退屈ブレイキング

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良心が痛む、Undertaleのジェノサイドルートをプレイレビュー

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はじめに

www.taikutsu-breaking.com

以前、当ブログでもご紹介させていただいた
カルト的人気を誇るインディーRPGUndertale

Undertaleはマルチエンディングを採用しており、
ゲーム内でプレイヤーがとった行動に応じて
ノーマルルート(Neutral Route)
トゥルールート(True Pacifist Route)
ジェノサイドルート(Genocide Route)
の3種のエンディングが用意されています。

この記事では、その中でも
最も難易度が高くショッキング
ジェノサイドルートの内容を、
他のルートととの違いと、
プレイ後の感想を中心にご紹介します。
(ルート分岐の条件も併記します)


※ご注意!

・この記事には、Undertaleの
ストーリーに関するネタバレが含まれています。
閲覧の際はその点をご了承ください。

・プレイにあたって、こちらの非公式日本語化パッチを適用しています。


ジェノサイドルートの分岐条件

ジェノサイドルートへ突入するには、
ランダムエンカウントするモンスターを
エリアごとに一定数殺害する必要があります

その上で、TorielやPapyrusなど、
強制エンカウントするボスキャラクターも
残さず全員殺害しなければなりません。

その他詳しい条件は、こちらのページが詳しいです。
ja.undertale.wikia.com

プレイレビュー

ここからは実際のプレイを元にご紹介します。

ゲーム開始~ruins脱出まで

ゲームを開始したら、
Torielから電話を貰う場面までは
他のルートと同様に進めます。

単独行動が可能になった時点で、
ruins内をひたすらうろついて
ランダムエンカウントするモンスターを
合計二十体殺害します。

(一度に複数のモンスターを倒した場合、
殺害数は纏めてカウントされます)

また、殺害数が増えるたびに
エンカウント率が低下するので
根気よく歩き回る必要があります。

少し時間はかかりますが、
Napstablookと出会う部屋に入る前に
上記の条件を満たしておきましょう。

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上記の条件を満たすと、
モンスターとエンカウントが発生しなくなり、
代わりに上記のメッセージが表示されます。
さらに、フィールドのBGMも
不気味な重低音に変化します

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セーブ所のメッセージも、「決意」のみに変化。
ゲーム内の空気が、一変したことが分かります…

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ジェノサイドルートに入った場合、
Napstablookが道をふさがなくなり、
彼に関連するイベントも発生しません。

ここからHomeまでは他ルートと同じです。
(道中のFroggitは消えています)

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Homeに辿り着いて中を探索していると
時折赤文字のメッセージが表示されます。
この物騒なメッセージの主は
ゲーム終盤に判明します。

ひととおりHome内を見回ったら、
他のルートと同様にTorielとの会話を済ませ、
homeの地下へと向かいます。

そこで他ルート同様に、
Torielとのバトルが始まるのですが…

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FIGHTボタンを押して攻撃した瞬間、
桁外れのダメージが発生してTorielは死亡します。
これにはTorielも呆然とした表情です。

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Torielは最後に主人公の正体を悟り、
背筋が寒くなる様な笑みを浮かべて消滅します...

この時点で、だいぶ気持ちが暗くなりますが、
これもundertaleを100%楽しむためだと割り切り
先へ進むことにします。

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ruins出口でのFloweyとの会話も
ジェノサイドルート専用のものに変化しています。
ここでの会話から私は、ジェノサイドルートは
Floweyと協力してundertaleの世界を
破壊し尽くすストーリなのだと思っていました。

ruins脱出~Papyrus戦まで

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ruinsを出た先のSnowdin Forestにて、
Papyrusとsansの兄弟に出会います。

sansは初対面の時点から、
主人公の異様さに気づいて警戒しています。

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ここでの殺害目標は16体。
セーブポイントでノルマの確認もできます。
犠牲者を探して主人公を動かすうち、
自分が殺人鬼になったような錯覚に陥ります。

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他のルートと同様、道中ではPapyrus
お手製のパズルを用意しているのですが、
ジェノサイドルートの主人公は
空気を読む?何それおいしいの?
とばかりに、一切無視して直進します。
この塩対応に、さすがのPapyrusも落胆気味です。

このあたりから、主人公が
プレイヤーの意思に関係なく
行動する割合が増えてきます。

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体力回復アイテムの
雪のかけらをくれる雪だるまのイベント。
ジェノサイドルートは他ルートと異なり
3回かけらを入手できます。

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雪だるまの悲痛な命乞いを無視することで…

体を削り取られて喋ることのなくなった
雪だるまに対する感想も非常に冷酷。
ジェノサイドルートでは、この様な鬱イベントを
これから先も、乗り越えていかなくてはなりません

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Snowdin Forestの出口で、
sansから警告を受けました。
この警告は後に悪夢となって
実現することになります

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他ルートで賑わいを見せていたSnowdinは、
主人公を恐れた住民たちがすべて避難して
ゴーストタウンと化していました。

店に入っても受けつけの
ウサギのお姉さんはおらず、
「奪う」「盗む」などの物騒な選択肢が並んでいます

また、ここで「読む」を選ぶと、
私の家族を殺さないで
と書き残されたメモ読むことが出来ます。

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街の東へ向かうとPapyrus戦です。
Papyrusは主人公に対し、
なんかお前ヘンだぞ」と疑いつつも
お前に必要なのは導いてくれる誰かだ!
おまえの友達、そして先生になってやろう
と、最後まで救いの手を差し伸べてくれます。

私は、初プレイ時はPapyrusに対し、
「なんか騒がしいのがでてきたな~」
程度にしか思っていませんでしたが、
ここでの会話につい目頭が熱くなりました。
この優しさがPapyrusの魅力ですね…

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しかしここは心を鬼にして攻撃。
やはり、triel戦と同じく
一撃で決着がついてしまいます。

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Papyrusは最期に
だがそれでもお前を信じるぞ
お前はイイ奴になれるのだ!
お前がそう思ってなくてもな!
というメッセージを残して消滅します

覚悟はしていましたが、
ジェノサイドルートのプレイは
罪悪感で精神的にかなり消耗します。

見方を変えれば、プレイヤーに
ここまで感情移入させられるというのも
undertaleの凄さではありますが...

Waterfall~Hotland突入まで

Papyrus戦後、ダミー戦までは通常通りです。
Waterfallでの必要殺害数は18体。
地下水脈への落下後、ジェノサイドルートでは
他のルートと違って後戻りができなくなるので
アイテムの取り漏らしには注意しましょう。

特に、Waterfall序盤の茂みで手に入る
バレエシューズの取り忘れは厳禁です。
(私は取り忘れて後に地獄を見ました…)

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主人公の非道な行いに対し激怒するDummy。
怒りからか、宿りレベルもぶっちぎりになり…

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念願の物質融合を果たす斜め上の展開。
図らずも夢がかない、上機嫌のDummyは
主人公の邪魔をせず、見逃してくれると言います。

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どっこいここはジェノサイドルート。
哀れDummyは凶刃に散ります。

他ルートでは追尾ミサイルを誘導されて
自爆したり、貧弱ゥ!や無駄無駄など、
DIOっぽいセリフを連発したりと
印象に残る良いキャラでした…

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私はここで気がついたのですが、
エンカウント時の吹き出しの中身が
Floweyのスマイルマークに変わっています。

細かい演出ですが、気づくとゾッとしますね。

更に奥へ進み、
他ルートでmonsterkidを助けた
橋のあるフロアに到着します。

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monsterkidは子供のモンスターですが、
今の主人公は相手が子供であろうと
躊躇うことなく攻撃しようとします。

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しかし、寸手のところでUndyneが登場。
monsterkidを庇って致命傷を受けます。

ここは今まで通り、
このまま死亡するのかと思われましたが…

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なんと、主人公を食い止めるため、
ソウルの力で今まで以上の力を得た
Undyne the undyingへと変化します。

このUndyne the undying戦は
今までの様なイベント戦とは違い、
本格的なバトルになります。
その難易度は非常に高く、
体感的には、トゥルーエンドの
ラストバトル以上の難易度でした。

Undertale Undyne The Undying 攻略|ゲームブログ(仮)

攻略法はこちらのサイトが参考になりました。
自分は、装備が万端でなかったこともあり
攻略情報を見た上で、20回以上の
再挑戦を強いられました...

ただ、回数を重ねれば必ず勝機は見えるので
挑戦する方は最初の戦いで挫けそうになっても
諦めずにリトライして頂きたいところです。

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何回もリトライし、
攻撃パターンを覚えてなんとか撃破。
Undyneは最後に笑顔を見せて散りました。
トゥルーエンドでのお料理イベントや
Alphysとのまさかの関係、
そしてジェノサイドルートで見せた正義感など、
Undyneもまた素晴らしいキャラクターでした...

Hotland~sans戦まで

Hotlandからcoreまでの殺害ノルマは40。
ジェノサイドルートでは
Alphys博士が避難指示を出したため
Hotlandにも殆どNPCがいなくなっています。

研究所で即席麺を回収し、
Hotlandでコゲたフライパンを回収したら
さっさとCoreまで向かいましょう。

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MTT Resortももぬけの殻ですが、
burger pantsくんだけは居残っています。
根が真面目なのか職場がブラックなのか…

彼からは顔型ステーキと伝説のヒーローを
持てるだけ購入しておきます。

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CORE内部でノルマ数を殺害し、
metattonの待つ部屋へ突入します。

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metattonは強そうなmetatton neoに変身。
さぞかしUndyne the undyingの時のような
激闘になるだろうと身構えましたが、
結果はなんと1パンチで轟沈。
攻撃力は凄いが、装甲が紙というオチでした。

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New homeに入ると、Floweyと再会します。

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Floweyの正体は、人間に殺された後、
花に転生したAsriel Dreemurr(trielとAsgore王の子)。

Floweyはここで、生まれ変わった日のことや、
自分にも、主人公と同じ
セーブとリセットの能力があったこと、
その能力で思いつくすべてを試しつくして、
この世界に飽き飽きしていることを明かします。

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更に話が進むうち、
Floweyは主人公に対して心を許し、
主人公に対し友人の様な口調で語り始めます。

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しかし、主人公はそんなFloweyに対して
不気味な薄ら笑いをするだけで、
Floweyはそんな主人公に恐怖を感じます。

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Asgore王の部屋の手前で、
snowdinの橋で忠告をうけて以来、
ずっと姿を見なかったsansと再会します。

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他ルートでも登場していたsansですが、
ジェノサイドルートでは唯一戦闘になります。
ジェノサイドルートの実質上のラスボスであり、
彼さえ倒せばエンディングを見られますが…

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結論:undertale史上最強のボスでした

いきなり先手を取られたうえ、
上記の初見殺しコンボをぶっぱなしてきます。
もちろん私はこの攻撃で見事に1コン。
画面の前でしばらくボーゼンとしていました。

sans曰く、
どうして誰も最初から最強の攻撃を使わないんだ?

また、たとえこの攻撃を乗り越えても、
Papyrus戦を激ムズにしたような
情け容赦ない攻撃が続き、
Undyne the undying戦以上の
リトライ&覚えゲーが待っています。

余談ですが、戦闘中の会話からsansは、
undertaleがゲーム内の世界であり
プレイヤーが永久にリトライを繰り返せることに
気がついていたことが示唆されています。

Undertale Sans 攻略|ゲームブログ(仮)

攻略法はこちらの記事が素晴らしいです。
攻略にはとにかく慣れと集中。
あとは、Waterfallでスピードアップ用の
「海茶」を買っておくことです


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過酷な攻撃を耐え抜き、
sansに十回ほど攻撃すると
一旦イベントが入ります。

sansは休戦を申し入れますが、
それを無視して更に攻撃を選択することで
クライマックスである後半戦へ突入します。
(ちなみに、ここでMERCYを選ぶとゲームオーバーです。sansはPapyrusの仇を許す気は一切ありません。)

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文字通り「地獄」の戦いを切り抜け、
最後の必殺技も耐え抜けば、
とうとう長かったsans戦も終わりを迎えます。

ちなみに私は、
sansに勝利するまで80回以上は
コンテニューを繰り返し、
撃破までに5時間以上を費やしました…

(最後の攻撃を乗り切った時の達成感はすごかった!)

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その後、いくつかやり取りのあった後、
主人公はついにsansすらも殺害してしまいます。

その最期はGrillby'sとPapyrus
幻覚を見ながら画面外で逝くという、
sansらしいニヒルなものでした…

エンディングまで

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玉座の間に到達した主人公は、
Asgore王を一瞬で葬ります。

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さらにそこへ現れたFloweyも容赦なく殺害し、
亡骸にまで執拗な攻撃を加えます。

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その後先へ進むと画面が暗転し、
主人公に似た容姿を持つ
緑のシャツの人物が表れます。

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彼はUndergroundに落ちた最初の人間であり、
かつてAsrielと友情を結んだ人間であり、
そして既に死んでいたはずの人間(Chara)でした。

Charaは、自分が主人公のおかげで蘇ったことと、
自分たちが絶対的存在になりつつあることを話し、
さらに無意味な世界を破壊しようと提案してきます。

この提案に「はい」と答えると、
画面が99999…のダメージ表示で埋め尽くされ、
その後ゲームが強制終了します。

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その後再度「Undertale」を起動しても
画面は真っ暗なままゲームは始まりません。
(ウィンドウ端のロゴすら表示されません)

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それでも10分間待ち続けると、
唐突にメッセージが表示されます。

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メッセージはcharaのものであり、
ゲーム世界を再生する代わりに、
プレイヤーにあるものを差し出させる
取り引きを提案してきます。

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そのあるものとは、
プレイヤーの持つソウルでした。

ここで「はい」を選べば
今までのデータはクリアされ、
再び「Undertale」を
プレイできるようになります。

しかし、一度このルートを辿ったことは、
ゲーム内で消えずに記憶されており、
ジェノサイドルートクリア後に
トゥルーエンドルートをクリアすると
エンディングに変化が現れるそうです。(未確認)

ジェノサイドモードは、
以上でおしまいです。


後記

私がジェノサイドルートをクリアしたのは、
他2ルートをクリアして2ヵ月後の事でした。

これはプレイが面倒だったわけでなく、
一旦別ルートで幸せな姿を見届けた
「Undertale」のキャラクターを、
全て殺害しなければならない条件に
どうしても気乗りがしなかったためです。

結局悩んだ末プレイを決行した訳ですが、
プレイ中は、これが単なるゲームだとは
思えないほど辛い気持ちになりました。

しかしながら、
ジェノサイドルートをプレイすることで、
今まで以上にキャラクターたちの魅力が分かり、
このルートが残酷な筋書きだったからこそ、
より強くTobyFox氏のメッセージが
伝わったようにも感じます。

…とはいえ、これで終わりでは
あまりに後味が悪いので最後にもう一周、
トゥルーエンドルートでクリアして、
私のUndertaleプレイ体験の
締めくくりにしたいと考えています。
エンディングにも変化があるそうですし...。

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