7年のペーパードライバー期間から何とか脱出した話

自分語り

はじめに

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つい先日、
私は7年もの長きに亘る
ペーパードライバー期間からの
脱出に成功しました。

本日はその過程を記事として、
・なぜ7年間も車を運転しなかったの?
・ペーパードライバーから脱出したきかっけは?
・1日で勘をとりもどすための特訓法!
・これだけは抑えたい、復帰前の確認事項
といった順番でお届けします。

長期間のブランクがあって
これからの運転に不安を抱えている
ペーパードライバーの方の
お役に立てればという気持ちで執筆しています。

それではどうぞ!

なぜ7年も運転しなかった?

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自分のペーパードライバー歴が
話題に登ったとき必ず聞きかえされのは
「なんで今まで車に乗らなかったの?」
という至極当然の疑問でした。

そしてその答えはずばり
「単純に乗る必要がなかったから」
というものでしかありません。

私は趣味がゲームに映画に
読書にブログ運営という、
根っからのインドア人間であり
おまけに外出するような友人つきあいも殆なく、
さらに買い出しやゴミ出しなどの
生活雑務の大半を親に任せていたため
これまで車に乗らなくても
何不自由なく生活ができていたのです。

またもう一点付け加えておくと
今までの職場が全て家から近い距離にあり
自転車と公共交通機関
通勤の足を十分カバーできた
という理由もありました。

それにも関わらず、なぜ
わざわざ免許を取得したのかというと
「身分証代わりになるし、
時間のあるうちに取っておこうか」
といった、いわば念のため
程度の気持ちからのことでした。

そんなわけで私は
免許取得後に自分の車を買うこともせず、
バイト代から捻出した30万円の授業料と
自衛隊上がりの鬼教官の指導に
胃を縮こませながら耐えるという
試練を乗り越えてやっと手にした免許証を
その後七年の長きにわたって
財布の肥やしとしてしまったのです…

ペーパードライバー脱出のきっかけは?

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そんなこんなで
20代の7年間を一切車に乗らず
やり過ごしてきた私でしたが
今年になってついに
その生活スタイルを変えざるを
見直さざるを得なくなる
青天の霹靂に見舞われます。

御年60になる母が
胃の病気で緊急入院し、
計らずも生活雑事のすべてを
自分自身でこなさなくてはならなくなったのです。

私が現在住んでいる街は
人口数十万の地方都市。

地下鉄やバスは
首都圏のように発展しておらず、
ゴミ出し、買い出し、各種払い込み、
定期的な病院への顔出しといった
日常のタスクを考えると
車の運転技術習得は避けては通れない道でした。

かくして私は
今まで運転を避け続けてきたツケを
ここにきて一挙に清算する
必要性に迫られたのです…

運転技術を取り戻す道筋

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そんなこんなで
ドライバー復帰を決意した私でしたが
まずは自分の車がなくては話になりません。

しかしこの問題は
母が入院直前に買い替えて
入院後はずっと放置されていた
EKワゴンを引き継いで
運転するという形で一時解決します。

納車から1か月もたっておらず
走行距離500kmのEKワゴン
新車同然の状態でした。

さて車を確保した私が
次に考えたのは
「どこで、どうやって
車の運転練習をするか?」
という問題です。

当時の私は
発車のさせ方すら覚えていない
無免許同然の状態。

こんな人間がいきなり公道に出れば
あっというまに事故を起こして
人様に多大な迷惑をかけるであろうことは
コーラを飲んだらゲップが出るのと
同じくらい確実なことです。

そこで私は自分で運転する前に、
まず近くに住む伯父さん(母の兄)に
運転練習の付添いをお願いしました。

知人を頼るか?ペーパードライバー講習を受けるか?

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このように今回の私には幸運にも
近くに頼れる人がいましたが
そうでない場合は
大抵の自動車教習所で行われている
ペーパードライバー講習を
受けることになっていたでしょう。

ただ教習所の講習は
・教習所は大抵辺鄙なとこにあるので通うのが大変
・授業料が1時間平均約6000円前後とちょっとお高め
・繁忙期には受講を断られることもある(実体験)
という点がややネック。

周りに頼れる先輩ドライバーがいる方は
可能な限りその人に付添いを
お願いして練習することをおすすめします。

またその際には予め
座学で以下のようなポイントを予習しておくと
当日の練習がスムーズにいくでしょう。

・発車の手順
・交通標識のおさらい
・左折、右折の手順
・駐車の手順とコツ
などなど…

練習コースは墓地公園

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いよいよ練習当日。
伯父さんと落ち合わせた私は
EKワゴンの助手席に乗り、
伯父さんの運転で 近所の小高い山にある
墓地公園に向かいました。

この場所は周囲を回れる
円の構造になっていて、
かつ週末でも比較的人が少なく
また帰りには曲がりくねった
山道でカーブの技術を鍛えられる
という理由で練習用に伯父が指定した場所です。

そして墓地公園に到着したところで
私に運転を代わり、いよいよ7年ぶりの発車。

公園の周囲をぐるぐる回りながら、
七年の間に頭の中から消え去っていた
「車が今道路のどちらに寄っているか?」
という車体感覚や速度感、
左折、右折の方法などをじっくりと思い出しました。

また公園内には車が止まれる
公衆トイレがあり、そこで
駐停車の練習もみっちり行うことができました。

4時間ほど練習を行い、
カーブや駐停車がなんとか
一人でこなせるようになった私は
差後にこれまでの仕上げとして
墓地公園から町まで
自分で運転して戻ることに
チャレンジすることになりました。

公園を下る山道は
傾斜がきつく急なカーブの連続で
おまけに週末という事で
交通量もそこそこあり
運転初日としてはなかなかハードな道のりです。

キープレフトを心に留め、
下りによる無意識の速度の
出しすぎに気をつけながら
やっとの思いでふもとのコンビニまで
たどり着くことができました。

その後は喫茶店に移動し
コーヒーを飲んで少し話し合った後
再び自宅まで運転し、
アパートの駐車場に車を停め、
半日付き合って頂いた
伯父にお礼を言って解散。

部屋に戻った私は
精神的な疲れからそのまま倒れ伏し、
1時間ほど眠り込んでしまいました。

その時の正直な気持ちを表すなら
「こんなに疲れるなら、
運転なんて二度としたくなーい!」
といったところでしたね(笑)

そして現在…

伯父さん付き添いの
練習を終えた私はそれから
近所のスーパー、
母の入院している病院、
車で20分ほどの職場と
徐々に遠くまで車で
行くように自己練を重ねました。

その甲斐あってか今では
生活上の移動範囲であれば
なんとか問題なく
運転できるようになりました。

ペーパードライバーが必ず押さえておきたい基本のポイント

最後に、私の実体験から感じた
ペーパードライバーが特に抑えておくべき
運転の基本的なポイントを列挙しておきます。

もっともこれさえ押さえれば
直ぐに運転できる、というものではないので
ペーパードライバーの方は
運転の前に必ず技術のある
他人のチェックを受けることを
忘れないようにしてください。

初心者マークを貼ろう

ペーパードライバーの方は復帰前に
100均などで売られている初心者マークを
車体の前面と後部に忘れず張り付けておきましょう。
(100均などで入手できます)

他の車に注意を促せるほか、
自分の運転技術が未熟であると
周囲に宣言しておくことで
いくらか緊張がほぐれるメリットもあります。

所有している車の保険を確認しよう

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免許取り立て、高齢ドライバーと並んで
事故のリスクが大きいのが
ペーパードライバーの運転です。

自分の加入している保険が
どのような補償に対応しているか、
もし家族の車を利用するのなら
保険適用の範囲に自分が含まれているかどうかを
事前に必ず確認するようにしましょう。

発進の手順

車を動かす際には、
シート位置の調整、ミラーの調整、
シートベルト、ギアの確認、エンジン始動、
アチェンジ、サイドブレーキの解除など
想像以上に沢山のステップがあります。

慣れないうちは焦らずに
一つ一つ確認しながら
確実に行うようにします。

駐車

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復帰時に私が最初に
苦しんだのが駐車の仕方でした。

ハンドルを切るタイミングは?
停止位置からはみ出したらどうする?
縦列の場合は?
他の車にぶつけたらどうしよう…
などなど慣れるまでは緊張の連続です。

駐車を上達するには
まずは混雑していない時間帯(早朝など)
の広い公共駐車場で練習を重ねること、
または駐車方法を解説した動画を見て
手順や最初に車を停止させる位置の
イメージを頭に叩き込んでおくことも有効です。

あとは、バック時に
ハンドルを切る方向を間違えないことでしょうか。
(私の場合は左右で覚えると後ろを向いたときに
右?左?と頭がこんがらがってしまうので
運転席側に切れば運転席側に、
助手席側に切れば助手席に曲がる、と覚えました)

左折、右折

右左折も慣れれば何という事はないのですが
慣れないうちは車線変更のタイミングや
右折時の対向車と距離感などで戸惑うことが多かったです。

これについても練習を重ねることと
一連の手順を事前に
頭に叩き込んでおくことが何より有効です。

キープレフト

車線内の左側部分に
寄せて通行しなさい、という決まりごと。

ただし、あまりに左に寄りすぎると
溝落ちの危険があるのでほどほどに。

ナビの使い方

土地勘のない場所に行くときは
カーナビが役に立ちます。

事前に目的地の設定方法を
確認しておくと良いでしょう。

給油の手順

ガソリンスタンドには
店員さんが給油してくれるフルサービスと
自分で機械から給油する
セルフサービスの二種類があります。

慣れないうちは前者を利用すると良いですが、
その場合でも最初は運転歴のある人に
同乗してもらって一連の流れを
見てもらった方が何かと確実です。
(特に給油口の位置と開け方は要チェック!)

初めて走る道は先に下調べしておく

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私は初めての道を走る際には
よくGoogleマップで下調べをしておきます。

そうしておくことで直進したかったのに
うっかり左折専用レーンに入り込んだといった
ミスを減らすことができます。

「だろう運転」ではなく「かもしれない運転」で

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常にリスクを予想する
「かもしれない運転」は本当に大事です。

「角から子供が飛び出してくるかもしれない」
「バック時の死角に人が隠れているかもしれない」
「前の車が急ブレーキを踏むかもしれない」

"マーフィーの法則"ではないですが、
悪いことって起きるときは嫌でも
必ず起きるものですからね…

空気を読め!

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私が運転を再開したことを話した時、
周囲からよくアドバイスされたのが
「運転中はとにかく周囲の空気を読め!」
というものでした。

それは言い換えれば
周りの車の動きをよく見て運転しなさいということ。

例えば前方の車が次々に
右車線に移るようなことがあれば
その先に路駐車両があったり
バスが停車している可能性が高いと予測できます。

また道や時間帯によっては
法定速度+αで走るのが当たり前で、
法定速度以下で走っているとクラクションを
鳴らされてしまうこともごく稀ですがあります。

ともあれ、自分の運転を客観視して
周りから浮いていないかチェックする意識は
常に持っていたいものですね。

バッテリー上がりについて

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幸いなことに私は
今のところ無事故でこれていますが
あるとき一度、急に
車のエンジンがかからなく
なってしまったことがありました。

ハザードをつけたまま
エンジンを切って放置してしまったことで
バッテリーが上がってしまったのです。

その時はすぐに
保険に含まれているロードサービスを呼んで
エンジンを再始動してもらいました。

ハザード以外にも
ヘッドライトや室内灯の
付けっぱなしでもバッテリー上りは
起きるそうなので、忘れっぽい性格を
自認している方は特に注意が必要です。

おわりに

ということで私の
「7年に及ぶペーパードライバー期間から脱出した話」
でした。

自分の経験を振り返って、
運転スキルアップに最も有効だったのは
まずはとにかく場数を踏んで自身をつけること、
そして同時に先輩ドライバーの
アドバイスをよく聞くことですかね。

あとは謙虚さも大事でしょうか。

運転は慣れ始めが1番危ないと言います。
かくいう私がまさにそういう時期なので
油断せず、気を引き締めて
安全運転を心がけていきたいですね。

それでは皆さんも良いカーライフを!

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