退屈ブレイキング

ジョジョ、SCP、映画、ゲームなどの話題が中心の趣味ブログ。おおむね週一更新です。

本の選び方って難しい。だから生涯の一冊と出会う方法を考えてみた。

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本の選び方って難しい。

これは、長年読書に親しんできた私が
常日頃から感じていることです。

世間で売れている本、人気の本が
すべての人の心に響くとは限りませんし、
一方で何気なく手に取った無名の一冊が
その人の一生を大きく変えてしまうこともあります。

日に200冊、年に7万冊もの
新刊が出版され、流行り廃りが
目まぐるしく移り変わるこの世の中で、
一体どうすれば自分のハートをグラグラ揺さぶる
『生涯の一冊』と出会うことができるのでしょうか?

本日はそんな疑問に対する一つのアンサーとして、
僭越ながら『読書好き』を自称する私daimaが、
自分自身の読書歴を踏まえた経験に基づく
『良い本との出会い方』を
皆様にご提案させていただきます。

今回ご紹介する方法は
必要以上のお金をかけることなく
どなたでも今すぐ実践できるものばかり。

「自分が読みたい本がわからない」
「効率良く本を探す方法を知りたい」
「なかなか読書の習慣が身につかない」
というお悩みをお持ちの方は
是非、本稿をご一読ください。

それでは、どうぞ。


ネットショップを活用する

[私がよく利用するネット書店]
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本の通販ストア - 本、雑誌の通販ならhonto


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https://www.amazon.co.jp/%E6%9C%AC-%E6%9B%B8%E7%B1%8D-%E9%80%9A%E8%B2%A9/b?ie=UTF8&node=465392


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https://www.yodobashi.com/category/81001/


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紀伊國屋書店ウェブストア


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本(漫画・小説・写真集)Tポイントで通販 | TSUTAYA オンラインショッピング


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ジュンク堂書店 公式サイト| 書籍・雑誌、文具・雑貨等の販売


[中古専門]
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【楽天市場】ブックオフオンライン楽天市場店


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日本の古本屋


現代の本探しの王道といえば
やはりネット検索です。

実店舗に比べて
リーチできる本のレンジが圧倒的に広く、
なおかつ書店に足を運ぶ
時間や労力を節約できるのは
言うまでもなく大きなメリット。

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書籍横断検索システム - 本や古本の価格・在庫情報を一括検索!

また、ネットで本を探す場合は
上記の横断検索サイトが非常に便利です。

amazon楽天ブックスを始めとする
26の店舗について、価格はもとより
送料や納期の面でも一目で比較検討できます。

反面、ネット通販を
利用するデメリットとしては、
第一に送料の問題があります。

これについては
対象商品が送料無料となる
Amazonプライム会員(月/400円)を利用する、
送料無料となる金額分の本をまとめ買いする、
1kgまでの商品を送料無料で発送する
メール便を利用する※などの方法で
ある程度軽減可能です。
(ただし、メール便については
配達状況の追跡ができない、
通常配送より到着日時が遅れやすい
というデメリットがあります)

そしてネット通販の第二のデメリットが
ネットでは中古本を購入するときに
その状態を自分でチェックできない
という点です。

私の経験上
例え状態が『非常に良い』商品であっても
爪痕やページの折れ曲がりはザラでしたし、
酷いときには海外から取り寄せた3000円ほどの
画集の表紙と中身に前の所有者が
ペンで書いたと思しき落書きが
残されていたこともありました

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▲右下に細いサインペンの跡が…

こうした事情から
神経質、潔癖症の自覚がある方は
ネットで中古本を買うことをおすすめしません。

最後に第三のデメリットとしては
ネット検索は便利な反面、
『予期しない本との出会い』の可能性を
狭めてしまう点です。

この点については、
次にご説明する実店舗のメリットの項で
より詳しく触れていきたいと思います。


書店・図書館をぶらついてみる

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画像引用元(http://www.montetmer-ashiya.jp/shop/index.html?shop_id=82)

実際の書店に足を運ぶ一番のメリットは、
購入前に本の内容をチェックできる点です。

書店の場合はネットと違い
購入前から書籍全体に
満遍なく目を通すことができるため、
『序文に期待して買ってみたら期待はずれ…』だとか
『途中から本の内容が自分の興味から外れた』
といったパターンを確実に回避することができます。※
(※ただし、小説などの場合は
ネタバレの危険があるため
この方法は使えませんが…)

そして、実店舗に足を運ぶ
もう一つの大きなメリットが、
前項でも少し触れた
『予期しない本との出会い』が
生まれるという点にあります。

書店では一度に目に飛び込んでくる
本のタイトルがネットよりも絶対的に多く、
また動線や棚の配置についても
店舗側が客により多くの本に
興味を持ってもらえるように
工夫が施されているため
『事前に買おうと思っていた本』以外の
『予期しない本』と
出会う確率がより高くなるのです。

そして、そのようにして
偶然出会った『予期しない本』の方がむしろ、
『事前に買おうと思っていた本』以上に
深く没入してしまうことが多々あるというのは
読書好きの方ならきっと
共感いただけるのではないでしょうか。

事実、こうした意図しない出会いは
今まで知らなかった世界を知る機会につながり、
自分の視野を広げることにも役立ちます。

また、こうした偶然の力を利用した
書店側の取り組みとして、
あえて本のタイトルを隠す『文庫X』
書店側が一万円で客にあった本を
セレクトしてくれる
いわた書店の『1万円選書』などの
ユニークな企画が近年話題となっています。

www.shinchosha.co.jp

一万円選書 - (有)いわた書店

運命の一冊というのは
いつどこで出会えるかわからないもの。

時にはこうした企画に乗って、
『運に天を任せてみる』
のも良いかもしれませんね。


レビューサイトや書評サイトを利用する

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好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS


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HONZ - 読みたい本が、きっと見つかる!


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書評|好書好日


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書評まとめ読み!本の総合情報サイト | Book Bang -ブックバン-


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100分 de 名著

良質な本を探すには、
WEBや雑誌に掲載されている
ユーザーレビューや
専門家の書評を参考にすることも有効です。

こうしたメディアを利用することは
新しい本との出会うきっかけになるだけでなく、
一つの作品を様々な視点から
客観的に分析することにも役立ちます。

ただ、こうしたレビューサイトに
あまりにも頼りきってしまうことは
自分の主観や感性を
見失ってしまう危険性があります。

たとえ権威のある人が
ボロボロにけなしていたとしても、
Amazonレビューの評価が低くても、
本当に自分が興味のある本であれば
気にせず手に取ってみることをおすすめします。

出版社のサイトを巡回する

各出版社のサイトには、
新刊情報や著者インタビューなど
貴重な情報がゴロゴロ転がっています。

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新潮社


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講談社文庫 トップページ|講談社文庫|講談社BOOK倶楽部


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筑摩書房


中でも新潮社、講談社ちくま新書の3社は
WEBコンテンツにかなり力を入れており、
私も定期的にチェックを入れています。

岩波書店
ハヤカワ・オンライン |
株式会社 幻冬舎
新書|中央公論新社
みすず書房
光文社[kobunsha] | 書籍・雑誌を刊行する総合出版社

他に有名な出版社としては
上記のようなあたりでしょうか。

お気に入りの出版社があれば
ぜひブックマークに追加してみてください。

本を紹介する本を読む

世の中には
本を紹介する本というものがあります。

例えば…

世界がわかる理系の名著 (文春新書)

世界がわかる理系の名著 (文春新書)

歴史学の名著30 (ちくま新書)

歴史学の名著30 (ちくま新書)

大人のための世界の名著50 (角川ソフィア文庫)

大人のための世界の名著50 (角川ソフィア文庫)

こうした本は
専門家が出版社を通して出している以上
概してネットの『〜のおすすめ本X選!』
みたいな記事よりも幾分詳細であり、
特定の分野について深く学ぶ際は
なかなか頼りになる存在です。

しかしながら
本を紹介する本の中として
私が個人的に最もおすすめしたいのは
『手紙、栞を添えて』という
少し風変わりな一冊の本です。

手紙、栞を添えて (ちくま文庫)

手紙、栞を添えて (ちくま文庫)

本書は、小説家の辻邦生
同じく小説家の木村美苗による
往復書簡を書籍化した本であり、
両者がお互いに大好きな本を挙げながら
読書に関する様々なテーマを
語り合う内容となっています。

扱われる本は
吉川英治の『宮本武蔵』に始まり
エミリー・ブロンテの『嵐が丘
スタンダールの『赤と黒
谷崎潤一郎の『細雪
魯迅の『阿Q正伝』などなど
二者の読書に対する造詣の深さ
を表すように広範かつ膨大。

そしてその文章は
非常に理知的かつ情熱的で、
読書に対する敬意と愛情が
ひしひしと伝わってくるのです。

才能ある作家同士の対話としても、
新しい本を探す手がかりとしても
ぜひおすすめしたい一冊です。

読書仲間を作る

読書の喜びは読む瞬間以上に
それを友人と分かち合う瞬間にこそ
あるのかもしれません。

本の感想を伝え合ったり、
お互いに読み終えた本を
貸し借りできる読書仲間を作ることは
私たちの読書ライフを
見違えるほど豊かなものにしてくれます。

私もかつては人に貸してもらった
綾辻行人の『十角館殺人事件』を読んで、
その衝撃的なの結末の如何を
熱く語り合った楽しい思い出がありました。

十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

こうした読書仲間を作ることは、
仲間同士の本の貸し借りによって
今まで知らなかった本を知る
絶好の機会にもなります。

そんなこと言っても
読書仲間なんていないよ、という人は
まず家族や友人など身近な人に
最近読んだ本やオススメの本がないか
一回尋ねてみることをおすすめします。


一度読んだ本を再読してみる

新しい発見は
昔読んだ押入れの本の中にも眠っています。

人が歳を重ねることで
その価値観や思想が変化するように、
例え同じ本を読んだとしても
15歳の時に読んで得たものと
25際の時に読んで得たものは
微妙に違ったものになります。

例えば私が子供の頃に
愛読していた児童書に
ハリー・ポッター』シリーズがありますが、
あれは大人になった今
読み返しても面白いものですし、
むしろ大人になった今だからこそ
著者の細かな配慮や
イギリスの階級社会制度など現実への
鋭いメタファーに気づくことができる
という長所もあります。

もしあなたが
新しい本の購入を検討しているなら、
その前にあなたの押し入れに眠っている本に
もう一度目を向けてみるのも
悪い選択ではないかもしれませんね。


古典に目を向けてみる

これと言って読みたい本はないけれど
とりあえず読書はしてみたいという方には、
既に評価が定まっている
『古典』を読むことをお勧めします。

100年、200年という
時の試練に耐えた本というのは
それだけでも信頼に値しますし、
少しいやらしい話をすれば
誰もが名前を知っている名著を
読んだことがあってなおかつ
それについて語れるというのは
一種の知的ステータスにもなります。

中でも比較的読みやすく、
代表的な作家は以下のあたりでしょうか。

[日本文学]

[海外文学]


こうした古典には、
往往にして人生や愛、
生きることについてなど
時代も国も超える普遍的な
メッセージが含まれているもの。

例えば漱石草枕には、
「智に働けば角が立つ。
情に棹させば流される。
意地を通せば窮屈だ。
兎角に人の世は住みにくい。」

(意訳 : 理屈ばかりでは人から嫌われる。
他人を気遣ってばかりでは足元を掬われる。
自分の考えを押し通そうとすれば人と衝突する。
どうあっても生き辛いのが人の世だ。)

という有名な一文がありますが、
これは、21世紀のストレス社会を生きる
私たちにもそっくりそのまま
受け入れられるものでは無いでしょうか。

また、漱石や宮沢 賢治などの作品は
著作権切れにより青空文庫などで
無料で読むことが可能であり、
お財布に優しい点もGOODです。

おわりに

以上、当ブログが考える
生涯の一冊と出会う方法でした。

読書は私たちの心を豊かにし、
物事を多角的に捉える
視野を広げてくれます。

今年はもうすぐ終わりですが、
2019年も沢山の素晴らしい本との
出会いを期待したいものですね。