ファンですら擁護不能。ジョジョの意味不明すぎるツッコミどころ11選

ジョジョの奇妙な冒険

はじめに

こんにちはdaimaです。

私はジョジョの奇妙な冒険
大ファンですが、この作品には
ファンですら思わず「どうしてこうなった?」と
突っ込みたくなるような
迷シーン矛盾点
まれによく登場します。

明らかに人体の限界を無視していたり、
読者を置いてきぼりにする
謎理論が登場したり、
登場人物の設定がいきなり変わったり…
エトセトラエトセトラ。

これらを少年漫画だから
で割り切ってしまえばそれまでですが、
本日はそれらのツッコミどころを
あえて列挙して楽しむという、
少しひねくれた作品の楽しみ方を
提案してみたいと思います。

ちなみに予め断っておきますが
割合的に六部多めです

ジョジョの意味不明すぎるツッコミどころ11選

ダイアーさんを見殺し(?)にしたジョナサン

その様式美とも言えるスムーズな散りざまから、
ジョジョ史上最高のかませ犬として
ファンから歪んだ愛を注がれ続けている
波紋使いのダイアーさん。

しかし、その敗因を
改めて振り返って見ると、
なぜ気化冷凍法の脅威を
知っていたはずのジョナサンが、
事前にダイアーさんやストレイツォに
その情報を共有をしなかったのか

という大きな疑問が浮かび上がります。

もし、ジョナサンが
ディオに殴り込みをかける前に一言、
「ディオには気化冷凍法っていう
やべー必殺技があるから、
直に触れたらアウトだよ」

と伝えていれば、
少なくとも私たちは
もう少し長くダイアーさんの
活躍を楽しめていたはずなのです。

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(▲一応ジョナサンはダイアーさんを引き止めてはいた。
でも「隠された能力がある」じゃなくてさ、もっと具体的な説明をしてあげようよ…)

この致命的ミスの原因としては
ジョナサンが素で忘れていた、
ジョナサンは先刻
ダイアーさんに襲われたことを
根に持っていてわざと教えなかった

作者の都合などなど、
様々な理由が考えられますが、
私的には、荒木先生が
ディオの強さを印象付け、
主人公が活躍する自然な流れを
重視した結果、ああなってしまったのでは
と推測しています。

体が真っ二つになっても喋り続ける恐怖のナチス兵

覚えている方は少数かもしれませんが、
第二部にて、柱の男の眠る
ローマの地下遺跡にジョセフたちを案内した
マルクという若いナチスドイツの兵士がいました。

「国に帰ったら結婚するんす」などという
非常に分かりやすい死亡フラグを振りまいた彼は、
その後、大方の読者の予想通り
出会い頭のワムウに
体の半分を削り取られて
その短い出番を終えることになります。

しかし、そんなマルクについて
実はもう一つ特筆すべき点があるのです。

それは、ワムウに半身を削られて
シーザーの元へ倒れこみ、
息をひきとるまでの間の出来事。

この時点で即死しないのも大概ですが、
なんとマルクはこの半身状態で
しばらくシーザーと会話を
続ける
という凄まじい
離れ業を成し遂げているのです。

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(▲問題のマルク氏。舌まで完全に真っ二つになっていることがわかる。)

たまたま声帯が無事だったのか、
はたまた実はマルク氏は
かのシュトロハイムのように
ナチスドイツの開発した
特殊な改造人間だったのか…
謎は深まるばかりです。

足が削れてもカーテンで縛れば大丈夫?

第三部にて、
ヴァニラ・アイスのクリームの攻撃で
足の先と腿の肉を削られるという、
常人なら気を失ってもおかしくないほどの
重傷を負ったポルナレフ。

しかし問題なのはその後で、
ポルナレフは戦闘終了後
カーテンの切れ端で
削れた足を縛っただけで手当てを終え、
その後は承太郎とバイクに2ケツしたり
DIOを奇襲て逆にぶん殴られたりと、
まるで何事もなかったように
動きまくってみせたのです。

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登場人物の負った怪我が
物語が進むうちにいつのまにか
治っているのは、ジョジョに限らず
バトル漫画全般のお約束ですが、
この時ばかりはカーテンじゃ
出血は止めきれないだろうだとか、
そもそも歩くこともままならないだろとか
色々な疑問が湧き上がって
スルーすることが叶いませんでした。

売れないV系みたいなディアボロのファッション

今でこそ見慣れた感のある
ディアボロのヴィジュアルですが、
初読時の違和感はそれはそれは
凄まじいものでした。

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まず髪の毛。
ピンクベースにロン毛に、
カビみたいな
斑点が散在しているという
他に類を見ない異様なもので、
まずこの時点でインパクト十分。
(しかもこの斑点、コミックス背表紙の
カラー絵だと色が緑で余計にカビっぽかった)

そして、その上に
上半身を大きく露出した
網みたいなトップス
を着るという、
我々常人には到底理解不能な
異様なファッションセンスです。

ジョジョのファッションが
奇抜なのは昔からですが、これは
暗殺を恐れ目立たないことを旨とする
ディアボロのファッションとしては
あまりに派手すぎるものであり、
例えるなら売れない
V系ミュージシャン(30代)

のようにも見えてしまいます。

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個人的には、五部序盤で
チラ見せしていたスーツ姿の方が、
立場的にもキャラクター的にも
よりしっくりハマっていたのではと
思ってしまいます。
何よりこっちの方が普通にカッコいいし…

なんの前触れもなく性別が変わったアナスイ

ナルシソ・アナスイといえば、
第六部主人公の徐倫に恋する
ロングヘアがトレードマークの
男囚ですが、彼は初登場時、
明らかに女性として描かれています。

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(左:初登場時(3巻) 右:再登場時(7巻))

これには私も初読時
かなり頭が混乱しましたが、
ネット上でまことしやかに
語られるによれば、
なんでも荒木先生は当初アナスイを
徐倫に恋するレズビアンの殺人鬼として
描きたかったらしいのですが、
編集部から少年誌として流石に
それはマズイという判断で
ストップがかかってしまった
というのが
この出来事の顛末とされています。

これはあくまで噂であり
真偽のほどは不明ですが、
もしそれが事実なら
そっちの路線もそれはそれで
面白くなっていた気がしますね。

ちなみに、徐々における
レズビアン(バイ?)の女性キャラとしては、
青年誌に移った第七部で後に、
スカーレット大統領夫人が
登場しています。(圧迫祭りよ!)

プランクトンを詰めると傷が治る?

腕がちぎれる、足がもげる、
銃弾で蜂の巣になるなどのダメージは
日常茶飯事のジョジョ世界において、
回復係はチームに一人は欠かせない存在です。

例えば第四部では仗助が
触れたものを一瞬で治す能力を持っており、
第五部ではブチャラティのジッパーによる
接着やジョルノの人体生成能力による
欠損部位の補完があり、
第六部では徐倫の糸で縫う治療や、
F・Fのプランクトンで傷を埋める
治療行為が確認されています。

ん…プランクトン?

プ ラ ン ク ト ン ?

他はともかく、
最後だけ異様に異質です。

F・F曰くプランクトンは
あくまで詰め物で、本当に治すのは
当人の治癒力だそうですが、
痛みがやばそうだとか、
むしろバイ菌が入るんじゃないかとか、
見ていて色々心配になってしまいます。

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しかも、ヨーヨーマッ戦後の描写を見ると、
なんとF・Fのプランクトン治療は
ヨーヨーマッの攻撃で穴の空いた
徐倫の眼球をも見事に復活させています。
ips細胞か何か?

ホワイトスネイク強すぎ問題

ジョジョのスタンド能力は、
「パワーは強いが遠くまで行けない」
近距離パワー型
と、
「パワーは低いが遠くまで行ける」
遠隔操作型
の二種類があります。
(一部、自動操縦型などの例外はありますが)

しかし、第六部の大ボス、
プッチ神父のスタンド
ホワイトスネイクには、
遠隔操作型スタンドでありながら、
明らかに近距離パワー型並みの
パワーとスピードを
持っているとしか
考えられない描写があるのです。

第六部 11巻 ホワイトスネイク - 追跡者 - その④
にて、プッチ神父はウェザー・リポートに化けて
徐倫ら三人を奇襲します。

ここでホワイトスネイクは
アナスイの胸部を貫きつつ
FFの顔面を真っ二つにして無力化、
さらにガードに入った徐倫の
片腕を吹っ飛ばして
ダウンを奪うほど強烈で
素早い攻撃を繰り出しているのです。

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(▲ウェザー・リポートに化けたホワイトスネイクの攻撃シーン)

しかしながら、荒木先生もさすがに
これはやりすぎと感じたのか、
その後の徐倫との一騎打ちの場面で
プッチ自身に次のような
フォローを入れさせています。

「いいか…我がホワイトスネイクは
遠隔操作のスタンド」
「だが今のここでは
射程が数メートル」
「100%のパワーと
スピードが使える」

は?

いや、初読時は本当に
「は?」と言いたくなる気持ちでしたよ。

もしそんな理屈が通るなら、
遠隔操作型の「パワーが低い」
というデメリットが
ほぼナシになってしまうわけで、
これでは近距離パワー型スタンドの
立つ瀬がなくなってしまいかねません。

更に言えばホワイトスネイクは
そもそもの能力自体も 例えるなら
長射程、感覚共有、会話能力付きの
ヘブンズ・ドアーとでもいうべき
反則級に強すぎるものであり、
そのくせ近距離パワー型の
スタンドとも同等に渡り合うわで、
正直、ボスの能力とはいえ
やりすぎ感が否めない印象でした。

(しかも、ここからさらにC-MOONや
メイド・イン・ヘブンに進化するという…)

凄み

上記項目に引き続き、
6部11巻のプッチ神父と
徐倫の一騎打ちの場面より、
もう一点物申させていただきます。

この対決中、
DISCで目隠しをし徐倫の視界を
奪って勝利を確信したプッチ神父。
しかし、なぜか見えていないはずの
徐倫の攻撃が、プッチ神父を正確に捉えます。

なぜ、徐倫は目隠し状態で
プッチの位置がわかったのか?
手錠を伝わる振動か?空気の流れか?
などと当時の私は
あれこれ予想しつつ読み進めてみると…

プッチ「凄みだ… こ……こいつ凄みで!
わたしの攻撃を探知したんだ…」

当時の俺「WWWwwwwwwwwwww??? ? ? ? ? ? ? ????? ????????wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

これまでのジョジョは、
(どんなに無理くりでも)勝ち負けに
論理的な理由付けのある漫画であり、
またそれこそが、他の少年漫画と
一線を画す魅力でもありました。

それがここにきてまさかの「凄み」

今でこそまぁそういうのも
有りかと思えますが、
当時は6部のフリーダムさに
ついていけなくなりかけていた
こともあり、なんだか読んでいて
体の力が抜けてしまいましたよ。

鏡に映った像はひとつの事実…?

六部中盤にて、
徐倫の脱獄を阻止すべく現れた
女看守ミューミューの
「新たな出来事を3つしか覚えられなくする」
能力を持つおそるべきスタンド
「ジェイル・ハウス・ロック」。

その戦闘の最中に、
ミューミューこの能力を利用し
4発以上の弾丸を撃ち込むことで
防御不能になる攻撃を行ったところ、
徐倫がその攻撃を「床の水に移った像」=
ひとつの事実としてまとめて認識し、
見事に全て防御するという場面がありました。

しかしながら私は初読時も今も
この説明にどうしても
納得することができないでいます。

水に移ろうが映るまいが、
弾丸が四発ならそれはやはり
四つの独立した事実…

ではないでしょうか?

主観ですが、
このころのジョジョは
スタンド能力が複雑になりすぎて、
素直に駆け引きが
楽しみ辛くなっていた印象があります。

宇宙が一巡すると人類全員が未来予知能力をGETする?

個人的に第六部は
独特のケレン味があって
決して嫌いな部ではないのですが、
あまりにセンスがぶっ飛びすぎていて
一番評価に困る部でもあります。

そして、そんな六部の
極め付けとも言える超展開が、
この「宇宙の一巡」でしょう。

念のため内容をおさらいすると、
まず、生き物以外の時の進みを
加速度的に増加させる
プッチ神父のスタンド
メイド・イン・ヘブンがあり、
その能力によって時の加速が
極限に達することで
これまでの宇宙が一旦ほろび去り、
代わりに新しく生まれた宇宙(一巡後の世界)に
全ての生き物を到達させるという
自分で書いててもよくわからない
とにかく壮大な事象が「宇宙の一巡」です。

さらに、こうして
一巡後の世界にたどり着いた生物は、
一度宇宙の始まりから終わりまでを
体験したことで、近い将来に起こる
未来の出来事を直感的に
予知することができるようになっている
という、やはりよく分からない
能力を獲得することになります。

そしてそして、
全ての元凶であるプッチ神父は
この未来予知によって
人類全体がいつ誰が死に、
いつ戦争が起きるのかといった
未来を「覚悟」することによって
「絶望」を吹き飛ばし、
結果的に「幸福」になれるのだ
という
非常に独善的なトンデモ理論を
展開するのです。

この理論の裏には
プッチ神父の過去の体験が関わっており、
それを知るとその考えも
少しは理解できるのですが、
それにしても第六部終盤は
時の加速、主人公チームの全滅、
そして宇宙の一巡という
怒涛の展開が続いたせいで、
六部読了当時の私の頭の中は、
大量のはてなマークで
埋め尽くされていました。

コミックスで通読した
私ですらこうだったのですから、
当時ジャンプ紙上の隔週で
本編を追っていた読者の混乱は
いかばかりだったのでしょうか…

サンドマン→サウンドマン問題

第七部でどうしても
納得できなかった展開の一つが、
「サウンドマン」問題です。

第七部で最も最初に登場し、
ジョナサンもかくやという
爽やかな好青年風のキャラクターと、
馬のレースに裸足で参戦する
アメリカインディアンという、
唯一無二の個性的なスタイルで
読者に強烈な印象を残したサンドマン。

レースの成績も、ジャイロや
ディエゴと並んで常にトップであり、
当初は物語の後半まで活躍する
準レギュラー的なキャラになるかと
予想されていました。

しかし、しばらくフェードアウトした後
レース中盤で再登場した彼は、
大統領に金で雇われ、特に恨みもない
ジョニィとジャイロを平気で
殺しにかかるような外道に
成り下がっていたのです。

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(▲サウンドマン曰く、「聞き間違え」だったらしい…)

さらに、序盤に明らかに
砂を操る能力として描写されていた
彼のスタンド能力についても、
実は「サンドマン」というのが
外国人の聞き間違えで、
本当の名は「サウンドマン」だった

などという苦しい理由つきで、
音を操るエコーズの二番煎じのような
謎能力(イン・ア・サイレントウェイ)に差し変わる始末。


(▲どう見ても砂のスタンドにするつもりで描いてますよね。荒木先生?)

読者の予想を裏切るというのは
漫画として大切なことですが、
初期の好青年サンドマンが
そこそこ好きだった私にとっては、
なんだか彼がジョニィの成長の
踏み台として雑に扱われてしまった
ような思いがして、
少し残念な思いがしました…

さいごに

今回は、ジョジョを読んで
私が感じた違和感を列挙しましたが、
共感していただけた部分は
ありましたでしょうか。

もっとも、この世に
完璧な漫画作品などありませんし、
こうした矛盾点を語ることで
ファン同士のトークが
盛り上がることも良くあります。

荒木先生にはこれからも
自由にのびのびと、ジョジョという
素晴らしい作品を書き続けていって
頂きたいものですね。

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