代も場所も超えて通用する、
人間の本質を突く鋭さがあります。

今回は、そんな論語の言葉の中から
特に私が心動かされた20の名言を
漢語による原文と簡単な通訳に加え、
ちょっとした解説もつけてご紹介します。

それでは、お楽しみください。

論語の名言集

子曰、學而時習之、不亦説乎、
有朋自遠方来、不亦樂乎、
人不知而不慍、不亦君子乎、

(出典:学而第一1)

書き下し文

子曰く、学びて時に之(これ)を習ふ。
亦(また)説(よろこ)ばしからずや。
朋(とも)有り、遠方より来たる。亦楽しからずや。
人知らずして慍(うら)みず、亦君子ならずや

通訳

孔子は言った。
物事を学んで、後になって復習する。
なんて悦ばしい事だろう。
遠くから友達が自分に合いに訪ねてくる。
なんて嬉しい事だろう。
他人が自分をわかってくれないからって
恨みに思う事なんてまるでない。
それでこそ君子というものだ。

解説

論語の中でも特に有名な一節。
中学校の授業で習った記憶がある方も
少なくないと思います。

勉強は強制されると嫌なものですが、
本来は、自分の成長を実感できる
楽しいもののはずです。
この姿勢は、大人になってからも
大事にしていきたいものですね。


子曰、巧言令色、鲜矣仁、

(出典:学而第一3)

書き下し文

子曰く、巧言令色、鮮(すく)なし仁。

通訳

孔子は言った。口先が上手で
顔つきをころころ変える人間が、
仁者であることはめったにない。


解説

仁者とは、思いやりのある人の事。
口が巧くて世渡り上手の人間に限って
案外中身が薄っぺらいものだという教訓です。

この一節は、学而と陽貨に
全く同じものが登場しています。
孔子にとってよほど重要な
教えだったのでしょうね。


子曰、不患人之不己知、患己不知也

出典:学而第一16

書き下し文

子曰く、人の己を知らざるを患(うれ)えず、
人を知らざるを患うるなり。

通訳

孔子は言った。
他人が自分を分かってくれない事よりも、
自分が他者の価値を知らない事の方が問題だ。

解説

他人が自分を理解してくれないという悩みは
人なら誰しもが一度は持つものですが、
孔子はそんなことに悩む暇があるなら
まずは自分を知れと説きます。


子曰、君子周而不比、小人比而不周

出典:為政第二14

書き下し文

子曰く、君子は周して比せず。小人は比して周せず。

通訳

孔子は言った。
君子は誰とでも分け隔てなくつき合うが、
つまらない人物は限られた狭い関りしか
もつことができないものだ。

解説

君子とは、徳がある
立派な人物の事を指します。

徳のある人の周りには
自然と人が集まってくるものですね。


子曰、攻乎異端、斯害也己矣

出典:為政第二16

書き下し文

子曰く、異端を攻(おさ)むるは斯(こ)れ害あるのみ。

通訳

孔子は言った。
自分と異なる考えを持つ人を
攻撃しても、害があるばかりだ

解説

自分と違う意見を持つ人こそ
自分を成長させてくれる存在です。


子曰、人之過也、
各於其黨。觀過斯知仁矣。

出典:里仁第四7

書き下し文

子曰く、人の過ちや、
各々其(そ)の党に於(お)いてす。
過ちを観みて斯(ここ)に仁を知る。

通訳

孔子は言った。
人の過ちにはそれぞれ癖がある。
過ちを見れば、その人が
どういうタイプかが分かる

解説

この言葉には思わず頷いてしまいました。
古代中国でも現代日本でも、
人の本質が出るポイントは
変わらないのですね。

ちなみに私はせっかちで、
よく人の言葉を早とちりして
失敗します(笑)


子曰、朝聞道、夕死可矣

出典:里仁第四8

書き下し文

子曰く、朝(あした)に道を聞かば、
夕(ゆうべ)に死すとも可なり

通訳

孔子は言った。
もし朝に真実の道を知ることができたならば、
その日の夜に死んでしまってもかまわない。

解説

養老武氏のバカの壁にも引用された言葉。
孔子の真理に対するひたむきさが表れています。

真理の探究者という面では、
孔子ソクラテスにも似ていますね。


子曰、君子喩於義、小人喩於利、

出典:里仁第四16

書き下し文

子曰く、君子は義に喩(さと)り、
小人は利に喩る。

通訳

孔子は言った。
よくできた人物は何をなすべきかを考え、
つまらない人物は何をすれば得かを考える

解説

自分の身を正してくれる言葉その①。
日常の忙しさにかまけていると
ついつい目先の利益を追ってしまいがちです。


子曰、知之者不如好之者、
好之者不如樂之者

出典:雍也第六20

書き下し文

子曰く、これを知る者は
これを好む者に如(し)かず。
これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。

通訳

孔子は言った。
ある事に知識のある人であっても、
その事を好む人には及ばない。
また、その事を好む人であっても
その事を楽しむ人には及ばない。

解説

「好きこそものの上手なれ」ですね。
スポーツであれゲームであれ、
心から楽しんでやってる人には誰も敵いません。


子曰、飯疏食飮水、
曲肱而枕之、樂亦在其中矣、
不義而富且貴、於我如浮雲

出典:述而第七15

書き下し文

子曰く、疏食(そし)を飯(くら)い、水を飲み、
肱(ひじ)を曲げて之を枕とす。
楽しみ亦た其の中(うち)に在り。
不義にして富み且(か)つ貴(たっと)きは、
我に於(おい)て浮雲(ふうん)の如し。

通訳

孔子は言った。
粗末な食事と水を飲み、肘を枕にして寝る。
そのような生活の中にも楽しみはある。
自分がなすべきでない事を行って
財産や地位を得たとしても
それは浮雲の様にはかないことに思える。

解説

いかにも聖者らしい孔子の言葉です。
本当の幸せとは何か?
人類の永遠の悩みですね。


曾子曰、以能問於不能、
以多問於寡、有若無、實若虚、犯而不校。
昔者吾友、嘗從事於斯矣。

出典:秦伯第八5

書き下し文

曽子曰く、能を以(もっ)て不能に問い、
多きを以て寡(すくなき)に問い、
有れども無きが若(ごと)く、
実(み)つれども虚しきが若く、
犯されて校(むく)いず。
昔者(むかし)、吾が友嘗(かつ)て斯(ここ)に従事せり。

通訳

曽子は言った。
能力がありながら傲慢にならず
能の無いように見える者からも問い、
知識があっても無いように振る舞い、
功績があっても無いように振る舞い、
無法を言いかけられても相手にせず争わない。
昔、私にはそういう友だちがいた。

解説

曽子は孔子のお弟子さんです。
謙虚さの大切さを説いています。

ここで挙げられている友だちとは
孔子の最も優秀な弟子であった
顔回のことだと言われています。

孔子は優秀な顔回を溺愛していたようで、
顔回が病に侵され若くして亡くなった際は、
「天が私を滅ぼした」と言って嘆いたそうです。


子曰、狂而不直、
侗而不愿、悾悾而不信、吾不知之矣

出典:秦伯第八16

書き下し文

子曰く、狂にして直(ちょく)からず、
侗(とう)にして愿(げん)ならず、
悾悾(こうこう)として信ならず、
吾れは之を知らざるなり。

通訳

孔子は言った。
気性が激しいくせにまっすぐではなく、
無邪気でありながら純真さがなく、
素朴そうに見えて言葉に表裏がある。
こういう人間はどうしようもない。

解説

自分の身を正してくれる言葉その➁。
このようなタイプに当てはまらないよう、
日頃から言動には気をつけたいものですね。


子曰、後生可畏也、焉知來者之不如今也、
四十五十而無聞焉、斯亦不足畏也已。

出典:子罕第九23

書き下し文

子曰く、後生(こうせい)畏(おそ)る可(べ)し、
焉(いずく)んぞ来者(らいしゃ)の今に
如(し)かざるを知らんや。
四十五十にして聞(きこ)ゆること無くんば、
斯れ亦た畏るるに足らざるのみ。

通訳

孔子は言った。
若い人たちは恐るべき存在だ。
これからだという人材が今の我々に
及ばないとどうして言えるだろうか?
だが、四十、五十歳にもなって
世間にその名が聞かれないようでは
これはもう恐れるに足りない。

解説

孔子が若者を評価していたことが
分かる一節。

ただ、後半の言葉はかなり恐いです。
もし自分がなにも成し遂げられないまま
四十、五十代になってしまったら…
考えるだけでもゾッとします。


子曰、三軍可奪帥也、
匹夫不可奪志也、

出典:子罕第九26

書き下し文

子曰く、三軍も帥(すい)を奪う可(べ)きなり。
匹夫(ひっぷ)も志を奪う可からざるなりと。

通訳

孔子は言った。
三軍ほどの大軍であっても
その大将を奪うことは出来る。
だが、たった一人の人間であっても
その志を奪うことは出来ない。

解説

これも有名な言葉ですね。
人間の持つ意思の力を
力強い例えで表しています。


子曰、歳寒、
然後知松柏之後彫也、

出典:子罕第九29

書き下し文

子曰く、歳(とし)寒くして、
然(しか)る後に松柏(しょうはく)の
彫(しぼ)むに後るるを知るなり。

通訳

孔子は言った。
寒い季節になって初めて
松や柏が散らずに残ることがわかる。
同じように、危機になってはじめて
誰が真に力を持っているかがわかる。

解説

風流な表現が光る名言。
確かに、危機的な状況であるほど、
出来る人とそうでない人の差は
はっきり表に出ますね。


子曰、君子成人之美、
不成人之悪、小人反是、

出典:顔淵第十二16

書き下し文

子曰く、君子は人の美を成し、
人の悪を成さず、小人は是(これ)に反す

通訳

孔子は言った。
君子は他人の良いところを見つけて
導き成就させ、欠点や失敗については
それを戒めて抑えようとするが、
つまらない人間はその逆をする

解説

自分の身を正してくれる言葉その➂。
他人の長所を素直に褒めるのは、
案外難しい事だったりします。

ケチなプライドなんて捨てた方が
よっぽど身になるということでしょうか。


子曰、君子和而不同、
小人同而不和

出典:子路第十三23

書き下し文

子曰く、君子は和して同せず、
小人は同して和せず。

通訳

孔子は言った。
君子は他者と調和し上手くやっていくが、
決して他者に引きずられたり流されたりしない。
つまらない人は、他者に振り回されたり
こびへつらったりするが、
決して他者と調和しようとはしない。

解説

友だちは多い方がいいと言うけれど、
烏合の衆の集まりに意味はありません。

お互いを成長させるような
友情関係を大事にしたいものですね。


子曰、郷原徳之賊也、

出典:陽貨第十七13

書き下し文

子曰く、郷原(きょうげん)は徳の賊(ぞく)なり

通訳

孔子は言った。
誰からも善人とされるような人間は
徳を害する賊である。

解説

一見矛盾しているように
聞こえるこちらの言葉。

自分の信念に従って生きていれば
どうしても敵は増えてしまいます。
すなわち、誰からも良く言われるような人は
所詮八方美人でしかないという事ですね。


子夏曰、小人之過也必文

出典:子張第十九8

書き下し文

子夏曰く、小人の過(あやま)つや、必ず文(かざ)る。

通訳

子夏は言った。
つまらない人が失敗をすると、
かならずあれこれ言い訳をするものである。

解説

自分の身を正してくれる言葉その④。
孔子のお弟子さんである子夏の言葉です。

確かに、心にやましいところがなければ
自分の行いに言い訳なんて必要ないですよね。


孔子曰、不知命、無以爲君子也、
不知禮、無以立也、
不知言、無以知人也。

出典:堯日第二十5

書き下し文

孔子曰く、命(めい)を知らざれば、
以(もっ)て君子と為す無きなり。
礼を知らざれば、以て立つ無きなり。
言(げん)を知らざれば、以て人を知る無きなり。

通訳

孔子は言った。
為すべき事を知らなければ君子たる資格がない。
礼を知らなければ、世に立つことすら出来ない。
言葉を知らなければ、人間を知ることが出来ない。

解説

最後を飾るのはこちらの言葉です。
孔子の考える、3つの必要な事柄を説いています。

これらは全て、
現代を生きる上でも大切な事ばかり。
日ごろから胸にとどめておきたい格言ですね。


おわりに

論語の20の言葉、いかがでしたでしょうか。

2500年という時間を経て読まれ続けるのには
必ずそれだけの理由があるはずです。

事実、礼と仁を重んじる孔子の考えは、
円滑な人間関係を築く上でとても役立ちます。

今回ご紹介したのはほんの一部であり、
論語にはまだまだ素晴らしい言葉が
たくさん残されています。

最後に、孔子の思想に
ご興味を持った方向けに
おすすめの書籍をご紹介しますので、
よろしければもう少しおつきあいください。


超訳 論語 安冨歩

超訳 論語

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ディスカバー発行の超訳シリーズの一冊。

私が論語の面白さを知る契機となった本であり、
超訳の名の通り、論語に出てくる語句を、
独自の解釈を加えて大胆に邦訳しています。

注意点として、
一般的な訳と比べてアレンジ色が強く、
(そこが魅力と名ってもいるわけですが)
この本だけを読んで論語
分かったつもりになるのは危険です。

巻末に乗っている原文や、
他の一般的な訳と比べ読みをして、
しっかりとした理解を深めることを
おすすめします。

論語 金谷 治 著

論語 (岩波文庫 青202-1)

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