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退屈ブレイキング

マンガ、ゲームとiPad Pro関連を中心に、世の中にある素敵なものをじっくりねっとり伝えるブログ。

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生粋の映画好きがおすすめする、至高の名作映画10選

映画

お久しぶりです。DAIMAです。
子供の頃から映画には目がない私ですが、
今回は今までに観てきた映画の中でも、
心をワシ掴みにされた最高の名作映画
10本に厳選してご紹介します。

ジャンルも年代も国もバラバラで、
アカデミー受賞作など、知名度の高い作品が多めですが、
どれも自信を持っておすすめできる素晴らしい作品ばかりです。

それでは、お楽しみください。

※記事の内容には、映画の内容に触れる箇所が含まれています。閲覧の際は、その点をご了承ください。


セッション

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映画『セッション』本予告 - YouTube

現在上映中の「ラ・ラ・ランド」の監督でもある
デミアン・チャゼル監督の出世作となった作品。
アメリカで最高の音楽学校、シェイファー音楽学校で、
偉大なジャズドラマーを目指すニーマンを主人公に
鬼教師フレッチャーとの交流を描くスポ根音楽映画。
第87回アカデミー賞5部門にノミネートし、内三部門を受賞。

鬼教師フレッチャーの狂気

映画やドラマに登場する鬼教師と言うと、
表面上は厳しくても、本心は生徒思いであって、
生徒とぶつかり合うことでお互いを理解していく...
というのがよくあるパターンです。

ですが、本作の鬼教師フレッチャー先生だけは例外です。
自分の指揮するバンドに対しては一切の妥協を許さず、
気に入らないことがあれば奏者に対して暴力をふるい、
相手を自殺に追い込むようなパワハラも平気でやる人間です。

そんなフレッチャーをJ・K・シモンズが熱演。
ニーマン役のマイルズ・テラーも、文字どおり
血のにじむ特訓で身につけた激しいドラムさばきを
スクリーン上でこれでもかと見せつけてくれます。

ラストの超展開の連続に唖然

終盤に至るまでの
フレッチャー先生の暴れっぷりも最高ですが、
この映画の名声を決定付けたのは、
終盤に訪れるどんでん返しの連続にあります。

次々に訪れる予想外すぎる展開に
私は鑑賞しながら思わず「マジかよ...」と
呟いてしまったほどです。

特に、伝説とも言えるラスト9分19秒は必見。
息をすることも忘れるような緊迫感と
圧倒的な高揚感が伝わる、
私が今まで見てきた中でも最高の9分間でした。

血が滾る映画をお求めの方に

20歳を超えて、映画でここまで
興奮させられたのはこれが初めてでした。
そのくらい、本当に衝撃的な映画です。

決して気軽に観られる映画ではありませんが、
鑑賞後しばらく鳥肌がおさまらなくなる迫力があります。
特に音楽好き、ジャズ好きなら間違いなくおすすめですよ。


ナイトクローラー

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映画『ナイトクローラー』予告編 - YouTube

窃盗などで日銭を稼ぐルイス(ジェイク・ギレンホール)が、
一獲千金を目論んで
事故現場専門のパパラッチ(ナイトクローラー)になり、
手段を選ばずのし上がっていく姿を描いた犯罪スリラー映画。

監督は「リアル・スティール」のダン・ギルロイ

金のためなら道徳心は不要か?

主人公ルイスは、稼ぐためなら手段を問わない人間です。
初めのうちは小型のビデオカメラで現場を撮影していたものの、
映像の質によってテレビ局がつける値段が変わることを学ぶと、
より高額な車や機材を購入して
本格的なパパラッチ活動を開始します。

ルイスの撮影活動は次第にエスカレートし
より高値で売れる映像を撮影するために
事故現場の改ざんを行ったり、
殺人犯をあえて通報せずに泳がせておいて、
さらなるスクープのネタにしようとするなど、
明らかに倫理に反した行動を行うようになっていきます。

精密に描写されるパパラッチの世界

本作では、アメリカに実在する
ナイトクローラーたちの仕事のノウハウ
非常にリアルに描かれています。
(ルイスほど見境のないパパラッチは
珍しいと思いますが)

いち早く事件現場に到着するため、
警察の無線を傍受したり、
パパラッチ同士でチームを組んで、
仲間内でスクープを独占したりと、
映画の中で描写されるテクニックの数々は
絵空事ではない生々しさがあります。

他人の不幸でお金を稼ぐのは
心情的にあまり同意できませんが、
このようなノウハウを見ていると、
結局最後に儲けるのは、どの世界でも
手際のいいやつだけなんだなぁと
妙に納得させられました。

外道となったルイスの運命は...

題材が題材なだけあり、
後味の良い映画ではありませんが、
現代社会の病理や、お金の本質に迫るような
強烈なアリティを感じる作品でした。

因果応報という言葉がある通り、
私たちの多くは、幼い頃から
悪いことをすればわが身に返ってくると教えられます。

果たしてルイスにも相応の罰が下るのか?
その結末はぜひ映画を見て
確かめていただきたいと思います。


インセプション

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映画『インセプション』予告編 - YouTube

夢の中に入り込んで、重要な情報を盗み出す
「引き出し人」であるドム(レオナルド・ディカプリオ)
を主人公とするSFアクション映画。

監督は、「メメント」「ダークナイトシリーズ」の
クリストファーノーラン。アカデミー賞において
6部門にノミネートし、うち4部門で受賞しています。

斬新すぎる映像演出の数々

渡辺謙が重要な役で出演しており、
日本でも大いに話題となった本作。

私がこの作品に惹かれた理由は、
夢の世界に入り込むスパイという設定の面白さと。
夢の中という設定を活かしたトリックの巧妙さです。

夢の世界には様々なルールがあり、
ドムたちは、このルールに従って
ミッション達成のための緻密な計画を練ります。

映画の内容はやや難解であり、
例えばある人の夢の中で別の人が夢を見て、
さらにその人の夢の中でまた別の人が夢を...
といった具合に、マトリョーシカのような
夢の入れ子構造を利用したトリックや、
夢から醒めるためのキックの定義など
初見では理解が追いつかない部分もありましたが、
そのぶんトリックのタネがわかると
なるほどと感心せずにはいられませんでした。

また、夢の深い回想で死亡してしまうと
意識が現実世界に戻れなくなるなど、
作品のスリルを高める設定が巧みに練られており、
観客を最後までハラハラさせる工夫が
随所に凝らされています。

劇中に貼られた伏線も見事で、
時間の限られた映画作品で、
よくここまで複雑な内容を
まとめ上げたものだと感心しました。

革新的な映像表現の数々

本作には夢の中という設定を活かした
ダイナミックな映像表現が沢山盛り込まれています。

例えば、永遠に登り続ける階段で有名な
ペンローズの階段を三次元で再現したり、
都会の景色をサイコロのように折りたたんだりと
次々と繰り広げられる斬新な映像表現に、
マトリックスを初めて観たときのような
ワクワクした気持ちを感じさせられました。

頭を使って観るパズルのような作品

緻密な夢の中のルールについて理解しないと、
話についていけなくなる難点こそありますが、
その分奥が深く、考察のしがいのある作品です。

構成に工夫がある作品や、
斬新な映像表現を楽しみたい方にオススメ。
もちろん、ディカプリオのファンにもオススメです。


グッド・ウィル・ハンティング

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グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち - 予告編 - YouTube

天才的な頭脳をもちながら、
幼少時のトラウマに苦しむ青年ウィルと、
心理学者ショーンの交流を描いた作品。
当時は無名だったマッドデイモンが
脚本を執筆しています。
監督はガス・ヴァン・サント
第70回アカデミー賞にて9部門にノミネートし、
うち2部門を受賞しました。

テーマはトラウマと友情

本作の主人公ウィルは、度々傷害事件を起こす問題児で、
正規の数学教育をほとんど受けていないにもかかわらず、
MITの学生でも解けないような難問を
たやすく解いてしまうような天才的な能力をもっていました。

その能力に目をつけたMITのランボー教授は、
再び傷害事件を起こし起訴されたウィルに対し、
カウンセリングを受けることを条件に保釈を申し出ます。

しかし、何人ものカウンセラーがウィルの抵抗に遭って
さじを投げてしまい、ランボーは最後の手段として、
仲違いをしていた同窓の心理学者ショーンに
ウィルのカウンセリングを依頼する...
というのが本作の導入です。

ロビンウィリアムズ演じるショーンは、
穏やかで優れた心理学者ではありますが、
ウィルと同じく、ある事件を理由に
心に深い傷を抱えた人物です。

はじめのうちはウィルが反発し、
カウンセリングもうまくいきませんでしたが、
ショーンが粘り強くカウンセリングを続けるうち、
次第にお互いの距離を縮めていきます。

果たしてショーンはウィルの心を開かせることができるのか、
また、ショーンの抱えるトラウマの正体は何なのか、
というのが本作の見どころです。

人間の温かさを感じる、泣ける名作映画

とにかく脚本の秀逸さが光る名作。
マッドデイモン、ベンアフレック、ロビンウィリアムズなどの
人間臭さのある演技も非常に魅力的です。

心温まるヒューマンドラマをお探しの方や、
辛いトラウマに悩まされる主人公に共感できる方に
是非オススメしたい作品です。

グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち [Blu-ray]

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ウォッチメン

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ウォッチメン - Trailer - YouTube

冷戦時代のアメリカを舞台に、
ヒーロー集団ウォッチメンの一員
ロールシャッハを主人公として、
ウォッチメンを巡る巨大な陰謀を描く
サスペンス系ヒーロー映画です。

原作はアラン・ムーアの伝説的コミック「ウォッチメン」。
本作はその原作を元に、「300」や「ドーン・オブ・ザ・デッド」の
ザック・スナイダー監督が映像化した作品です。

過激でダウナーなリアル路線のヒーロー映画

この映画について語る前に、原作について軽くご紹介します。

原作コミックのウォッチメンが描かれたのは、
冷戦真っ只中の1980年代。
ウォッチメンに登場するヒーロー達は、
政治的な暗殺や戦争行為など、汚れ仕事も行う
政府の秘密組織のように描かれており、
純粋な正義の味方であるスーパーマンなどの
従来のヒーロー像とは全く異なるものでした。

その世界観はダークで徹底的な現実路線。
ベトナム戦争ケネディ大統領など、
当時のアメリカの世相を象徴するワードが頻繁に登場し、
映画版ウォッチメンもその設定を
全面的に受け継いでいます。

印象的な音楽と映像表現の数々

youtu.be

私が最初に度肝を抜かれたのが、
スローモーションを駆使して表現された
本作のオープニング映像でした。

ボブディランの「The Times They Are A Changin」をバックに、
初代ウォッチメンから現在のウォッチメンに至るまでを、
メリハリの効いた映像で映し出しています。
これがまさに痺れるような格好よさであり、
同時に原作愛も感じさせる出来栄えだったのです

また、劇中での音楽の使い方も絶妙であり、
Nenaの「99 Red Balloons」や
Simon & Garfunkelの「Sound of Silence」など、
往年の名曲の数々が本作に彩りを添えています。

人を選ぶが強烈な魅力のある作品

暗く、ハードな世界観であり、
さらに中盤でやや中だるみする箇所もあって、
決して万人ウケする映画ではありません。

ですが、ストーリーの奥深さ、面白さは
原作譲りであり、印象的な映像表現や、
ダークでスタイリッシュな世界観など
この映画にしかない魅力があるのも事実です。

ダークな世界観を楽しみたい方や
ダークヒーローものが好きな方にはおすすめです。

ウォッチメン [Blu-ray]

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きっとうまくいく

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インドの名門工科大学を舞台にしたコメディ映画。
監督はラージクマール・ヒラーニ。
インドアカデミー賞では史上最多の16部門を受賞しています。

一見風変わりなポスターに惹かれて鑑賞したこちらの作品。
インドが映画製作が盛んな国であることは知っていましたが、
実際にインド映画を観たのは本作が初めてでした。

テンポの良い笑いの中に社会問題を織り込んだ傑作コメディ

本作の主人公は、奔放な秀才のランチョー、おっとりしたファラン
気弱で成績は下のラージューの三人組。

映画は、彼らの工科大学時代を描く過去編と
長らく音信不通となっていたランチョーに、
社会人となったファランとラージューが再開しに行く
現在編が交互に展開する進行となっています。

工科大学時代の過去編では、
ランチョー、ファラン、ラージューの三人組が
親の期待や競争社会のプレッシャーに苦悩しつつも
学生生活を送る姿がユーモアたっぷりに描かれます。

厳格な競争主義者であるヴァイラス学長や
サイレンサー(すかしっ屁)があだ名の嫌味なチャトルなど
脇を固めるキャラクターも大変魅力的。
また、ランチョーと学長の娘ピアとのラブストーリーも
ロマンチックで見応えがあります。

過去編の10年後が舞台の現在編では、
過去編を思い出話として回想しながら
長らく行方不明だったランチョーに
二人が再開しに向かいます。

この過去と現代を交互に進める構成が見事で、
あれほど優秀だったランチョーがなぜ
消息不明となっていたのか、
今どこでなにをしているのかなど、
否応無く興味が掻き立てられます。

社会問題へのメッセージも

基本的には気軽に楽しく観られる作品なのですが、
学歴社会インドの世相を反映してか、
競争社会や格差社会についてなど、
今の日本にも通じる社会問題への
強烈なメッセージも内包されています。

中でも、作品中に登場するある学生の、
競争社会のプレッシャーに押しつぶされた末の
結末は中々に衝撃的でした...

本作が世界中で高い支持を得たのも、
こうした負の部分にも目を向けて
作品の中にうまく取り入れたからこそだと思います。

爽やかな余韻がある、万人におすすめの上質エンタメ映画

思い切り笑えるコメディとしても、
ランチョーの謎を追うコメディとしても、
恋愛や友情を描く人情ものとしても楽しめる傑作映画。
特に、ラストシーンの爽快感と幸福感は突出したもので、
本作を締めくくるにふさわしいカットに仕上がっています。

私にとって、インド映画の底力を思い知らされ、
また他のインド映画への興味も沸き起こさせる作品でした。

上映時間171分と長めですので、
休日にゆったりとリラックスして観ることをおすすめします。


キッズリターン

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キッズ・リターン - 劇場予告編 (Takeshi Kitano) - YouTube

マサルとシンジという二人の若者が、
ボクシングとやくざの世界で
それぞれ夢のために奮闘する姿を描く青春映画。
1996年のカンヌ国際映画祭にも出展され、
淀川長治からも絶賛された
北野監督の6作目となる映画作品です。

北野武監督は、「芸能人が二足のわらじで作る映画なんて、
どうせ大したものじゃないんだろ」という私の偏見を
見事に打ち壊してくれた、日本が誇る映画監督であり、
その日本人ならではの情緒ある表現力は、
本作においてもいかんなく発揮されています。

映画のあらすじは、高校をサボり小遣い稼ぎに
カツアゲをする日々を送っていたマサルとシンジが、
ある日仕返しに雇われたプロボクサーに
叩きのめされたことをきっかけに、
ボクシングジムの門を叩く、というもの。

ここまでならよくある青春スポコン映画の筋書きですが、
私が本作に心を動かされた理由は、
映画に流れる北野監督ならではのシビアな人生観と、
生きることへの温かなエールが伝わってきたからでした。

あまりにもリアルすぎる挫折と葛藤

弟分だったはずのシンジに才能の差を見せつけられ、
あっさりとボクシングから身を引きやくざの世界へはまりこむマサル。
シンジはシンジでボクサーとしての才能に目覚めるものの、
若手の芽を潰す事に長けた老獪なボクサー、ハヤシにつけこまれ、
堕落の味を覚えこまされます。

また、脇役たちの存在感も見事で、
特に真面目でおとなしい好青年のヒロシと、
マサルとシンジに才能がないと冷やかされていた
漫才コンビの二人の末路には、
「人生何が起きるかわからないもんだよ」という
監督からのメッセージが込められているように感じました。

トレーナー監修の元、過酷なトレーニングを積んで
撮られたというボクシングシーンも迫力満点。
ボクシング好きの北野監督が撮っただけあり、
大仰な演出こそないものの、
淡々とした試合風景の中に
引き込まれるような緊迫感があります。

音楽は北野映画ではおなじみの久石譲氏が担当。
氏の持つ神秘的な音楽性と、
本作のどこか切ない雰囲気が絶妙にマッチしており、
作品に花を添えています

ラストのあのやりとりは必見

また、「キッズ・リターン」を語る上で、
あの有名なラストシーンを外すことはできません。
あえて詳細は書きませんが、空虚さと爽やかさ、
そして微かな希望が混ざり合った、
何度見ても胸が締め付けられる余韻のあるラストです。

そんなラストシーンでマサルとシンジがかわした
「マーちゃん、俺達もう終わっちゃったのかなぁ?」
「バカヤロウ まだ始まっちゃいねぇよ」の有名なやりとりは、
映画史に残る名会話ではないでしょうか。

キタノ映画入門編としてもおすすめ

青春スポーツものであり、同監督の他作品に比べて暴力描写も少なめ。
同監督作品では、「あの夏、いちばん静かな海」や「ソナチネ」もおすすめですが、
今回は中でも一番多くの方に親しみやすい本作をセレクトしました。


ラスト・エンペラー

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映画「ラストエンペラー」日本版劇場予告 - YouTube

中国の清朝最後の皇帝「溥儀」の生涯を描いた歴史大作。
イタリア、中国、イギリスの三国による共同制作映画です。
1987年度のアカデミー賞において、
9部門(作品賞、監督賞、撮影賞、脚色賞、
編集賞、録音賞、衣裳デザイン賞、美術賞、作曲賞)を受賞。
これは、1958年の「恋のてほどき」以来の快挙だそうです。

印象深い名シーンが目白押し

私がこの映画を初めて見たのは、12歳くらいの頃、
海外旅行が好きで中国にもしばしば訪れていた父と一緒に
テレビで放映されていたものを観たのが初めてでした。

その頃は溥儀や満州についてよく知らず、
おおまかにしか話を理解できなかったものの、
子供時代の溥儀が従者とカーテン越しに遊ぶシーンや、
塀によじ登って城の外を眺めるシーン、
溥儀が外に出ようとして門を閉ざされるシーン、
ソ連軍が落下傘で降りてくる絶望的なシーン、
そしてラストの玉座とコオロギのシーンなど、
本作の印象深いシーンの数々は
私の心にずっと残り続けていました。

20代になって改めてこの映画を鑑賞しましたが、
そこで改めて、本作の舞台や音楽といった
演出面の素晴らしさと、ラストシーンの
巧みな鮮やかさに気付かされました。

舞台となる紫禁城から衣装の数々に至るまで
その全てが壮大で豪華。もはや30年前の映画ですが、
今見ても決して色褪せない迫力があります。

坂本龍一氏も参加した音楽は非常に重厚で、
映画の世界観に完全に調和しています。
特にメインテーマは白眉であり、
本作の持つ壮大さ、静謐さが存分に表現されています。

映画史に残る美しいラストシーン

そして、何度見ても胸にしみるラストシーンの秀逸さ。
かつては選ばれた人間しか入場できなかった紫禁城
今では多くの観光客が訪れ賑わって居る様子に
過ぎ去っていく時代の流れを感じるとともに、
最後まで時代に振り回された溥儀の人生に
思いを馳せずにはいられなくなる名場面でした。

私も以前、観光で紫禁城(現 故宮博物院)を訪れたことがありますが、
広大な城内に足を踏み入れた途端に映画の情景が思い出され、
あの途方もなく広い城のどこか片隅に、
今も老人溥儀が居るような気がしてなりませんでした。

歴史映画好きなら必見

エンターテイメントとして一級でありながら、
溥儀に関わりの深い日本に住む人間として
歴史の一端を知る上でも非常に有意義な作品。
歴史好き、なかでも近現代の
アジア史に興味のある方には絶対おすすめです。


アマデウス

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Amadeus - Trailer - YouTube

大音楽家モーツァルトの生涯を、
同時代の音楽家サリエリの視点から描いた作品。
第57回アカデミー賞にて、
作品賞を始めとした8部門を受賞しています。
監督は、「カッコーの巣の上で」のミロス・フォアマン

豪華絢爛極まる演出にただただ圧倒

この映画の見所のひとつが、
アカデミー賞も受賞した衣装や演出の素晴らしさです。
衣装は18世紀の流行が忠実に再現され、
劇中のオペラのシーンは、原作が
ブロードウェイの舞台作品であったこともあり、
まるで自分が当時の観客になったような
錯覚に陥るほどの高い完成度を誇っています。

作品のテーマ上もっとも重要な音楽面では、
イギリスを代表する名指揮者、ネビル・マリナーが指揮を担当。
魔笛」「レクイエム」「ピアノ協奏曲第20番」などの
モーツァルトの名曲を鮮やかに蘇らせています。
また、同じくネビル・マリナーが指揮を務めた
本作のサウンドトラックは、映画のサントラとして
異例のベストセラーを納めています。

また、俳優陣の演技力も超一級であり、
特に、モーツァルト役のトム・ハルスの
エキセントリックで茶目っ気ある演技と
サリエリ役 F・マーリー・エイブラハムの
ネガティブな感情がにじみ出るような
鬼気迫る名演は必見です。

天才と、天才に嫉妬した秀才の悲劇

モーツァルトを主役した伝記映画である本作ですが、
本作が映画史に残る名作たり得たのは
モーツァルトサリエリを通して描かれる
人間ドラマが秀逸だったからだと私は感じました。

神に愛された神童モーツァルトと、
モーツァルトの才能を
理解するだけの才能は与えられたサリエリ

モーツァルトの才能に嫉妬し、
自分を選ばなかった神を責めるサリエリに、
同じように挫折と嫉妬に苦しんできた
自分の姿を重ねずにはいられませんでした。

対するモーツァルトも決して幸福なわけではなく
自分勝手な性格が災いして音楽界で干されたり、
過度の浪費グセのせいで、妻コンスタンツェとの生活も
貧乏のどん底に苦しむようになります。

映画の終盤、サリエリ
自分を選ばなかった神に復讐するため
ある計画を実行します。その内容と顛末は、
ぜひとも映画を観て確認していただきたいです。

そして、映画の最後の最後、
「ピアノ協奏曲第20番」をバックに
老いたサリエリが独白するシーンは
今思い出すだけでも鳥肌が立つような美しさ。
この超大作を締めくくるにふさわしいラストでした。

ゆったりと大画面で楽しみたい名作映画

18世紀人モーツァルトを主人公としていますが、
クラシック音楽や歴史について深い知識がなくとも
問題なく楽しめるエンターテイメント大作です。

構成、演出、演技力のどれをとっても一級品。
その魅力を十分に味わうため、
視聴の際は大画面での視聴をおすすめします。


ショーシャンクの空に

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THE SHAWSHANK REDEMPTION - Trailer ( 1994 ) - YouTube

無実の罪でショーシャンク州立刑務所に収監された
アンディ・デュフレーンを主人公に、
希望や自由の尊さを描くヒューマン・ドラマ。
「グリーン・マイル」「ミスト」でも有名な
フランク・ダラボン監督作品。
第67回アカデミー賞にて7部門にノミネートされました

定番だけど外せない一作

おすすめの名作映画特集などでは
きまって上位に入ってくるこの作品。
私も大好きで、今までに少なくとも3回は観ています。

まず原作小説からして面白い

「ショーシャンク〜」の原作は、
スティーブン・キングの中編小説
刑務所のリタ・ヘイワース」。

この「リタ・ヘイワース」も、
小説作品としてまぎれもない傑作なのですが、
映画ではその優れたストーリーをもとに、
フランク・ダラボン監督ならではの
ドラマチックな演出と、
ティム・ロビンスモーガン・フリーマンを始めとする
演技派俳優の公演が組み合わさったことで
一味違った魅力を持つ作品に生まれ変わったのです。

不屈の男アンディの魅力

この映画の魅力は、
ストーリーの巧みさだけでなく、
主人公アンディの存在に依るところも
大きいと思います。

アンディは元銀行員で頭が良く、
凶悪な囚人ボッグズによるリンチを受けても
決して屈することなく自分の誇りを
守り通すことのできるタフガイです。

それでいて、自分を目の敵にする所長に対して激昂したり、
懲罰を受けるとわかっていながら、囚人たちに
自由な気分をおすそ分けするために
無断で「フィガロの結婚」を流したりと
人間的な魅力にもあふれていて、
自分もこんな人間になりたい、
と思わせてくれる理想的な主人公なのです。

また、刑務所でアンディと友人になるレッドや、
釈放されたくなくて問題を起こす老囚人ブルックス
見た目はチャラいが根は誠実な若者トミー、
囚人を利用して懐を肥やす悪徳所長ノートンなど、
脇役たちも一人一人に血が通っています。

ドラマチックな作品が好みな人におすすめ

最初から最後までハラハラしながら楽しめる作品。
舞台が刑務所ということもあり
暴力描写はやや多めですが、
脱獄モノやサスペンスが好きなら
見逃す手はない作品です。


おわりに

至高の名作映画10選、いかがだったでしょうか。
いい映画を見ると、生きる活力がわいてきますね。
2017年も、良い映画に恵まれることを期待したいです。

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