あまりにも危険すぎるSCP財団の凶悪モンスター6選

SCP

Monsters in SCP

恐怖は人を魅了します。

私たち人類はその長い歴史の中で
神話、民間伝承、小説、映画、漫画など
あらゆる創作物の中に恐怖の象徴と言える
怪物たちを登場させてきました。

時に近代以降はそれまで悪役や
英雄の引き立て役に過ぎなかった
怪物達そのものを主役とした作品が作られるようになり、
ドラキュラ伯爵やフランケンシュタイン、
あるいはキング・コング、ゴジラなど
多くの怪物達がその物語を通じて
人々に親しまれています。

そして、SCPもまた
多くの魅力的な怪物達を生み出してきました。

SCPのオリジンである SCP-173を始め、
不死身の爬虫類、シャイガイ、アベルなど
SCPから誕生して長く愛される(?)事になった
モンスターは数え切れないほどです。

さて、本日はそのような
SCP界におけるモンスター達の中から、
先に名前を出したアノマリーほど知名度はないものの、
私が実際に報告書を読んで恐怖を感じた
素晴らしいモンスターを全部で6体、
独自の解説付きでご紹介させて頂きます。

それでは、お楽しみください。

あまりにも危険すぎるSCP財団のモンスター6選

SCP-3199  誤れる人類

SCP-3199 – SCP財団

オブジェクトクラス: Euclid Keter


▲第一次回収作業中に撮影された、初めての鮮明なSCP-3199の画像。

うっかり夜中に見てしまったら
一人でトイレに行けなくなりそうなくらい
恐ろしい外見がインパクト抜群なこちらのSCiP 。

その外見通りというべきか、
性格は非常に凶暴で
平均体長2.9m、体重は780kgにも達する巨躯を持ち、
人間を含む他の生物を発見すると
猛禽のそれを思わせる脚力で急接近して
その獲物の骨と内臓を[編集済]で
一瞬のうちにドロドロに溶かしてしまいます。

とはいえ仮にこのアノマリーの特性が
この程度の戦闘力のみだったならば
クソトカゲやアベルといった連中と
常日頃乳繰り合っている財団にとっては
それほど手強い相手ではなかったでしょう。

SCP-3199の持つ真の脅威、
それはこのアノマリーが身体能力と凶暴性だけでなく、
同時に圧倒的な繁殖力をも有している点にこそあるのです。

SCP-3199個体は灰白色とゴム様の外見を有する巨大な卵を産むことが観察されています。この卵は胃と食道を通って実体の口から吐き出され、その後口から赤色の粘性物が流れ出ます

おそらくは絶滅を避けるための本能的手段として、SCP-3199は利用可能な空間を埋め尽くすまで産卵を行います。現時点でこの特異性は限界が明らかになっておらず、結果としてLK-クラス生物種変換シナリオをもたらす危険性を有しています。

SCP-3199の終了は比較的容易に行うことができます。しかし全てのSCP-3199個体は (たとえ卵の状態でも) 胃の中に1つの卵を有していることから、いかなる状態でも最低1体の生存が確保されるため、完全なる根絶は現時点では 不可能 困難です。

小型のカバくらいの図体をしておきながら、
繁殖ペースはネズミ並みという理不尽さ。

おまけにSCP-3199の卵は
既知のどんな手段でも破壊不能であり、
さらにSCP-3199個体は死の間際に
最低一個はその卵を残す性質を有するために
原理的に個体数を減らすことができないというのだから
それを知った財団の研究者達が感じたであろう絶望感は
想像するに余りあるものがあります。

このように近年ではむしろ珍しいくらいの
ストレートなモンスターぶりを見せつけてくれたSCP-3199ですが、
報告書中には他にもこのアノマリーの起源を匂わせる謎のメモや
最初の回収作業に当たった特殊部隊の隊員へのインタビュー、
そして対処不能と思われていたこのアノマリーの繁殖を
抑え込む方法を探る財団の試行錯誤の過程など
まだまだ興味深い情報がてんこ盛りとなっておりますので、
ここまでの解説で興味が湧いた方は
ぜひ本家の方で実際の報告書をチェックしてみてください。

SCP-1312 サイト41

SCP-1312 – SCP財団

オブジェクトクラス: Safe

続いては財団の廃棄施設に棲みつく
不気味な実体についての報告書です。

この報告書でSCP-1312に指定されているのは
建設7ヶ月目に廃棄された経緯を持つ財団のサイト-41ですが、
この施設が廃棄された理由にはある怪現象が関わっていました。

というのも丁度その時期にこの施設が
何らかの工作によって突如として
元の位置から3kmも北に移動し、
さらにその際に中にいた人員が一人残らず
死亡するという大きな事件があったのです。

加えてそれ以降というもの、
SCP-1312の内部には正体不明の危険な実体群が
出現するようになり、内部への立ち入りが
難しくなったと言う事情もありました。

さてこうなると気になるのが
その「実体群」とやらの詳細ですが
報告書中には次のようなパターンが記録されています。

・SCP-1312-1: 白色の影です。SCP-1312-1は捕獲した異物に対する実験に従事します。彼らは自分から実験対象に近づこうとはせず、SCP-1312-3へクリック音や唸り声を通して指示を出します。SCP-1312-1はまた捕獲した異物に関するレポート執筆も行っているようです。
・SCP-1312-2: 黒色の影です。SCP-1312-2は外部からの侵入者を攻撃し、捕獲する役目を担っているようです。侵入者を発見した時に限り、叫び声や「封じ込め違反が発生」等の簡単な言葉を発する能力を持っています。
・SCP-1312-3: オレンジ色の影です。SCP-1312-3はSCP-1312-1の指示を受け、異物に対する実験を行います。彼らは通常SCP-1312-1の後ろに付き従い、自ら考えたり指示を受けずに行動する能力を持たないように見えます。

恐らくこれを読んだ多くの方が気づかれたかと思いすが
SCP-1312-1〜3の行動はまるで財団の活動を模倣しているかのようです。

もしかすると、彼らは
異世界の財団のような存在なのでしょうか。
そしてもしそうだとすれば
ある程度言葉も通じるようですし、
財団と協力関係を結ぶことも
ワンチャンあったりして…?

20██/██/██、影達を幾つかの物品でおびき出し、SCP-1312の内部に関する小規模な調査が行われました。この際、SCP-1312-1が執筆したと思われる数枚の文書がオフィスと空の収容室から発見、回収されています。不幸なことに、脱出時調査メンバーの一人が影に捕獲されてしまいました(回収された文書1312-3を参照)。

と、ここにきて事態は急転直下。
SCP-1312の調査に同行したメンバーの一人が
例の実体に捕らえられてしまったというのです。

一体彼に待ち受ける運命はどのようなものなのか、
その答えは同じ調査でSCP-1312内部から回収された
文書1312-3を読むことによって推測することが可能です。
「不幸なことに」という書き方の時点で嫌な予感しかしませんが

アイテム番号: SCP

回収された文書1312-1

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: 箱の中に入れる。箱の中に置いたままにする。警備させる。箱から出さない。博士だけ使える。

説明: オレンジ色の棒に黒いものが入ってる。紙の上に出てくる。書ける。
Dクラスに食べさせたら死んだ。喉に入ったままになった。するどいもので切り裂いて取り出した。口に入れないよう目印を付けた。

SCP-1312から回収された文章の一例です。
フォーマットは財団の報告書にそっくりですが
文体が片言風になっていますね

ともあれここで一番に注意を引かれるのは
彼らが「Dクラス」と呼ぶ対象を
実験の過程で殺害している点でしよう。

「オレンジ色の棒に黒いものが入ってる」「書ける。」の二点から
ここで扱われている品物は筆記用具(ボールペン?)の類だと思われますが、
これらの情報からは実体たちに一定の知性がありつつも
財団の世界に対しては十分な知識を有しておらず、
かつ知識を得るためならば残酷な実験を行っても
全く意に介さない姿勢の持ち主であることが伺えます。
(もしかすると「残酷」の基準がそもそも私たちとは異なるのかもしれませんが)

この時点で既に
財団と和解する路線はありえなさそうな気配です。

アイテム番号: SCP

オブジェクトクラス: Keter Neutralized

特別収容プロトコル: 話を聞くな。嘘しかつかない。部屋に閉じ込めろ。Dクラスを食事として与えろ。これの話すことを聞くな。脱走しようとしたら殴れ。殴ったら部屋に戻せ。これが嘘をついてないという奴がいたらそいつは信じるな。
説明: 人間に似ている。ピンク色。硬いものを着ている。喋る。でも嘘しかつかない。近くの人間を攻撃する。たまに叫ぶ。SCP財団のエージェントだと言う。これは嘘。なぜなら嘘つきだから。金属の道具を持ってた。Dクラスに向けて操作するとDクラスは死んだ。Dクラスの頭に何かあった。頭に向けない時は死ぬのに時間がかかった。
もう一つ金属の道具を持ってた。エージェントバンクス応答せよという声が聞こえた。SCPかどうか聞くと声は聞こえなくなった。だからSCPだと決めた。今は収容されてる。

最初の実験: 水に入れた。結果: 水しぶきがあがった。
二番目の実験: 冷たい部屋に入れた。結果: 震えた。
三番目の実験: 暖かい部屋に入れた。結果: 暖かくなった。
四番目の実験: 質問した。結果: 嘘をついた。
五番目の実験: するどいもので切り裂いた。結果: 濡れた。

ちょっと飛ばして最後の文章。

これはもう…ご覧の通りですね。

ここでの実験対象は
先の調査で捕獲された財団のエージェントであり、
捕らえられた後は暴力的に軟禁され、
その後「実験」によってあっさりと殺害されています。

特に最後の「するどいもので切り裂いた。結果: 濡れた。」
という表現が生々しくて怖すぎです。

この報告書はここで終わっており、
彼らが何者で何が目的なのかは今の所完全に不明。
最後の最後まで不気味な余韻を残す報告書でした。

SCP-414 「それでも、私は病んでいる方が好きかもしれない。」

SCP-414 – SCP財団

オブジェクトクラス: Keter


▲1935年に撮影されたSCP-414-1の集団。

これまでに紹介したアノマリーは
どれも肉体的な危険が及ぶものでしたが、
続いては精神的に攻めてくるタイプのアノマリーをご紹介します。

SCP-414はそれぞれ微妙に異なるデザインの
円形の仮面を着用した黒衣のヒューマノイドの群れであり、
非社交的な人間の前に出現する傾向があります。

ここで言う非社交的というのは
引きこもりやニートのような重度なものから
人付き合いが苦手といった軽度なものまで広く含まれ、
SCP-414はこうした対象に多くの場合
地元の社会福祉団体の従業員を自称して接近し、
両者の間で会話が成立する、
または物理的接触が行われた場合に
以下の段階的な症状を発生させます。

第1段階 ― 対象者の孤独感が増します。この孤独を紛らす際に対面の相互作用が関与しない対処メカニズムを用いた場合、孤独感はさらに増大します。1人で行う活動に参加するときの対象者は、喜びを感じなくなります。対象者が孤独を紛らせるために他者と会話することによって、第1段階は進行します。

第2段階 ― 他者との対面の相互作用を伴わない活動に参加する際、対象者は喜びを全く感じなくなります。対象者は人生において自意識の発達に強い影響を及ぼした出来事を思い出すことが困難になり始めますが、依然としてそれらの出来事があった事は記憶しています。対象者が少なくとも7日に1回他者と会話することによって、第2段階は進行します。

第3段階 ― 対象者は5日ごとに他者と交流しない限り、充足感を感じる事が出来ません。対象者は単独行動を楽しんでいた記憶や、13歳以前の記憶を回想することが不可能になります。対象者は自分がこれらの出来事を思い出せないことを自覚しています。自意識は萎縮していきます。対象者が少なくとも7日に1回社交行事に参加することによって、第3段階は進行します。

第4段階 ― 対象者は45時間ごとに他者と交流しない限り、充足感を感じる事が出来ません。対象者は2年以上持続している重要な人間関係を思い出すことが不可能になりますが、この不可能性を自覚しています。自意識は萎縮し、名前・性別・年齢・現在の感情状態を指すものでしかなくなります。対象者は通常、充足感を感じるために高い生産性を示し、ボランティアに参加する、集会を開くなどの様々な社会的活動に参加し始めます。第4段階が進行する要因は現在不明です。

第5段階 ― これは現在、最終段階であると考えられています。社会的活動に参加していない時、対象者は幻覚や、自分が肉体的に空虚もしくは満たされていないかのような感覚に襲われます。この結果、対象者は近くに他人が15分間以上存在しない場合は動揺を示し始めます。対象者は重要な人間関係を思い出すことが出来ず、この不可能性を自覚しています。少なくとも███人が第5段階に達していることが確認されています。

ちょっと長いので要約すると
SCP-414の影響を受けた曝露者は
「段階的な自意識の消失と他者への依存の強化」を経験します。

他者と自分を隔てる障壁となっていた
自意識が薄れることで
他者との関わりを恐れなくなる反面、
孤独への耐性がそれと反比例するように低下しており、
高次の段階に到達した曝露者が
まともな社会生活を営めなくなるであろうことは
火を見るより明らかです。

SCP-414-2には対処メカニズム以上の治療法が存在しません。
SCP-414-2の死亡率は5年間で46.78%、10年間で67.84%です。
40歳以上の人物は死亡率が有意に高く、5年間で87.23%、10年間で93.85%です。
全ての死は、自殺によるものです。

そしてその予想通り、
SCP-414の曝露者の多くが
自殺によってその生を終えています。

このように一見人類にとって極めて有害で
悪意の塊のようにも思えるSCP-414ですが、
実は彼ら自身は全くそうは思っていなかったことが、
本報告書中に掲載されている
このアノマリーの担当者であった
エリザ・チュアン博士とSCP-414間の
会話記録から明らかになります。

その詳細は控えますが、
会話記録におけるSCP-414の発言内容はとても興味深く、
また同じく本報告書に記録されている
エリザ・チュアン博士とオガワ博士のインタビュー記録は
読んでいてとても心揺さぶられる内容となっていますので
時間があればぜひ一度読んでみることをおすすめします。

SCP-4975 – 時間切れ

SCP-4975 – SCP財団

オブジェクトクラス: Euclid


▲1863年に遡る████ ██ █████の版画。SCP-4975を描写したものと信じられている。

人が強いストレスを受けた時に
頭の中で存在しないはずの音が聞こえる
幻聴という症状が現れることがあるそうですが、
もしあなたが「チクタクチクタク」という
時計のような幻聴を聞いたならば
それはもしかするとこのアノマリーの仕業かもしれません。

SCP-4975は財団がドイツで発見し収容した
鳥類と人間の中間のような生物であり、
異常に細長い四肢と嘴も含めた全身を覆う
厚い硬化した表皮の層という外見的特徴を有しています。

またSCP-4975の頸椎は連結しておらず
互いに独立して動かすことが可能であり、
背中から東部にかけての椎骨を回転させることで
リズミカルなクラッキング音を発生させることが可能です。

大まかにそのような特徴を持つ本アノマリーですが、
ここで一つ気になるのが
本アノマリーのオブジェクトクラス指定ですね。

財団による収容が達成されているにも関わらず
SafeではなくEuclid指定がなされているのは少し不思議です。

SCP-4975が収容室に永続的に留まっているにも拘らず、SCP-4975が発見された地域では新たな事案や目撃証言が報告され続けています。
財団工作員による調査が現在進行中です。 調査は無期限に打ち切られました。
SCP-4975のKeterクラス再分類が現在検討中です。
補遺4975-Aを参照してください。

その理由は報告書の記載によれば
このアノマリーが確かに収容されているにも関わらず
それでも現地での目撃証言が絶えないからだとのこと。

まさかこの生物は一体だけでなく、
別の個体がまだ潜んでいたと言うのでしょうか。

その答えは報告書に掲載されている
SCP-4975関連報告を調査していた
財団工作員のボディカメラが捉えた映像記録の中に示されています。

<記録開始、2002/09/16、13:52:49>序:
財団工作員らは当時、4ヶ月以上にわたってリズミカルなクラッキング音が聞こえ続けており、
何者かからストーカー被害を受けていると地元法執行機関に語ったフライブルク市民の調査を実施していた。
工作員らは当該男性を拘留下に置き、法執行機関にはカバーストーリーとして、“当時受けていた化学療法の副作用によるパラノイアと幻聴”であると説明した。
以下は、最後にSCP-4975を目撃した場所を示すよう男性に指示した日に記録されたものである。

SCP-4975が発見された地域で
4ヶ月に渡ってクラッキング音が聞こえ続けているという
地元の男性の調査に当たっていた財団の調査チーム。

クラッキング音といえばSCP-4975も
同じような音を鳴らす習性があることが説明されていましたが…

数名の武装した財団工作員が雑木林の中を歩いている。
うち1名は携帯トランシーバーで会話しているのが見える。
フライブルク市民が工作員らの中に見える。
彼は息を切らして緊張しているようであり、必死に周囲を見回し、腕を胸元に寄せている。
数分が経過した後、彼はその場で立ち止まる。
彼は何事か言いながら1本の木を指差す。
数名の工作員が彼の指す方向を振り向く。
工作員らは困惑しているように見える。
カメラ映像では木の後ろに何も映っていない。
男性はパニック状態に陥ったらしく、後ろによろめきながら何も無い所を指差し続けている。

注記: 監視映像によると、正確にこの時刻、SCP-4975は首を回転させるのを止めて、収容室の南東の壁を身動きせずに見つめていた。

それまで平静だった男性が
突如何もない空間を指差してパニックを起こします。

またこの同じ時刻に収容中のSCP-4975が
南東方向(恐らく男性のいる方角)を見つめていたことが確認されています。

突然、地元男性が勢いよく地面に投げ出される。
彼は不可視の攻撃者によって頭部と胴体を複数回殴打される。
数名の工作員が攻撃発生点と推定される場所に発砲するが、何にも命中しない。
1人の工作員が男性を掴んで引きずろうとする が、巨大な傷が腹部に現れ始める — 男性はこの部位で固定されていると思われる。
工作員は複数回男性を動かそうと試みるが、更なる裂傷が生じるだけの結果に終わり、断念する。
その後、トランシーバーで会話していた工作員が銃を抜き、地元男性の頭部を撃って終了する。
数秒後、肉片が一つずつ死体から千切り取られ始める。
完全に死体から分離した肉片は消失する。
注記: この時、餌を与えられていなかったSCP-4975は、何かを食べているように見受けられた。

なんということでしょう。
収容されていたはずのSCP-4975の目撃証言が絶えなかった理由、
それはSCP-4975の持つ遠隔地への攻撃能力にあったのでした。

しかも攻撃の際は捕食対象以外からその姿は見えず
物理的接触も受けないようであり、
一度SCP-4975に狙われてしまったら
財団施設内の本体をどうにかしない限り
その牙の餌食となる運命を逃れる術はありません。

唯一救いだったのは犠牲となった男性が
自分に聞こえていたクラッキング音の
本当の意味を知らなかったことでしょうか。

もしそれが、鳥の化け物が
自分を狙っている証拠だと知っていたら、
4ヶ月もの間その恐怖に耐えることは
想像を絶する苦痛だったでしょうからね…

またこの報告書の最後には
このアノマリーについての内容と思われる
ドイツの古い民謡が掲載されています。

“チクタク”、カッコウ時計は刻む。
“カッコー”、中では鳥が鳴く。
チクタク、チクタク、チクタク、チクタク。

時の刻みは、ハートの刻み。
歌が聴こえるほど、長生きできる。
チクタク、チクタク、チクタク、チクタク。

よくお聞き、それが止まる時雛鳥が家から飛び出してくる。
チクタク、チクタク、チクタク、チクタク —
聞こえたかい? 止まったかい?

坊や、それは時間切れという意味さ。

こちら、原文で検索をかけたところ
どうやら実際に存在するドイツの民謡のようですね。

Tick Tock, Tick Tock, I’m a Little Cuckoo Clock
&nbsp; Tick tock, tick tock, I'm a little cuckoo clock. Tick tock, tick tock, now it's one o'clock. Cuckoo! (Lift baby into the…

民謡や神話が過去の教訓を後の世代に
効率的に伝えるため役割を果たしていたと言う話は
昔どこかで聞いたことがありますが。
もしかすると日本の民謡の中にもこれのように
SCPについてのものがあったりするかもしれませんね。

…あとこれは本筋とは無関係なのですが、
本家のディスカッションの方でこのアノマリーの
遠隔攻撃能力をジョジョのスタンドに見立てた上で
有志がジョジョ風のパラメーターコラを
作っていたのを見たときは思わず吹いてしまいました(笑)

これ以外にも有名アノマリーの
ジョジョ風パラメーターとかあったら
是非とも見てみたいものですね。
(もしあったらクソトカゲの持続力はS(超スゴイ)で間違いなしでしょう)

SCP-013-JP: ホームビデオの親戚

SCP-013-JP – SCP財団

オブジェクトクラス: Safe


▲SCP-013-JPのキャプチャー画像

結婚式やお葬式などに
昔家族で撮ったホームビデオが流れると
つい懐かしさに表情が緩んでしまうものですが、
これはそんなホームビデオにまつわる怖いお話です。

SCP-013-JPは3人以上の血縁関係のある人物の映った
ホームビデオのみに登場する人物です。

SCP-013-JPはそれが出現した
全てのビデオ映像の中で
必ず他の家族から親しげに迎えられ、
まるで旧知の仲であるように扱われていますが、
ビデオの撮影者とその家族は
SCP-013-JPに見覚えがなく、
一度も会ったことすらないと証言します。

しかしその反応は最初の再生時のみであり
再生が完全に終了すると
撮影者と家族は一転してSCP-013-JPのことを親戚の一人か
親しい友人の一人であったと認識するようになり、
またこの時点でSCP-013-JPは日本国内の別の記録媒体へと「移動」します。

その性質のため財団もしばらくの間
「ホームビデオに知らない人物が映っている」という
噂をしばしばキャッチするだけで
実際にSCP-013-JPが記録された映像を
入手する機会がなかったのですが、
20██/██/██に再生機器の不調で
最後まで再生が完了しなかったことで
運良く(?)SCP-013-JPが映り込んだままになったDVD-Rを
ある家族から回収することに成功します。

そしてその後の回収元の家族も参加した実験によって
先に述べたSCP-013-JPの詳しい性質が
明らかになったというわけだったのです。

というわけで家族だけのホームビデオに
知らない人物が映り込むと言う
想像するとなんとも不気味なこちらのアノマリーでしたが、
蓋を開けてみると単に不気味なだけで
それ以上の実害はないと言うのはちょっと安心でした。

本アノマリーの出没範囲は
今の所日本国内に限られているようですが、
もしかすると次に出現するのは
あなたの家のホームビデオかも…しれないですね。

…え?
実験に参加した家族は
その後どうなったのかですって?

そりゃあもちろん
記憶処理を受けて元の生活に戻りましたよ。

その後は…

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おわりに

以上、「あまりにも危険すぎるSCP財団のモンスター6選」でした。

ミーム汚染だとか現実改変だとかの
ややこしいアノマリーもSCPの醍醐味ではありますが、
たまにはこういうストレートなモンスターものを読んで
スカッと(?)した気分になるのもいいですね。

それでは、だんだん暖かくなってきた今日この頃ですが
みなさん風邪などひかないように、
また、うっかり体長3メートルの
鶏の怪物に襲われることもないように
十分お気をつけてお過ごしくださいませ。

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