我々はどうすればSCP-682(クソトカゲ)を殺すことができるのか?

  • 2020年3月15日
  • 2020年3月28日
  • SCP

はじめに

こんにちは、daimaです。

本日取り上げさせて頂くSCPオブジェクトは
SCP-173やSCP-049らと並ぶSCP財団の顔であり、
かつアベルなどと並ぶ最強SCP候補の常連でもある
SCP-682「不死身の爬虫類」(通称クソトカゲ)です。

SCP-682の写真

とはいえ私は別に今更クソトカゲの
解説を行おうというわけではありません。

本日行いたいのは
長年の間財団職員の頭痛の種となり続けている
「SCP-682「不死身の爬虫類(通称クソトカゲ)」を殺す、
あるいは無力化する方法はあるのか?」
という疑問に対し、
私の持ちうるSCP知識をフル稼働して
何とか解決策を導き出そうという試みです。

思えばSCP-682が
この世に産み落とされて(※メタ的な意味で)早10年。

その間にもSCPユニバースは
まさしく宇宙の如く拡大を続け
今やシリーズは大台の5000番台を突破。
こうしている間にも
刻一刻と新たなオブジェクトが発見され続けています。

「猛き者も遂にはほろびぬ、 偏に風の前の塵に同じ。」
いかにクソトカゲやアベルが
SCPオブジェクトの強さの上限値の基準として
コミュニティから一種の聖域的扱いを受けていようとも
こうした圧倒的な多様性の増大を鑑みれば
必ずやそこに一つならず彼らにとっての
アキレスの踵を見出すことができるはずです。

それでは早速考察を進めていきましょう。

SCP-682「不死身の爬虫類」とは

序文で解説はしない的な事を口走ってしまいましたが
念の為SCP-682「不死身の爬虫類」の基本的な能力を
報告書の記述を元に軽くお浚いしておきましょう。

SCP-682 – SCP Foundation

特別収容プロトコル: SCP-682はできるだけ早く破壊しなければなりません。

まずは収容プロトコルの
最初に記載されたこの一文。

オブジェクトの収容ではなく
破壊が最優先とされていることは
SCPオブジェクトの「確保・収容・保護」を
基本理念とするSCP財団にとってかなり異例な事態です。

この一文からだけでもSCP-682がいかに危険な
存在であるかということが察せられるのではないでしょうか。

現時点でSCPチームはSCP-682に重傷を与えられるだけで、破壊にまではいたっていません。SCP-682は内側の表面全てを25cmの耐酸性の板金で補強した5m×5m×5mの収容室に収容してください。収容室はSCP-682が完全に浸かり無力化するほどの塩酸で満たしてください。SCP-682がすこしでも動く、話す、または脱走を試みた場合はすぐに、その状況で使用できる全力をもって対処してください。
刺激すると激怒する可能性があるため、職員がSCP-682と話すことは禁じられています。許可されていない職員がSCP-682と接触しようした場合は武力により制止し、追い出します。

この記述からは
SCP-682の大まかな攻撃力と防御力
を見積もることができます。

まず攻撃力の方は
厚さ25cmの板金程度で防げないことは確実であり
またSCP-682がたびたび収容違反を起こしていることから
そもそも財団の持つ設備の範囲内では
SCP-682を確実に閉じ込めておくことが不可能な可能性があります。

次に防御力(耐久性)はどうかというと
塩酸に浸されても死ぬことはないものの
それによってある程度無力化されることが明記されており、
正直なところ「不死身」の名を冠するには
少々物足りないレベルのように思えます。

なぜなら財団は
核兵器やら並行宇宙から来た現実改変能力を持つ財団職員
のみで構成される機動部隊(機動部隊オメガ-12)
やら
を普通に所有しており、
塩酸程度でダメージを受けてしまうようでは
これらの脅威にはとても
耐え切れるようには思えないからです。

参考 : 機動部隊 – SCP財団

しかしそれでもなおSCP-682を
殺害することが困難だと言える最大の要因は、
こいつが上記のスペックに加えて
「最も小さい肉片からでも再生し、
さらに目前の脅威に対して
肉体を高速で変化させて順応する」
性質をも有しているからです

SCP-682の身体は非常に素早く成長、変形します。
その体長は摂食することで増加し、脱皮することで減少します。
SCP-682は有機物、無機物関係なく
摂取したものからエネルギーを得ることができます。

SCP-682には驚異的な再生力、回復力があり、
身体の87%を破壊、腐食させても動き、
会話することが確認されています。

つまりクソトカゲに半端な攻撃を加えることは
むしろクソトカゲが耐性を得て
より厄介な存在となるリスクを
助長しかねないということですね。

漫画で例えるなら
ジョジョのアヌビス神の成長能力に
ドラゴンボールの魔人ブウの再生能力
を加えたようなイメージでしょうか。

そしてこの再生能力の限界が判明していない以上
SCP-682への破壊試験には
どうしても慎重を期す必要性が生じます。

なぜなら例えば仮に
SCP-682を砂漠のど真ん中に放置して
そこに核ミサイルをブチ込んだと考えてみてください。

それでSCP-682が死ねば何も問題はないのですが
もしSCP-682が生き残った場合、
財団は核兵器への耐性を持ちさらに自分にそんな仕打ちをした
人類への怒りに燃えたSCP-682と対峙することとなるわけで
それが決して愉快な仕事でないことは
財団職員でなくとも容易に想像がつくはずです。

財団の失敗例(クロステスト)

次に、SCP-682の破壊試験に際して
財団がこれまでに経験してきた失敗例を
いくつか振り返ってみましょう。

クソトカゲ VS SCP-689「暗闇の幽霊」

実験記録-T-98816-oc108/682 – SCP財団 より

SCP-689は誰にも見られていない時に
直接それを一度見たことのある対象を
15から20秒間隔で即死させる※石鹸石の像です。
(※死因は心臓発作、脳卒中、全内臓破裂など一定せず)

実験はクソトカゲをSCP-689と同じ収容室に入れて
目視させた後、収容室の電気を消すという手順で行われました。

結果

Dクラスがクソトカゲの死亡を確認しに入室したところ
死んだと思われていたクソトカゲが急に目を覚ましDクラスを殺害。
さらにクソトカゲはその機に乗じて収容設備を破壊し
複数の犠牲者を出す脱走騒ぎを起こしました。

この実験からはクソトカゲが
SCP-689のようなオブジェクトに耐性があり、
脱走のために 死んだふりをする
狡猾さも持ち合わせていることが伺えます。

クソトカゲ VS SCP-123「収容されたミニチュアブラックホール」

SCP-123はその名の通り、
65cmの灰色のジオデシック球に収められた
ミニマムサイズのブラックホールです。

結果

実験に用いられたクソトカゲの対組織は
問題なくSCP-123内に吸引されましたが
「SCP-682がSCP-123のコントロールを得る」
という最悪のシナリオの発生を考慮して
それ以上の実験は許可されていません。

クソトカゲ VS SCP-173「彫刻 – オリジナル」

SCP-173は(説明不要でしょうが)
誰にも見られていない時に動き出し、
同じ部屋にいる生物の首をへし折ってくる生きた石像です。

実験はクソトカゲとSCP-173を
同じ部屋に閉じ込めた上で
クソトカゲの目をスナイパーライフルで撃ち抜くことで
強制的に視線を外させる方法で行われました。

結果

SCP-173はクソトカゲの頭部に
ダメージを与えたものの殺すには至らず、
ダメージを負ったクソトカゲは
身体中に複数の眼球を作り出し
さらにそれら全てを硬い透明なふたで覆うことで
それ以上SCP-173からの攻撃を
受けない状況を作り出しました。

財団はこれ以上の実験は無意味と考え
実験を注視しています。

SCP-682を太陽に射出する

財団はレーザー光線を用いて
ステーキを切るようにクソトカゲを
細切れにすることも試みています。

結果

体組織による試験では
表面が鏡面化してレーザーが無効化されるまでに
13回の切断に成功します。

しかしクソトカゲ本体への試験の際は
レーザーで真っ二つになった
クソトカゲの肉片の両側が再生し再び収容違反。
最後には片方がもう片方を捕食して
もとのクソトカゲに戻ると言う
悪夢のような結果だけが残りました

60メガトン級熱核爆弾で焼き払う

なんと言うかもうヤケクソですね。

ちなみにこの試験は
先述したクソトカゲ強化の可能性への懸念から
O5-█により却下されています。

クソトカゲ VS SCP-807「心臓直撃ディナープレート」

皿に乗せた料理が
元の性質を引き継ぎながら
より高脂質、高塩分、高コレステロールな
別の料理に変化するディナープレート。

財団はこれを使って
クソトカゲにスペシャルディナー
(10キログラムの腐肉と尖った骨片、
10リッターの腐敗したマヨネーズ、
1リッターの青酸カリ、
1キログラムの塩酸モルヒネを混合した固形物)
振る舞いました。

結果

クソトカゲは1皿目のスペシャルディナーを
食べた直後にひどくダメージを受けて転倒。

しかし45分後にDクラス職員が
2皿目のスペシャルディナーを携帯して
様子を確認しに行ったところ
突如クソトカゲの皮膚の8箇所が破裂し
その血液と接触したDクラス職員は[削除済]しました。

その後クソトカゲは
何事もなかったかのように回復し、
3皿目のスペシャルディナーまでペロリと完食してしまいました。

おそらく透析の要領で血液を浄化させ、
さらに抗体まで作り出したのでしょう。
このことから毒物による殺害もまた
かなり望み薄であると考えられます。

クソトカゲ VS SCP-999「くすぐりオバケ」

SCP-999 – SCP Foundation

SCP-999はピーナッツバターに近しい粘度の、
大きく、まとまりがない、ゲル状で半透明、
約54kg(120ポンド)のオレンジ色のスライムに見える物体です。

このスライムは人間を含む全てに対し
深い愛情を抱いているようであり、
他の生物を見つけると近寄って抱きついて
その対象が最も心地よく感じる香りを発生させ
さらに対象に急激な多幸感をもたらします。

財団はこのSCP-999が
クソトカゲの凶暴性を低下させる上で
役に立つのではないかと考え試験を実施しました。

結果

クソトカゲはSCP-999を見るなり足で踏み潰しましたが
SCP-999はそのままクソトカゲの足をくすぐり出し、
それを受けたクソトカゲはなんと満面の笑顔で笑い出しました。

しかしSCP-999が取り除かれた瞬間に
笑いながら正体不明のエネルギーを放出し
周囲の職員を卒倒させそのまま流れるように収容違反。

結局財団はまたもや多数の犠牲を出した上に
SCP-682の凶暴性を失わせることもできませんでした。

SCP-682がその施設に起こしてしまった悲劇にも関わらず、SCP-999はSCP-682に対するいささかの恐怖も見せることはなく、その実再びSCP-682と「遊びたい」と示すゼスチュアまで行ったのです。SCP-682はしかし、「あの汚らしい小さな鼻水の群れは[削除済]して、そして死ぬのだ」と断言しました。

SCP-682を太陽に射出する

SCP-1543-J – SCP Foundation

こちらのジョーク報告書では
財団が「馬鹿馬鹿しいほどに長射程のカタパルト」を
使ってSCP-682を太陽に射出したとする
記録が記載されています。

結果

『SCP-682は火の玉になって帰ってきた。』(原文ママ)

はい、最も恐れていたことが起きたパターンですね。
あくまでもジョークオブジェクトの記述なので
これを公式設定と認めるかどうかは判断が分かれそうなところです。

クソトカゲ VS SCP-053「幼女」

SCP-053は外見上3歳の小柄な少女ですが
4歳以上の人間がこのオブジェクトと視線を合わせる、
または接触した場合、その対象が理由もなく
激しい被害妄想と殺人衝動に囚われて
周囲の人間を無差別に攻撃し始めるという
非常に危険な性質を有しています。

財団はこの性質を利用し
クソトカゲを殺せないか調べるために、
冷酷にもSCP-053をクソトカゲと同じ
格納エリアに閉じ込める試験を行いました。

幼女の運命やいかに…?

結果

安心してください、
幼女が酷い目にあうことはありませんでした。

それどころかクソトカゲは
SCP-053と対面すると急におとなしくなり、
最初はクソトカゲを怖がっていたSCP-053も
時間が経つとクソトカゲを怖がらなくなり、
最終的には直接頭部を抱きしめたり
クレヨンで甲羅に落書きするなど、
あのクソトカゲをまるで
ペットの子犬のように手なずけてしまったのです。

しかし財団はSCP-053とクソトカゲという
危険なオブジェクト同士を同じ空間に
長く閉じ込めておくことに難色を示し、
SCP-053を長期収容の手段として
使用することは却下されました。

このケースのように
一見クソトカゲに有効そうなオブジェクトであっても
それに確実性がなかったり長期的な収容に向かない場合は
優れた対処法とは言い切れないわけですね。

本題:クソトカゲを無力化する方法の候補

さて、ここまでで
クソトカゲの能力と財団の失敗例を
おさらいしてきました。

ここからはいよいよ本題である
クソトカゲを殺す、または無力化する方法の
候補を見ていきましょう。

プラン1 SCP-3209「倦怠蝶」

ネパールの修道院で飼育されている
「関心」を捕食する異常な蝶の1種。

クソトカゲがいかに強力であろうとも
このオブジェクトにかかれば
休日のお父さんのような無気力ワニに
成り下がってしまうはずです。

うまくいけば比較的低コストで
安全な長期収容が実現しそうなこの方法ですが
問題があるとすればクソトカゲが
試験で他のいくつかのオブジェクトに対してそうだったように
この蝶に対しても何らかの対策法を知っている可能性が
無きにしも非ず、といった点でしょうか。

プラン2 SCP-1233「ルナティック」

不定期に宇宙から地球へと落下してくる
ジェットパック付きの宇宙服を着込んだ
人型のオブジェクト。

地球上の様々な言語を話すことができる他
通常の人間をはるかに超える力があり、
最大で65,000kgまでの物体を
持ち上げて放り投げられることが確認されています。

SCP-1233は基本的に
友好的で明るい性格の持ち主ですが
自分のことを「月人を脅かす月怪獣と
一緒に闘ってくれる仲間をスカウトしにきた
ムーン・チャンピオン」だと自称しており
またその行動が客観的に見て非常識極まりないため
彼が訪れた場所では必ず何らかのトラブルが発生します。

また財団の記録によると2017年10月5日に
SCP-1233がイギリスのヘレフォードに出現した際には
遭遇した一般男性に「月怪獣との
戦いに加わる意思はあるか?」と尋ね、
その男性が「おお、勿論だとも、
イカレ野郎。今すぐでも構わねぇよ、
歯ブラシやら何やら全部持ってるからな。
飛ぼうぜ、宇宙男」と(皮肉で)答えたところ、
その男性をハグし、ジェットパックを起動させて
共に地球低軌道まで飛び去るという
誘拐事案を引き起こしています。

そう、要するに何とかして
クソトカゲを月怪獣と戦う勇敢な有志だと
SCP-1233に信じ込ませることができれば
先の男性のようにクソトカゲも
月まで一緒に運び去ってくれるのではないか、
ということです。

まぁ、クソトカゲが素直にSCP-1233の
問いにYESと答えるとは思えませんし、
SCP-1233自体も謎が多すぎて
作戦に組み込むにはリスクが高いなど
細かく考えなくとも
やっぱり穴だらけの案なんですけどね。

でも、もしかしたら1%くらいは
SCP-1233と共に宇宙へ飛び去ったクソトカゲが
月怪獣と戦う”勇敢な戦士”に生まれ変わる
という可能性も…ないか。

プラン3 SCP-280-JP 縮小する時空間異常

SCP-280-jp – SCP Foundation

物質、電磁波、音など、
接触したあらゆるものを消失させる空間異常。

ダイヤモンドであろうが核廃棄物であろうが
完全に消失させるこのオブジェクトの中に
クソトカゲを放り込んではどうかというアイディアです。

しかしこのアイディアには
以下の二つの大きな問題があります。

・SCP-280-JPに飲み込まれたものがどこに行くのか分かっていないこと。
・SCP-280-JPそのものが危険すぎること。(報告書を参照)

特に後者は致命的ですね。
クソトカゲを処分する代わりに世界が滅びるのでは
全く本末転倒です。

プラン4 CODE NAME: I.H. Pickmanの提言 – Story of Your Life

次の候補SCP-001の提言のひとつ、
I.H. Pickmanの提言です。

報告書の内容は所謂メタネタで、
「SCP-001 = SCP財団を閲覧、執筆している現実世界の私たち」
という事実に気がついた財団のある研究者が
SCP-001へと逆に干渉する方法を確立させる過程が
物語の形式で綴られています。

そしてその干渉の方法というのが
報告書内の世界の住人たちが
SCPオブジェクトに対してその矛盾や
SCP記事としての品質の低さに言及することで
執筆者に記事の手直しを促させたり、
あるいは自信を失くさせて
記事そのものを削除させてしまうというものであり、
この方法であればロジック上、
クソトカゲであろうが
それ以上の体制を持つオブジェクトであろうが
問答無用でこの世界から消し去ることができます。

4次元の壁を超えて干渉するという
半ば禁じ手にも近い力技ではありますが
財団職員がクソトカゲの
収容方法に頭を悩まされずに
午後のティーブレイクを楽しめるようにするには
最も信頼性の高い対処法ではないでしょうか。

ただし一見パーフェクトに思える
この方法にも二つの不安要素が残っています。

一つは全オブジェクトの中でも
突出して人気の高いクソトカゲの記事が
削除される見込みは非常に低いだろうということ。

二つ目はこの報告書が
SCP-001報告書のひとつであるために、
カバーストーリー(偽の情報)である可能性が
極めて高い、ということです。

どちらもかなり根本的な問題なので、
これをもってクソトカゲの問題を解決済とすることは
やはり厳しいのかもしれませんね。

番外編:実際にクソトカゲが死んだ、もしくは無力化されたケース

さて、ここまで様々な案を検討してきましたが
残念ながらどれも可能性止まりで
完璧な案と言えるものはありませんでした。

ですが、実は既存のtaleや報告書の中に既に
クソトカゲが死亡、または実質上無力化されたことが
明記されたものがいくつか存在しているのです。

これらは特殊なケースが多いのですが
今後の参考のため(?)に一通りチェックしておきましょう。

SCP-2935 「あゝ死よ」

SCP-2935はインディアナ州の
古い墓地の地下で発見された時空間異常で、
内部には規定世界とそっくりの
複製空間が広がっています。

しかしながらそこではただ一点
―人も動物も植物も微生物もアノマリーも
あらゆる生物、および無生物(機械やAIなど)すらも
2016年4月20日の時点で死滅している
という点で決定的に現実と相違しています。

そして報告書内に添付された
探索チームの音声ログを読み進めていくと…

エージェント ロイがコンテナの扉を開く。

インディゴ: え—

アリ: どうして?

ダニエルズ: そんな—

コンテナの中に、SCP-682の死骸が見える。対象は生命の兆候を示していない。

なんとあのクソトカゲすらも
死んでしまっていたのです。

これにはそれまで比較的淡々と
実況を続けていた調査員たちも
驚きの色を隠しきれない様子。
このリアクションからだけでも
日頃のクソトカゲの問題児ぶりが察せられますね。

またこの「死」の現象には
ウイルスのような感染性があり、
報告書では複製世界とまた別のもう一つの
同じような世界の計二つの世界がこの現象に感染。
そしてどちらも全ての生物が死滅するという
SCPオブジェクトの中でも
最大レベルの被害を及ぼしています。

ただ一点惜しむらく(?)は
報告書の中でこの「死」の現象の
キャリアとなっていた複製世界側のエージェント・ケラーの死体が
基底世界側のエージェント・ケラーの英断※によって
最終的に消滅させられてしまったために
基底世界のクソトカゲを「死」に感染させて殺す
という方法は取れなくなってしまったことでしょうか。
(※エージェント・ケラーは全ての真実を悟った後、
自分たちのチームごと施設を自爆させて焼き払っています。)

もっともそれを差し引いても
こんな物騒な代物が消え去ったことは
財団にとって計り知れないプラスではありましたが…

SCP-173のRevised Entry

SCP-173のRevised Entry – SCP財団

SCP-173が突如大量に増殖して
世界中で大暴れするtale。

このtaleの中にクソトカゲがSCP-173の群れに
ズタズタに引き裂かれたとの描写があります。
(完全に死亡したかは不明)

数少ない良いニュースは、あのクソッタレどもが150匹も集まってSCP-682をズタズタに引き裂いちまったことぐらいだ。せいせいするよ。

まぁクソトカゲのことですから
しばらくすれば肉片から再生しそうなものですが
数少ない敗北描写として押さえておきました。

ちなみにこの事件は最後に
財団が核兵器を使ってウェールズとイギリスを犠牲に
SCP-173の大半を焼き払うことで騒動を終息させています。

死の終焉ハブ » 不死の爬虫類

不死の爬虫類 – SCP財団

財団は姿を見せなくなり、足を向ける予定も立てなくなった。SCP-682は翌週、毎日15:00になると暴れた。新しい生活を受け入れるまでには長い時間がかかった。そこには蜥蜴と酸だけがある。タンクは窮屈だったが、なお悪いことに — 退屈だった。

蜥蜴は己の死を願った。

この世のあらゆる生物が死ななくなった世界を描く
「死の終焉ハブ」にはクソトカゲを主役とする
その名も「不死の爬虫類」というtaleが存在します。

このtaleでは誰もがネズミ一匹殺せなくなったことで
財団はもはやクソトカゲを破壊する望みを完全に捨ててしまい
それ以上の破壊試験を行うこともなくなってしまいます。

かくして酸のタンクと共に放置されたクソトカゲは
わずかな暇つぶしも脱走のチャンスもない退屈な毎日の中で
やがて暴れることすら諦めてしまい、
最後には退屈のあまり自分の死を願う
クソトカゲの描写でtaleは幕を閉じます。

このように何だかとても
物悲しい読後感の残るこのtaleですが
もしこの後本当にクソトカゲが自殺でもしていようものなら
「財団は破壊試験などせずにひたすら
クソトカゲを放置するだけでよかった」
という
何とも皮肉な結論が導かれてしまいますね…

結論

クソトカゲのスペックには未知の部分が多く、
今回の考察では「クソトカゲを殺す、もしくは
無力化することは可能だけど100%安全確実にそうする手段はない」

という結論となりました。

今後、もっと有力な封じ込め手段や
クソトカゲを無力化した描写のある報告書やtaleを見つけたら
随時本記事に追記していこうと思います。

まぁもっとも、何が一番クソトカゲの無力化を
困難なものとしているかと言えばそれは
「クソトカゲは殺すことができない」
SCP財団におけるメタ的な意味での
「お約束」に他ならないのですけどね。

SCP-682の写真
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