退屈ブレイキング

映画、ゲーム、ホラー、ジョジョなどの話題が中心の趣味ブログ。現在月間18万PVほど。おおむね週一更新です。

全俺が泣いた。珠玉の感動映画13選【洋画のみ】

はじめに

こんにちは、
三度の飯より映画が好きな
26歳男子、DAIMAです!

本日は、泣ける映画特集と題して、
私が今まで観てきた中でも
鑑賞中に思わず涙がこぼれた、
珠玉の名作感動映画

13本に厳選してご紹介します。

また、当該作品の
外部サイト(amazon、YAHOO映画)へのリンクと
youtubeのトレイラー動画のリンクも
併記しておりますので、
ぜひそちらもご参考にしてください。
それではどうぞ!

※作品の核心となるネタバレは避けるよう配慮していますが、ネタバレに関しては自己責任でご閲覧お願いします。


ショート・ターム

11.15公開『ショート・ターム』予告編 - YouTube

概要とあらすじ

2013年に公開された、
ハワイ出身、日系3世の米国人、
デスティン・ダニエル・クレットン監督の
人間の心の傷と再生をテーマとした
ドラマ映画です。

様々な問題を抱える
ティーンエイジャーのためのグループホーム
「ショート・ターム12」を舞台に、
ケアマネージャーと
心に傷を抱えた子供たちの
心の交流を描いています。

公開当初から批評家、
観客両方から絶賛を集め、
サウス・バイ・サウスウエスト映画祭、
ロサンゼルス映画祭などを始めとする
様々の映画賞を総ナメしました。


監督自身の体験から生まれた心揺さぶるリアリティ

そこで働き始めたのは、仕事がなかったからなんです。大学を卒業したあと5ヶ月ぐらい仕事がなく、友人が働いていた施設が唯一雇ってもらえた場所でした。私は保護施設がどういう場所なのか分からないまま働き始めたのですが、自分の経験は、映画でいうと新入りスタッフのネイトによく似ていました。不安でしたし、場違いのような気もしました。結局2年間そこで働いたのですが、最終的にその仕事が大好きになりました。(デスティン・クレットン監督へのインタビュー|FASHION PRESSより引用)

本作には、クレットン監督自身が
かつて児童保護施設で働いた経験
ふんだんに活かされています。

例えば映画の序盤、
新米ケアマネージャー
ネイト(ラミ・マレック)は、
新任の挨拶で子供達に対し、
うっかり「恵まれない」
という言葉を使ってしまい、
その言葉に憤慨した
マーカス(キース・スタンフィールド)に
掴みかかられるシーンがありました。

これは、微妙な言葉使いによって
傷ついてしまう子供達の繊細さと、
そんな子供達を相手にする
ケアマネージャーという仕事の
困難さ
を一目で観客に理解させる
秀逸な演出です。

また、子供たちだけでなく、
それを守る立場の
ケアマネージャーたちの
心の葛藤を描いた点も印象的。

特に、2015年には「ルーム」で
アカデミー主演女優賞受賞を受賞した
ブリー・ラーソンの演技は素晴らしく、

子供達を守る立場でありながら、
自分もまた過去に深いトラウマを持つ
難しいグレイスの役どころを
圧倒的な表現力で演じきっていました。


感涙必至の2シーン

ショート・タームの中でも、
特に私が心打たれたのが、
施設の入居者の中でも年長で、
もうすぐ社会へ巣立たなければならない
マーカスのラップシーンと、
自傷癖のある女子児童、
ジェイデンの「タコのニーナ」
の2シーンです。

ここでその詳細を語ることは避けますが、
どちらも初見時はただただ圧倒され、
また彼らの心情と、私自身の
思春期時代の辛い思い出が重なり、
鳥肌が立ち、自然と涙が流れて
止めることができませんでした。

映画においてあそこまで、
思春期の子供ならではのプライドや、
親への憎しみ、愛情など
微妙な感情の機微を見事に
表現した名シーンを私は他に知りません。

また、前述の二つより
目立たないシーンではありますが、
新米のネイトが、映画終盤、
年少の利用者であるサミー
(アレックス・キャロウェイ)のためにとった
ある行動は、さりげないものでしたが
非常に心温まる素敵なものでした。


一人でゆっくり観たい、宝石のような作品

ショート・タームは、
児童福祉という重いテーマを扱う、
メッセージ性の高い作品です。

ですが、作中には
重苦しさや悲惨さはなく、
全編通じて、ユーモアと情緒性、
そして、クレットン監督の
人間全てに対する
温かな眼差しに満ちています。

映画で心を揺さぶられたい、
魂のこもった映画を観たいというは、
ぜひ一度このショート・タームを
観てみてください。
きっと、何か得られるものがあるはずですよ。


▼外部サイトのレビュー

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Mommy

映画『Mommy/マミー』グザヴィエ・ドラン監督 予告編 4.25公開 - YouTube

概要とあらすじ

19歳で監督した『マイ・マザー』で
映画界に鮮烈なデビューを飾った
グザヴィエ・ドラン監督の長編映画
2014年のカンヌ国際映画祭でプレミア上映され、
審査員賞を獲得しています。

舞台はほんの少し未来のカナダ。
物語は未亡人のダイアン(ダイ)が、
発達障害(ADHD)を持つ息子スティーブを
施設から引き取りに来る場面から始まります。

感情の制御がうまくできず、
万引き、ケンカ、家庭内暴力など
次々に問題を引き起こすスティーブと、
そんなスティーブを母として
正面から受け止めるダイアン。

そこに、偶然のきっかけから
二人と縁を持った隣人カイラを加えた、
3人の波乱に満ちた日々が、
ドラン監督ならではの
卓越したセンスで描かれます。


ドラン監督のセンス炸裂。全く新しい映像体験

itunesストアの
エディターのおすすめコーナーにて、
パステルブルーを主体とした
鮮やかなヴィジュアルが目に留まり、
レンタルで鑑賞したこちらの作品。

観終えてみれば、
その圧倒的な映像センスと
役者陣の魂を感じさせる迫真の演技、
そして、切なさと爽快感の入り混じった
印象的なラストシーンに到るまで
ただただ圧倒された140分でした。

障害というシビアな題材を扱いつつも、
製作当時若干25歳のグザヴィエ監督の
瑞々しい感性が炸裂した映像美は
一種の爽やかさすら感じられます。

陽気で音楽好きで、心から
母を愛しているものの、
感情に振り回されて
母を傷つけてしまうスティーブ。

そんなスティーブを暖かく受け止め、
なんとか二人の生活を
成り立たせようと奔走するダイアン。

自らも心に傷を負いながら
スティーブとダイアンの友人として
力を尽くす心優しい女性カイラ。

そんな3人が
時に支えあい、時に傷つけ合う姿に、
思わず心揺さぶられました。


これ以上ないという完璧なラスト

しかし、私が本当に
本作をお勧めしたい理由は、
ラストシーンの秀逸さにあります。

映画終盤、障害を原因とする
スティーブの行動が原因で
次々に生活の糧を失っていき、
次第に追い詰められていく母子。

観ているこちらが苦しくなるほどの
どうしようもなさの中で母が下したある決断。
そしてそんな重たい展開が
連続した後でのあのラストシーン…

正直、ドラン監督やってくれたぜと、
内心に快哉を叫ばずにいられませんでした。

親子愛の意味について考えさせられ、
そして卓越した映像センスを味わえる、
他とはひと味もふた味も違う傑作映画。

特に、お子さんをお持ちの親御さんや
(私のように)親に苦労をかけて
生きてきた人間にとっては、
思うところの多い作品だと思います。

▼外部サイトのレビュー

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グリーン・マイル

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グリーンマイル - 予告編 - YouTube

概要とあらすじ

1999年公開、製作国はアメリカ。原作は
モダンホラーの大家スティーブン・キング
監督は「ショーシャンクの空に」、「ミスト」の
フランク・ダラボン

このゴールデンコンビが放った本作は、
1999年のアカデミー作品賞・
助演男優賞・脚色賞・
音響賞にノミネートされています。

アメリカ南部のとある死刑囚監房¥に、
少女殺害の罪で送還されてきた黒人の大男
コーフィ(マイケル・クラーク・ダンカン)が
収監されてきます。

しかしコーフィはその罪状に似合わぬ
心優しい性格で、さらに触れたものの
病や傷を癒す不思議な力を持っていました。

彼の能力とその心優しい性格に触れた
看守長ポール(トム・ハンクス)らは
だんだんとコーフィの有罪判決に
疑いを持つようになっていき…

心優しき囚人コーフィと看守たちが紡ぐ数奇な物語

私も大好きな
ショーシャンクの空に
映画史に残る金字塔を打ち立てた
フランク・ダラボン監督と
巨匠スティーブン・キング
再びタッグを組んだ本作。

私が泣ける映画と聞いて
一番に思い浮かぶのがこの作品。
初めて鑑賞したのは中学生の頃でしたが、
その衝撃的なラストが今も鮮やかに
脳裏に焼きついています。

また、今も語りぐさとなっている
老囚人デルとそのペットであるネズミ、
ミスタージングルスに関するあのシーンは、
1度観たら忘れられない衝撃がありました。

看守長ポールを演じる
トム・ハンクスの熟練した演技や、
コーフィ役のマイケル・クラーク・ダンカン
ハマリ役しか言いようのない存在感、
そしてダグ・ハッチソン演じる
悪辣看守パーシーの憎たらしさなど
役者の底力を感じさせる好演もたまりません。

ただ泣けるだけでなく、
キング原作らしい毒も併せ持った名作映画。
同時に人の生命の尊さについて、
深く考えさせられる作品でもあります。

▼外部サイトのレビュー

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ビューティフル・マインド

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ビューティフル・マインド - 予告編 - YouTube

概要とあらすじ

ナッシュ均衡で有名な数学者、
ジョン・ナッシュの生涯を描く、
2001年のアメリカ映画。
アカデミー賞の作品賞、監督賞、
助演女優賞、脚色賞を受賞しています。

時代は冷戦真っ只中の50年代アメリカ。
プリンストン大学院に入学した
ジョン・ナッシュ(ラッセル・クロウ)は
人付き合いの苦手な性格から
周囲に馴染めない日々を送りつつも、
数少ない気の合うルームメイト
チャールズ(ポール・ベタニー)の励ましもあり、
ついにその研究は身を結びます。

研究者として認められ、愛する女性
アリシア(ジェニファー・コネリー)と結ばれ、
全てが順風満帆に思えたある日、
政府の人間だと名乗る男
パーチャー(エド・ハリス)の手引きで
ある極秘任務への参加したことから
ジョンの運命の歯車は
大きく狂い始めていくのでした...

天才数学者の苦悩と愛を描く

数学者ジョン・ナッシュ
主人公に据えた本作ですが、
鑑賞にあたって専門的な
数学知識は全く必要ありません。

本作の焦点は、中盤に明かされる
ジョンの身に降りかかったある悲劇と
共にその悲劇に立ち向かう、
アリシアとの愛の物語です。

核心のネタバレになるため
詳しく明かせませんが、
その悲劇自体は
誰にでも起こりうるものであり、
巧みな映像表現も相まって
もし自分や家族が、ジョンと
同じ状況になったらどれほど
絶望的な気持ちにあるだろうかと
観ていて恐怖を感じるものでした

そして、そんな絶望に陥ったジョンを
最後まで支えたのが妻アリシア
大学の同期たちです。

自身も生命の危機を感じるまで
追い詰められながらも
健気に変人ジョンを支える
アリシアの姿は心打たれましたし、
最初はジョンと衝突していたマーティンが
中盤以降にジョンと再会してからとった
ある行動には思わず胸に
熱いものがこみ上げました。

観るものをあっと言わせる
巧妙な映像トリックと、
実話に基づいた挫折と栄光の
ストーリーが堪能できる本作。

身近な人の大切さを思い出させてくれる、
観る人を選ばない名作映画です。

▼外部サイトのレビュー

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レナードの朝

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レナードの朝 - 予告編 - YouTube

概要とあらすじ

医師オリバー・サックス
ノンフィクション小説を原作とする
1991年公開のアメリカ映画。
監督はペニー・マーシャル
アカデミー作品賞、主演男優賞、
脚色賞にノミネートされています。

1969年、ブロンクス
性神経病患者専門の病院に
人付き合いが苦手で臨床経験のない
マルコム・セイヤー医師(ロビン・ウィリアムス)
が赴任してきます。

病院には、11歳の時から30年間
まるで眠りにつき続けたように
一切の反応を失ってしまった
レナード・ロウ(ロバート・デ・ニーロ)
をはじめとする重篤な患者たちがいました。

そんな患者たちに対し、
どうせ意識のない抜け殻なのだからと
積極的な治療を放棄していた病院側に対し、
セイヤーは持ち前の生真面目さと観察力で
患者たちの中にまだ意識が
残っていることを証明します。

さらにセイヤーの快挙は止まらず、
熱心な研究と調査活動によって
病を治療する希望をも見出すのでした。

病によって人生の大部分を失った
患者たちに訪れた希望と絶望。
そして、セイヤーとレナードの
間に生まれた、立場を超えた
奇妙な友情の行く末とは...?

名優の演技が光る、実話を元にした感動作。

本作は、嗜眠性脳炎という病を通して、
人間の生きる意味や人生の素晴らしさ
チャレンジすることの大切さなど
多くのことを教えてくれる作品です。

ロビン・ウィリアムスの優しい人柄が
にじみ出るような演技も見事ですが、
患者であるレナードを演じた
ロバート・デ・ニーロの熱演はさらに凄く、
鬼気迫るものすら感じさせられました。

また、セイヤーを応援する
病院の看護婦や使用人たちや、
レナード以外の患者たちも
主演の二人に負けない好演を見せています。

特に劇中中盤の、セイヤーが
病に対する希望を見出した
とあるシーンにおいては、
彼らの見せる生き生きとした表情に
思わず見ているこちらがつられて
笑顔になってしまったほどです。

そのラストは、完璧なハッピーエンド
とは言い難いものながら、
鑑賞後にはすぅーっとするような、
温かく爽やかな感動が残ります。

忙しい日々の中で、
ふと立ち止まり、生きることについて
深く考えさせてくれる
私のお気に入りの作品です。

▼外部サイトのレビュー

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チョコレート・ドーナツ

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『チョコレートドーナツ』予告編 - YouTube

概要とあらすじ

2012年公開のアメリカ映画。
監督はトラヴィス・ファイン。
マイナーなミニシアター系作品ながら
トライベッカ映画祭やシアトル映画祭など
各映画祭の賞を総なめにした話題作です。

舞台は1979年のカリフォルニア。
歌手を目指し、ショーパブで働く
同性愛者ルディ(アラン・カミング)は
隠れ同性愛者で検察局勤めの
ポール(ギャレット・ディラハント)
と惹かれあい交際を始めます。

そんな中、ルディと同じアパートに暮らす
ダウン症の少年マルコ(アイザック・レイヴァ)が、
母親が薬物中毒で逮捕されたことによって
一人きりとなってしまい施設に保護されます。

しかし、施設を嫌がり何度も
脱走を繰り返すマルコを見るうち、
同情したルディはポールを説得して
マルコの保護者となることを決心します。

同性愛者への偏見の強い時代に、
その事実を隠して保護者となったルディ。
3人は楽しく幸せな家庭を築くも、
周囲の偏見はそれを許さず、
やがて裁判へと発展してしまうのでした...

家族とは何かを考えさせられる作品

1970年代のブルックリンで、
ゲイの男性カップルが、
ダウン症の子供を引き取って
家族として過ごした
実話を元に制作された本作。

ルディの陽気さとマルコの純真さ、
堅物のポールという3人の共同生活は
常識からかけ離れたものでありながらも
確かに幸福な「家庭」と呼べるものでありました。

しかし、3人の幸せな関係は、
ポールのセクシュアリティを怪しんだ
ポールの上司をきっかけとして
突如大きな危機に見舞われます。

一度は正式に委任された親権でしたが、
検察側の強引な方法で
徐々に3人の立場は悪くなっていきます。

そのやり口はかなりえげつなく、
映画を鑑賞していて、
ポールの上司や検察に対して、
心底憎たらしくなるほどでした。

この作品は、「家族のあり方」と
「ライフスタイルの多様性」について
とても重要なメッセージを含んでいます。

男女のカップルでなければ家族でないのか。
当人の幸せより社会的な規範の方が大切なのか。
少数派は多数派の意見に
必ず従わなければならないのか。

...などなど、見る側に
実に色々なことを考えさせてくれます。

そしてラストに訪れるあの展開。
正直泣けましたし、あの展開こそが
本作の持つメッセージを裏付ける上で
ベストだったのだろうと考えていますが、
それでもやはり最初観た時は
かなり大きな衝撃を受けました。

ミニシアター系ということもあり、
エンターテイメント性よりメッセージ性、
社会性にややウェイトの置かれた作品ですが、
私にとっては、家族のあり方や
幸せのあり方について、新たな視点を
与えてくれた有意義な作品でした。

▼外部サイトのレビュー

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今を生きる

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Dead Poets Society (1989) Original Trailer - YouTube

概要とあらすじ

1989年公開、製作国はアメリカ。監督は
トゥルーマン・ショー」のピーター・ウィアー
公開年度のアカデミー監督賞に
ノミネートされています。

舞台は1950年代米国の
保守的な全寮制学院、ウェルトン・アカデミー。
厳しい校則に縛られたこの学校に、OBの
ジョン・キーティング(ロビン・ウィリアムズ)が
教師として赴任してきたことから
物語の歯車が動き始めます。

教科書を破り捨てるなどの
キーティングが行う型破りな授業に、
最初は戸惑っていた生徒達でしたが、
彼の屈託のなさと真剣さに
だんだんと心を開いていき、
人にやれと言われたことではなく、
自分が本当にやりたいことに対して
真剣に向き合うようになっていきます。

さらにキーティングは、
自身の学生時代に立ち上げた
「死せる詩人の会」と呼ばれる
詩の朗読サークルを秘密裏に復活させ、
生徒達に創造することの素晴らしさを
体験させるのでした。

キーティングが痛快!しかしラストは...

本作の魅力は、
何と言ってもロビン・ウィリアムス演じる
キーティング先生のキャラクターと
終盤に訪れる怒涛の展開にあります。

キーティングが作中で見せる
個性的な授業は、思わず見ている方も
こんな授業を受けたかった!
と思ってしまうような
ユニークなものばかり。

また、登場する生徒達も個性豊かで
ひとりひとりに血が通っており、
ついつい「こんなやついるなぁ」
といった具合に、自分の
知り合いに重ね合わせてしまいます。

加えて、自然豊かなデラウェア州
撮影された映像美も大変魅力的。
特に、輝くような日差しの中を
自転車が走り、水辺の鳥が
一斉に羽ばたくワンシーンは
思わず息を呑むような美しさでした。

このように、前半は
米国版金八先生といった趣の本作ですが、
後半、ニールという一人の生徒が起こした
ある「事件」をきっかけとして
物語は急展開を迎えます。

例によって詳細は伏せますが、
その行動がキーティングと
他の生徒たちに多大な影響を及ぼし、
やがてあの伝説の名シーンへと繋がります。

正直、最後の急展開には
賛否が分かれるかもしれません。
しかし私としては、そこも含めて
この映画は「今を生きる」ことの
大切さを語っていたように思えます。

本作は大人ももちろん楽しめますが、
私的にはどちらかというと、
キーティング先生の授業を受けているような
十代の方に観てもらいたい作品ですね。

▼外部サイトのレビュー

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ミリオンダラー・ベイビー

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ミリオンダラー・ベイビー - YouTube

概要とあらすじ

2004年のアメリカ映画。
監督は巨匠クリント・イーストウッド
3000万ドルという低予算でありながら、
同年度のアカデミー賞にて
作品賞、監督賞、主演女優賞
助演男優賞の4部門を受賞しています。

主人公は、貧しいトレーラーハウス出身の
誰からも愛されたことのない女性マギー(ヒラリー・スワンク)。

そんなマギーが、
落ちぶれた老ボクシングトレーナー
フランキー(クリント・イーストウッド)と出会い、
ボクシングの素質を見出されて
徐々にその才能を開花させて行くお話です。

爽やかなスポーツサクセスストーリー...ではない

本作はあらすじだけ見ますと、
女性版はじめの一歩のような、爽やかな
スポ根ものを想像させられますが
そういう気持ちで鑑賞すると
見事に裏切られます。

ネタバレになるので詳しくは書きませんが、
映画のトーンは終始重く、
展開はこれでもかと言わんばかりにハード。
特に公開当時大きな賛否を生んだ
あまりに衝撃的すぎるラストシーンには
私もただただ呆然とするばかりでした。

しかし、今回ご紹介した作品の中で
一番私が心動かされたのが
本作であることもまた事実です。
鑑賞当時、ボロボロ涙が出て
止まらなかったことを覚えています。

気力があるときでないと、
鑑賞が厳しい作品ではありますが、
その重厚なテーマ性と
こだわり抜かれた映像作りは必見であり、
人間の尊厳や愛について、
様々なことを教えてもらえる貴重な作品です。

▼外部サイトのレビュー

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大統領の執事の涙

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映画『大統領の執事の涙』予告編 - YouTube

概要とあらすじ

2013年公開のアメリカ映画。
監督は「プレシャス」のリー・ダニエルズ
実在した黒人執事、ユージーン・アレンを
モデルにした伝記作品。

20世紀初頭、アメリカ南部の綿花畑に生まれた
黒人奴隷セシル(フォレスト・ウィテカー)が、
人種差別が蔓延る過酷な環境の中で
持ち前の実直な性格を生かして出世し、
ついには時のアメリカ大統領の
執事にまで上り詰めるお話です。

歴史映画としても、家族の映画としても良質な作品。

本作には、セシルの生まれた20世紀初頭から
現代に至るまでのアメリカ史がまるごと含まれており、
それはつまるところ、アメリカの公民権運動の流れを
セシルの生涯と合わせて追っていく形となります。

キング牧師マルコムXKKKブラックパンサー党など
一度は聞いたことのある歴史的なワードが次々登場し、
さらにアイゼンハワーケネディ、ジョンソン、ニクソン
歴代アメリカ大統領の、執事の目から見た
人間味ある姿
も見所です。

とはいえ、本作は決して
公民権運動や人種差別のお勉強の
ためだけの映画ではありません。

物語の鍵を握るのがセシルの長男ルイス。
ルイスは頭が良く大学にも進学しますが、
白人に仕える父の姿に反発を抱き、
自分は黒人の権利のために白人と戦う道を選びます。

自分の仕事を軽蔑し、過激な運動に参加しては
留置所送りを繰り返すルイスを理解できないセシル。
すれ違いを繰り返す二人がどう歩み寄るのかも
本作の大きなポイントとなっています。

このように、政治的なテーマと
個人的なテーマの両面性をもつ本作。
軽い気持ちで鑑賞はできませんが、
見終えた後に温かい感動を味わえる、
とても素敵な作品でした。

▼外部サイトのレビュー

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グッド・ウィル・ハンティング

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グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち - 予告編 - YouTube

概要とあらすじ

1997年公開のアメリカ映画。
監督はガス・ヴァン・サント
アカデミー賞ゴールデングローブ賞
それぞれ脚本賞を受賞しています。
脚本は主演でもあるマッド・デイモンと
ベン・アフレックが共同執筆しています。

飛び抜けた頭脳を持ちながら、
ケンカなど問題行動ばかり繰り返し、
大学の清掃員として働いていた
孤児のウィル(マッド・デイモン)。

そんなウィルの才能に目をつけた
ランボー教授(ステラン・スカルスガルド)は、
ウィルを更生させるため
様々な心理学者にカウンセリングさせますが、
学者たちはウィルの反撃に遭い、
揃って匙を投げてしまいます。

万策尽きたランボー教授が
最後に頼ったのが、過去の行き違いで
対立していた旧友のショーン(ロビン・ウィリアムズ)でした。

果たしてショーンは
ウィルの心を開くことができるのか?
ウィルが心を閉ざした原因とは?
当時無名だったマッド・デイモンと
ベン・アフレックが綴る、
スリリングで濃密なヒューマンドラマ。

爽やかな涙が溢れる、上質なヒューマンドラマ

本作の素晴らしさは、
何と言っても多数の賞を獲得した脚本と
マッド・デイモンやロビン・ウィリアムズ
はじめとする俳優陣の演技の熱量でしょう。

マッド・デイモンが本作の構想を得て
ベン・アフレックと執筆を開始したのが
1992年の22歳当時。
それから5年の歳月をかけて
1997年に脚本を完成させています。

内容としては、人の心の弱さや
トラウマといった問題に焦点が当てられ、
魅力的なキャラクター設定や
巧みなストーリーテリングによって
それが映画というエンターテイメントに
見事に落とし込まれています。

ウィルの持つトラウマは特殊なものですが、
過去に縛られて自由に生きられない苦しみは
私も深く共感できるところがあり、
ストーリーの面白さもあって
一気に映画の内容に引き込まれました。

また、カウンセラーであるショーンや
教授という地位のあるランボーなど、
大人たちにもまた心の弱さがある
という描かれ方がされていた点も
本作に深みを与えていたように思います。

そして、ショーンがウィルの心を開くため
最後のひと押しをする終盤の名場面。
それまでの積み重ねもあり、あそこで私は
思わず涙腺決壊してしまいました。
ロビン・ウィリアムズの声と表情が
何ともたまらないんですよね...

また、ベン・アフレック演じるウィルの
親友チャッキーも中々にナイスなキャラで、
彼がウィルを後押しするために語る場面も、
またかなりのお気に入りです。

観るたびに生きる気力を貰える一作。
鬱々とした気分を吹き飛ばす、
生きるパワーに満ちた快作です。

▼外部サイトのレビュー

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スタンド・バイ・ミー

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映画『スタンドバイミー』 予告編 - YouTube

概要とあらすじ

1986年公開のアメリカ映画。
原作はスティーヴン・キング
監督は「最高の人生の見つけ方
で有名なロブ・ライナー
アカデミー脚色賞、
ゴールデングローブ賞作品賞、
監督賞にノミネートされています。

舞台は1950年代末のアメリカ。
キャッスルロックと呼ばれる田舎町に住む
四人の12歳の少年たちが主人公です。
彼らが年上の不良たちから盗み聞きした
事故に遭って森に放置された
レイ・ブラワーという少年の死体を、
怖いもの見たさで
見に行くというのが本作のあらすじ。

原作で語り部を務めるゴードンは、
仲間にたびたび自作の小説を披露するなど
想像力豊かで心優しい性格。

ゴードンの親友クリスは、頭の回転が早く
面倒見の良い頼れる性格でありながら、
年相応の子供っぽさや繊細さも持ち合わせています。

補聴器とメガネが特徴のテディは
戦争神経症の父親にコンプレックスを持ち、
喧嘩っ早く無鉄砲。特技は「電車かわし」。

太っちょのバーンは、
死体の話を盗み聞きした張本人であり、
マイペースで臆病な性格。

この四人が、徒歩で町外れの森まで
冒険をする中で出会う様々な困難や、
少年期特有の心の揺れ動きが描かれます。

あの12歳の時のような友達はもうできない もう二度と

夏の映画の代名詞とも呼ばれる本作。
そのタイトルを聞くだけで、
線路の上を歩く四人の有名なカット
頭に思い浮かぶ方も多いと思います。

少年たちの冒険と、
そこに起こるドタバタが楽しい作品ですが、
そこにキング作品の持つ鋭い人間描写や
繊細な心理描写が加わることで
国や文化を超えて万人の心に刻まれる
味わい深い作品へ昇華されています。

主演の子役四人の演技も秀逸であり、
特に、四人の中でも一番タフなクリスを演じた
リバー・フェニックス
演技力は驚嘆の一語です。

特に、リバー自身の悔しかった思い出を
思い出しながら演技したという、
クリスがゴードンに
大人に裏切られた体験を吐露する
あのシーンの演技は、
演技であることを忘れてしまうほどに
真に迫ったものでした。

夏が来るたびつい見返してしまう本作。
2度と戻ってこない少年時代への郷愁を誘う、
大人にこそ見て欲しい珠玉の名作映画です。

▼外部サイトのレビュー

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ニュー・シネマ・パラダイス

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ニュー・シネマ・パラダイス - YouTube

概要とあらすじ

1988年公開のイタリア映画。
監督はジュゼッペ・トルナトーレ
1989年のカンヌ国際映画祭審査員特別賞、
アカデミー外国語映画賞を受賞しています。

舞台はイタリア。
主人公の映画監督・サルヴァトーレが
友人アルフレードの訃報を聞き、
過去に想いを馳せる形で物語が進行します。

少年時代、トト呼ばれていたサルヴァトーレは
シチリアのある田舎村で育ちました。
時は第二次世界大戦中、
村人たちの数少ない娯楽は映画であり、
トトは映画館で働く中年の
映写技師アルフレードと出会い、
映写機の操作を教わったりする中で
世代を超えた友情を築きます。

村に起きる様々な出来事、
トトの成長、恋、そして旅立ち。
それらをまるごとひとつの映画として
エンリオ・モリコーネの音楽を添えた
不朽の名作映画です。

名作の誉は伊達じゃない

30年も前に公開されたこの作品が
今も度々リバイバル上映されるほど
映画好きの心を掴んだ理由は、
随所に散りばめられた
映画に対する作り手の愛情と
今や伝説ともなった
ラストシーンの影響が大きいでしょう。

シチリアの長閑な風景と、
教会に併設された素朴な映画館。
そしてそこに集う人々の悲喜交々。

村人は最新の映画の話題で盛り上がり、
厳格な神父がセクシャルなシーンを
カットすると一斉にブーイングする。
そんな映画を愛する人同士の一体感が
スクリーン越しに伝わってくるようです。

主人公トトとアルフレード
繋げたのもまた映画であり、
まさに本作は映画好きであればあるほど
深く感情移入できる内容となっているのです。

伝説のラストシーンに涙

そして、ローマで様々な経験を経た
トト=サルヴァトーレが、壮年となり
久しく戻ってきたシチリアの映画館で
アルフレードとの思い出に涙する
ラストシーンはまさに伝説級。

エンリオモリコーネの優しい音楽と
巧みな伏線を活かしたその仕掛けに
私も思わずつられて涙してしまいました。

メジャーなアメリカ映画などと比べて
ややクセのある作品ではありますが、
全体として見た映画としての完成度、
そしてラストシーンの強烈な感動は
その評判に違わぬものです。

映画が好きでしょうがない人にほど
深く共感できる作品ではないでしょうか。

▼外部サイトのレビュー

ニュー・シネマ・パラダイス - 作品 - Yahoo!映画


ティム・バートンのコープス・ブライド

Corpse Bride Trailer - YouTube

概要とあらすじ

最後にちょっと趣向を変えて
アニメ映画の感動作をご紹介。
「シザー・ハンズ」
チャーリーとチョコレート工場」の
ティム・バートン監督による
2005年公開のアニメーション映画です。

第78回アカデミー賞
長編アニメーション部門に
ノミネートされています。

舞台は階級制の残る19世紀ヨーロッパ。
魚屋で成功した成金一家の息子、ヴィクターは
貴族の仲間入りをしたい両親の思惑で、
没落貴族エヴァーグロット家の一人娘、
ビクトリアと結婚することになります。

しかし、弱気で鈍臭いヴィクターは
結婚式のリハーサルで大失敗をやらかし、
失意のままフラフラと町外れの森へ
迷い込んでしまいます。

最初の出会いで
ビクトリアに惹かれていたヴィクターは、
本番ではうまくやり遂げようと、
薄暗い森の中で、何度も婚礼の誓いを実践練習し
何度目かにしてついにそれを完璧に演じ切ります。

しかしその時、ヴィクターが指輪をかけた
木の枝が動き出し、土中から
ドレス姿の死体の女性メアリーが復活。

木の枝と思われたものは
実は骨と化したメアリーの指であり、
さらに、ヴィクターが練習で行った誓いを
自分への求婚と誤解したメアリーは
ヴィクターに結婚を迫ります。

これに仰天したヴィクターは
一目散に逃げ出しますが、
最終的にはメアリーに捕まり
死者の集う婚礼パーティーの会場へと
連れ去られてしまうのでした…

たった77分間に凝縮された、ティム・バートン流の愛の物語

ダークかつ繊細な作風で
知られるティム・バートン監督ですが、
本作でもいかんなくその魅力を発揮しています。

上映時間は77分と短めですが、
その短い時間の中で、物語の筋を伝え、
キャラクターの魅力を表現し、
最後はこれしかないという完璧なラスト
持っていく手腕はまさに脱帽もの。

特に、ストップモーション・アニメ
命を吹き込まれたキャラクターたちは
みな表情豊かで魅力的。

主人公ヴィクターは、どんくさくも
心優しく根が真っ直ぐで、
見ていて応援したくなる人物でしたし、
ヒロインのメアリーは、
最初こそ、青白い肌と一部骨がむき出しの
(しかも頭の中におしゃべりな蛆虫が住んでいる)
容姿にギョッとしますが、
映画を見るうちにその女性らしい愛情と情熱、
そして他者を思いやる心を持った内面性に、
ヴィクターならずとも心惹かれてしまうから見事です。

また、本作のような筋書きでは
雑な描かれ方になることも多い
第二のヒロインであるビクトリアもまた
一途で行動力のある女性として
しっかりキャラ立ちしていた点が非常に好印象。

そして、そんな3人があの世とこの世を
行き来しつつ繰り広げる愛の結末は、
涙なしには観られない
あまりに美しすぎるものでした。

私が今まで見てきたアニメ映画でも、
TOP3には入るであろう大傑作。
ある程度年齢を積んだ大人こそ見て欲しい、
稀有なアニメ映画です。

▼外部サイトのレビュー

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