怖すぎてもう寝れない!話題のSCPを16体に厳選して紹介してみる

SCP

はじめに

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メイン - SCP財団

こんにちは、daimaです!
突然ですが、あなたはSCP財団という
Webサイトをご存知でしょうか?

SCP(The SCP Foundation)とは、
SCP財団という架空の組織を舞台にした、
同じ世界観を共有する作品が集まる、
シェアワールド形式の
短編ホラー投稿サイトです。

元々アメリカが発祥のサイトですが、
その秀逸な世界観とゾクゾクする恐怖感が
口コミで人気を呼び、
今では日本も含む世界中の有志の手により、
日夜新たなSCPの報告事例が
作成されています。

ですが、怖さが直感的に伝わりやすい
洒落怖などと違って、SCPは
頭を使って文章を読み解かなければ
その真の恐怖が理解できない
ものも多く、
その奥深い面白さに反して、
一般的な知名度はまだまだ低いのが現状です。

そこで当記事では、そんなSCPの中でも、
私が特に恐怖し、感心したおすすめのSCPを、
本サイトの資料をもとに、
解説付きでなるべく分かりやすく、
簡潔に
ご紹介してみたいと思います!

扱うSCPは比較的有名なものが多く、
またページ下部には、簡易的な用語解説も
あわせて記載しておりますので、

SCP初心者の方でも
お楽しみいただけるかと思います。

それではさっそく、
広大で恐るべきSCPの世界(の一端)を、
私と一緒に覗いてみましょう…!

各SCPの紹介と解説

SCP-173 彫刻 - オリジナル


SCP-173 - SCP財団

アイテム番号 : SCP-173
オブジェクトクラス : Euclid

決してSCP-173から
視線を逸らさないでください。

コンテナに入室する職員は
互いに瞬きをする前に警告するよう
指示されています。

施錠されたコンテナに収容されている
巨大な人間の胎児のような姿のSCP。
一見彫像のようですが生きており、
コンテナ内の入室者が一瞬でも
SCP-173から目を離すと、
高速で近づき首の骨を圧断、
または締め上げて殺害します。

この性質から、
SCP-173が収容されている
コンテナには必ず3人以上で
入室することが義務付けられており、

瞬きをする際も、互いに合図を送ってから
行わなければなりません。

視線を逸らしたら首をへし折るという、
理不尽かつシンプルな性質、そして
その如何とも形容し難い不気味な外見から、
抜群の人気と知名度を誇るSCPであり、
これをきっかけにSCPの存在を知った
という方も少なくないのでは
ないでしょうか。

ちなみに、写真の元ネタは、
日本の彫刻家、加藤泉氏の
「無題 2004」という彫刻作品。
優れた芸術作品には、
他者の想像力に強く訴えかける力が
備わっているのかもしれませんね。


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SCP-280-JP 縮小する時空間異常

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SCP-280-JP - SCP財団

アイテム番号 : SCP-280-JP
オブジェクトクラス : Safe

SCP-280-JPは物質、電磁波、音など、
接触したあらゆるものを
消失させる特性を持っています。

現在まで消失した物質の
追跡調査は成功していません。

SCP-280-JPは
消失させた物質の質量に応じて
その直径を縮小させます。

またSCP-280-JPは空気や
電磁波にも反応して縮小するため、
現在の直径を維持するために
収容施設は真空、暗闇、
電波暗室である必要があります。

物質、音、電磁波など
触れたもの全てを消失させる
ジョジョのヴァニラ・アイスも
顔負けな球状の空間です。

長野県で発生した
地盤沈下の際に発見されたSCPで、
現在は財団によって安全に管理されています。

このSCPさえあれば、
ウルツァイト窒化ホウ素
ロンズデーライトも切削し放題!
厄介な放射性廃棄物問題も一挙に解決だ!
さぁ、あなたも今すぐ本記事内の
『プロトコル開始』ボタンを
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SCP-087 吹き抜けた階段


SCP-087 - SCP財団

アイテム番号 : SCP-087
オブジェクトクラス : Euclid

SCP-087は、[編集済]のキャンパスにある
明かりのない下り階段です。
現在は、清掃員用のクローゼットに
偽装された電子ロック付きのドアで
厳重に封鎖されています。

13段降るごとに踊り場があり、
そこで階段の向きが180度回転、
それを延々と繰り返す構造をしています。

財団はDクラス職員を用いて
このSCPの調査を何度か行っており、
3度目の調査では、地下469階、
地上から1.8kmもの深さまで
被験者のDクラス職員が潜り、
さらにその後ある理由で
150階分ほど階段を降りましたが、
それでもまだ底は見えない状況でした。

周囲の地形および建物の
構造上不可能な深さを超えて、
階段が続いていることから、
この階段自体がSCPによる
空間異常であると考えられています。

しかし、このSCPの真の恐怖は、
そこに潜むある者の存在にあります。

本サイト内で確認可能な
3つの実験記録のどれにおいても、
降下の途中で子供の泣き声や
下へ降りるように誘う声が聞こえる
現象が確認されており、
さらにそこからしばらく降りた地点で、
被験者の目の前に、
瞳、鼻孔、唇を持たない何者か(SCP-087-1)
が出現することも確認されています。

SCP-087-1と遭遇した被験者は、
強烈な恐怖からパニックを起こし、
逃走のために階段を駆け上がる、
または駆け下りるかした後に、
極度の緊張と疲労で卒倒します。
中には、SCP-087内部で卒倒したまま
現在も回収されていない職員もいます。

なぜそこに階段はそこに在るのか?
SCP-087-1の正体と目的は何か?
途中で聞こえた子供の声は何なのか?
それら全てが一切の謎であり、
このSCPの不気味さに拍車をかけています。

最初期から存在するSCPであり、
ホラー系SCPの先駆けのような作品。
夜、ひとりで階段を降りるときに感じる
あの心もとない怖さ
を、上手く表した秀逸なSCPです。

SCP-2316 校外学習

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SCP-2316 - SCP財団

アイテム番号 : SCP-2316
オブジェクトクラス : Keter

私は水中の死体に見覚えがありません。

███████州████████郡の
███████████湖に存在する異常現象。
オブジェクトクラス: keterを誇る
最悪レベルの認識災害です。

このSCPは
湖面に小さく集まって浮かぶ
人間の死体のグループ
という形で出現し、
その死体を見たものは、
湖の死体が、あたかも自分の昔からの
友人、知人だと信じ込むようになり、
半ば強制されるように湖へ入水し、
そのまま永久に消息を絶ってしまいます。
私は水中の死体に見覚えがありません。

しかし、このSCPの真骨頂は、
湖に人を引きずりこむことではなく、
認識を通して爆発的に感染し、
能動的に犠牲者を増やしていく点です。

私は水中の死体に見覚えがありません。
決してお勧めはしませんが、
認識災害への耐性に自信のある方は
本記事の[データ削除]、
補遺2316.2:無効なエントリ直下の
隠しボタンをクリックして
削除されたログを確認してみてください。

聞こえないのかい?

皆が君の事を待っている。

▲こちらの記事もご一緒にいかがですか?

SCP-682 不死身の爬虫類

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SCP-682 - SCP財団

アイテム番号 : SCP-682
オブジェクトクラス : Keter

奴らは…忌まわしい…

その名の通り、
不死身とも言える再生能力と
極度に高い力、スピード、
反射神経
を備えた巨大な爬虫類。
通称「クソトカゲ」

SCP-682は、内側の表面全てを
25cmの耐酸性の板金で補強した
5m×5m×5mの収容所内に、
塩酸に浸された状態で
厳重に収容されていますが、
その状態でも余裕で生存し、
幾度となく収容違反を図っています。

財団も完全な収容を半ば諦めており、
複数のSCP同士で実験する
クロステストの中で、
SCP-096SCP-173といった
やばい連中を次々にぶつけて
SCP-682を始末しようとするも、
未だ芳しい成果を残せていません。

▲SCP-682についてもっと詳しく知るならこちら!

SCP-1959 さまよえる宇宙飛行士

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SCP-1959 - SCP財団

アイテム番号 : SCP-1959
オブジェクトクラス : Euclid

SCP-1959は、合理的等速度で
地球の周回軌道上を回り続けており、
地球の低軌道から瞬間的に
高軌道へ移動する場合があります。
SCP-1959に遭遇し激突されたものは、
それがなんであれ重大な構造破壊を被るでしょう。

SCP-1959は、
1971年██月██日[編集済]に、
低軌道上を漂っているところを
搭乗中の乗組員によって発見され、
3時間の間、観察が続けられました。

1960年代にソ連が行なった
ボストーク計画で使用された型と
酷似した宇宙服を纏っており、
頭部のバイザー部分については
ひどく破損して曇っているため、
その中身を確認することはできません。

生身で地球の周回軌道上を
回り続けており、もしこのSCPが
宇宙ステーションやシャトルと衝突すれば、
人間の質量を持ったスペースデブリとして、
想像もつかないほど甚大な
被害を及ぼすものと思われます。

また、調査報告によると、
このSCPは静止時に
身をよじって苦しむそぶりを見せており、
それはまるで、不可視の何者かの力から
逃れようとするかのようだった

報告されています。

SCP-2006 おおこわいこわい

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SCP-2006 - SCP財団

アイテム番号 : SCP-2006
オブジェクトクラス : Keter

人を怖がらせることに生き甲斐を見出したSCP。
形状・質量・体積・密度・化学組成・声などを
自由に変化させることができ、
その能力で、SCP-2006が考える
もっとも恐ろしい姿に変身し、
人間を驚かせます。

しかしあくまでも目的は
人間を恐怖させることだけであり、
人間を驚かせた後は
一転して友好的になるなど、
一見してSCPにしては珍しい、
平和的で無害な存在にも思えます。

しかし、その分類は、
放っておけば人類や世界は滅びる
Keterクラスです。

その理由は、SCP-2006が
文字通り何にでも変身できてしまうから。

もしSCP-2006が
人間の恐怖について今より多くを学び、
例えば大量の核兵器や、
クソトカゲをも超える怪物などに
変身することを思いついてしまえば、
それこそ人類が明日の朝を迎える望みは、
儚く消え去ってしまうことでしょう。

そのため財団は、
SCP-2006の無害性を維持する為に、
毎月新たな一つの非常に低品質な
ホラー作品
を視聴させ、
さらに、SCP-2006に接触する
全ての財団職員に対し、
リアルな驚愕と恐怖の表情を作るための
演劇コースの受講を必須条件にするという、
涙ぐましい対策を講じています。

…しかし、ここでいう
「非常に低品質なホラー作品」とは、
『死霊の盆踊り』とか
『アタック・オブ・ザ・キラートマト』
レベルのZ級映画を指すのでしょうか。
だとすると、そんなものを
延々と見せられるSCP-2006が
なんだか気の毒に思えてきますね。

SCP-993 ピエロのボブル

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SCP-993 - SCP財団

アイテム番号 : SCP-993
オブジェクトクラス : Safe

10歳以下の子供のみが視聴できる
"ピエロのボブル(Bobble the Clown)"という
題名のテレビ番組を放映するSCP。

この番組は、視聴者に
ボブルという名のピエロが
新しい技術や知識を教える
教育番組
の体裁が取られており、
判明している番組のタイトルと内容は
以下の通りとなっています。

エピソードタイトル内容
'ボブルのキッチンサプライズ'場所はステレオタイプなアメリカの小さな街です。ボブルは街の市民の1人を誘拐し、彼の自宅へと連れて行きます。ボブルはそこで視聴者に人肉調理方法を教えた後、市民の皮を剥ぎ、内臓を取り出し、調理します。
'都会でボブル'場所はアメリカの大都会、おそらくニューヨークです。ボブルは視聴者に蚊取り線香などを使って発見されない放火の方法を教えてくれます。番組の最後は、ボブルが大きな建物に火を放って立ち去ります。番組が終わるまで3分間燃えている建物が映されています。この間悲鳴が聞こえてきます。
'ボブルの卑劣土曜日'ビッグベンが見えるため、場所はロンドンのようです。番組の大部分で、ボブルは静かに女性をストーカーします。彼女が家に着くと、ボブルは大きな肉切り包丁で彼女を襲い、殺害します。番組の最後に、ボブルが群集に紛れ見つからないようにする方法を教えてくれます。
'ボブルの真相解明'場所は捕虜収容所のようです。このエピソードではボブルは、無意味な質問を繰り返しながら、捕虜を拷問します。兵士は最終的に拷問による負傷で死んだように見えます。ボブルは視聴者に、致命傷にはならない痛めつけ方を詳しく教えてくれます。
'ボブルはあなたが嫌い'場所は何も無い部屋のようです。30分の番組の全ての時間、ボブルは椅子に座りながら怒って視聴者を睨みつけています。
 '[罵倒] 野郎 [罵倒] 野郎 [罵倒] 野郎'場所はSCP-993の録画が保存されているサイト██の映像記録室のように見えます。このエピソードでは、ボブルはいくつかのSCPの収容違反の方法を怒りながら説明します。それからボブルはその収容に関係する研究者の殺害方法を詳細に、その研究員の日課や習慣を見せながら教えてくれます。エピソードの最中に、アニメ化された████博士がボブルの後を横切る点は特筆に値します。壁の時計は、午後██:██を示しています。そのとき、████博士はSCP-993の記録室を通り過ぎたことを認めています。

はい、1ミリも子供向けじゃないですね。

それどころか大人ですら
トラウマになるような内容ばかり。
この番組を繰り返し視聴してしまうと、
永続的な精神病や統合失調症
発症することが確認されています。

現在は幸いにも
財団が番組を傍受し無力化。
クラスもSafeに落ち着いています。

財団によって
完全に無力化されたことから、
クソザコピエロ扱いされることも
しばしばですが、
個人的にはお気に入りSCPのひとつ。

テレビの電波を利用するところや
子供を狙うところなど、
実に不気味で都市伝説的で好みです。

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SCP-1733 開幕戦

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SCP-1733 - SCP財団

アイテム番号 : SCP-1733
オブジェクトクラス : Safe

状況は大幅に悪化している。
██人が再生112の開始10分で
バルコニーから飛び降りる。

SCP-1733は
2010年10月26日に、
マサチューセッツ州ボストンにある
TDガーデンにて行われた、
ボストン・セルティックスと
マイアミ・ヒートの
NBA2010-2011シーズン開幕戦の
録画映像であり、一見して何の変哲も無い
映像データのように見えます。

ですが、映像を何度か
繰り返し再生するうちに、
このSCPが持つ
異常な性質が露わになります。

まず、最初の変化は試合内容に現れます。
映像の視聴者は、
クォーターごとの合計得点や
ファールの状況などが
前回の再生と微妙に
異なっていることに気づきます。

再生ごとの差異は
回数を重ねるたびに大きくなり、
再生回数が34巡目に至ると、
互いのチームは相手チームの戦略に
機敏に反応するようになり、
第一クォーターの3分34秒まで
お互いに無得点の状況が続きます。

…この時点で勘の良い方は
既にお気づきかもしれませんが、
映像内の選手達は実は、
以前の再生時の試合内容を記憶していており、
そのために毎回の試合運びに
微妙な変化が生じていたのです。

これは、試合を観戦している観客や
試合の実況者、解説者も同様であり、
録画映像内の人々は次第に、
自分たちが置かれた異様な状況に対して、
不安と苦悩を訴えるようになります。

そして、45回目の再生において
選手達はとうとうプレーを放棄し、
映像内の人々は一箇所に集まって
この状況からの脱出に向けた
解決策を練ることを始めます。

しかし、会場のドアを爆破する
後から到着した後援者の入場した
ドアから脱出する
などの試みは
全て失敗に終わり、やがて映像内の人々は、
三つの対立する派閥への分裂を経て、
自分たちを閉じ込めた何者かを
諌める効果を期待してか、
選手の殺害や儀式殺人による
生贄行為
に手を染めるまでに至ります。

流石の財団もこれには良心が痛んだのか、
これ以上の再生は、映像内の人々に
不必要な苦悩と恐怖を与えるだけだとして、
SCP-1733の再生を無期限停止としました。

財団に保管されている
再生回数と記録内容のレポートを
以下に記載します。

再生番号注目すべき動向
再生002録画された放送からの最初の逸脱。TDガーデンの観衆は入り口でマイアミ・ヒートをブーイングする。マイアミ・ヒートの前衛レブロン・ジェームズは観衆が睨み付けていたと指摘し、軽蔑するように頭を振った。
再生0158度の連続したポゼッションの結果0-0のまま。施設のHDスコアボード画面に得点が表示される時、ファンは極度に落ち着いているように見える。セルティックスのパワーフォワードのグレン・デイビスは、オリジナルの放送中には実現できなかった、第四クォーター後半のレブロン・ジェームズによるシュートをブロックすることに成功し、セルティックスのリードを確保した。解説者は、"攻め手偏重のビッグスリー1による猛烈なボール捌き"にもかかわらない、グレン・デイビスのコート全体に渡る好プレーへの専心を称賛した。以前に行われた試合についての気付きが僅かではあるが形成され始めている。
再生026初めてマイアミ・ヒートが勝利、スコアは112-85。観衆は攻撃的になり、卑猥な言葉を叫んで、食べ物をセルティックスへ投げつける。解説者のトム・ヘインソーンは観衆の失望に理解を示し、"マイアミ・ヒートのオフェンスの謎が解かれた"と発言した後、セルティックスのコーチングスタッフの独り善がりを批判した。これはマイアミの"ビッグ・スリー"にとってもシーズン最初の試合だったため、一試合のみの不慣れなオフェンス相手では、いかなるコーチング担当者であっても上手く調整できる見込みは無かったであろう。
再生027ヒートが壮大な入場を行っている中、解説者のマイクとトミーはその光景に既視感を感じることについて触れた。観衆は鍵となるセルティックスのプレイ中は落ち着いている。セルティックスの勝利が明白になると、トム・ヘインソーンは"セルティックスは長い道のりを踏破し、ファンたちの心を取り戻した。"と駆り立てられるように発言した。マイク・ゴーマンから詳細な解説を求められた時、ヘインソーンはチームが償うべき恥辱を抱えていたように思うとだけ返答したものの、更に踏み込んだ言及はできなかった。
再生044両チームは右も左も分からず混乱しだしている。試合は中断。シーズン開幕戦を複数回やった夢を、前夜に見たと確信している複数の選手たちの精神評価に、時間の大部分を費やされている。チームスタッフから状況を知らされた時、解説者のマイクとトミーも同様の意見を主張した。観衆もまた悩まされている。録画は、コートサイドの記者が彼らの夢について観衆にインタビューする所で終わる。
再生045選手は試合を放棄。カメラマン、施設職員、選手、解説者、そして観衆は状況確認のためコートに集まる。全員が、自分たちが同じ試合を追体験している事を確信。ドアを開けようとするが微動だにしない。観衆がドアを開けるためのてこ状の武器を形作ろうとしたところで再生は終了。カメラの最終段階はカメラクルーによって操作されている。以下全ての再生は、ただ一つの放送カメラのショットを通してのものである。
再生051建物を出る試みは成功していない。アリーナと隣接する地域の全ての出口は封じられたまま。バルコニーセクション318にて、酔っぱらった大学生の男性とその一学年上の男性との間で激しい口論が発生、一人の男性が床に叩きつけられ昏倒する。放送カメラはアリーナの反対側にあるため声が聞き取れないが、脱出計画への援助の拒否から起こった論争か。初めて記録された暴力事件。
再生052前の再生で昏倒した男は、現在の再生で無傷で以前の状態に戻された。男は34分12秒に彼を攻撃したうちの一人を撲殺した。
再生055その週に行われているイベント、施設外の彼らの家族や友人たちを思い出すことができるまでに、観衆の認識深化は進行した。救援のために外部へ連絡を取ろうとする試みは失敗する。
再生065観衆は外に出られない。彼らは以下のグループと"会派"に分裂した:選手、コーチ、そしてチーム関係者全員が映像の範囲外のプレーヤー施設に立てこもった。虚弱な者と子供同伴の親たちは、バルコニー上方の北東部に退き、セクション320にかけられたセルティックスの優勝旗を彼らの領域の目印とし、再生が終わるのを待つことに決めた。以降"信仰の番人"と呼ばれる██人の集団は、自分たちがTDガーデンに閉じ込められたことは奔放な消費主義に走った事への罰であると信じる複雑な会派へと改宗し、過去4度の再生において、携帯電話、車のキー、ハンドバッグや財布を"供物"としてセンターコートで燃やした。グループは信仰に厚いボストン住民で構成され、[編集済み]。しかしながら、主要な████人の大人たちは脱出計画を練ることに熱心なままである。
再生073"信仰の番人"は先の再生――ドアを即席の爆弾で爆破しようとして大人3人が重傷を負った――の記憶から数を増している。ドアにダメージは見当たらない。
再生095セックスと暴力の享楽的な展開は、改宗者達の努力を十分に抑制している。セクション320の人々の主張によって、間に合わせのカーテンが乱交パーティーが繰り広げられている特別席8番を覆うように吊るされた。
再生112状況は大幅に悪化している。██人が再生112の開始10分でバルコニーから飛び降りる。
再生███"信仰の番人"はポール・ピアスとレブロン・ジェームズを奪い取るために、プレーヤー施設へと突入。選手たちは、個人資産を燃やして作られた輪の中で儀礼的に腹を裂かれ内臓を取り出される。そして彼らの切断された頭部は、コートの反対側のバスケットゴールに置かれる。映像は施設の"ジャンボトロン"2に映し出される。選手たちへの殺人は、彼らの苦境に対し何ら影響を及ぼさない。
再生███改宗者達は、子供の生け贄を要求し始めている。グループ320と"信仰の番人"の間に壁が作られる。
再生███アリーナの照明が深い赤色へと逸脱した最初の記録。[データ削除済]。

無限ループと
人間の極限状況における異常心理の怖さを
これでもかと知らしめてくれる、
非常に悪趣味でおぞましいSCP。

ふとしたときに感じるあのデジャブは、
もしかしたら私たちが
映像の世界に囚われている証拠…

なんて考えると恐ろしくて仕方ないですね。

SCP-055 [正体不明]

SCP-055 - SCP財団

アイテム番号 : SCP-055
オブジェクトクラス : Keter

おい、コイツが本当に
"反ミーム"だっていうなら、
どうして「コイツが"反ミーム"である」
って情報が隠されてないんだろう?
私たちは何か見落としてるに違いない。
待てよ、もし「コイツが何ではないか」
って情報を記録できたとしたらどうだろう?
もしかしてそのことは
覚えていられるんじゃないか?
バーソロミュー·ヒューズ、
アメリカ国家安全保障局

SCP-055は、一言で言えば反ミーム。
わかりやすく言えば、SCP-055自身に関する
あらゆる情報を自動的に隠蔽する、
ほとんど完全に不可知な存在です。

実際のところ、SCP-055は近づいて観察でき、
スケッチや写真撮影、録音録画も可能です。

ですが、観察者がいざ
その形状や性質について説明しようとすると、
途端に記憶が脳内から消え去ったり、
急に気が逸れて話ができなくなる
などの認識障害が現れます。

えー…その為、このSCPについては
一切の研究や実験が行えないのですが、
それはつまり、このSCPが人を殺害しても、
誰もそれに気づくことすらできない
という事実を意味しており、
そのためオブジェクトクラスも
最も危険なオブジェクトが分類される
Keterクラスに指定されています。
それから…

それから…

…とはいえ、もし完全に何も知れないなら、
そもそもオブジェクトとして認識すらされず、
SCP-055が反ミームであるという事実も
知られることがなかったわけで…

…SCP-055が何ではないか
という否定的事実の積み重ねから
その正体に近く可能性は残されています。

ええとそれから…

あれ、今私は、何のSCPの
解説をしてましたっけ…?
そうそう、SCP-1048でしたね。
すみません、気を取り直して続けましょう。

SCP-1048 ビルダー・ベア

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SCP-1048 - SCP財団

アイテム番号 : SCP-1048
オブジェクトクラス : Safe → Keter

これはジョークではない。
SCP-1048が持つ力の全容が
解明されたわけではないのだ。
いまいましいアレが
これまでどれだけ生み出されたのか、
だれがわかるんだ?

  • Carver博士

高さ33cmほどの
テディベアのような容姿をしたSCP。

SCP-1048は会話はできませんが、
自らの意志を持って歩き回り、
人の足に抱きついたり、ダンスしたり、
絵を描くなどの愛らしい行動を見せます。

しかしその正体は、
人間の肉体や錆びたスクラップでできた
凶悪な自分のレプリカを生み出す鬼畜グマでした。

(オブジェクトクラスを見ればお察しですが…)

最初に目撃されたレプリカ(SCP-1048-A)は、
人間の耳によって作られており、
収容しようとしたセキュリティチームに対し、
目と耳に激しい痛みを与える金切り声をあげ、
さらにその時、レプリカから
5メートル以内にいた者は、全身を
人間の耳のような腫瘍が覆い尽くし、
全員が3分以内に死亡しました。

二例目のレプリカ(SCP-1048-B)は、
人間の胎児の肉体と思しき
素材で作られており、
目撃した女性研究者の内部に
重度の損傷を与えました。
その三時間後、ある女性の博士が
オフィスで意識不明で倒れているのが発見され、
その腹部からは、8ヶ月になる胎児が
忽然と姿を消していたそうです。

三例目のレプリカ(SCP-1048-C)は、
錆びた金属スクラップからできており、
逃走中に複数の財団スタッフを
死亡させるか、または傷害を与えました。

このように、確認されたレプリカは
どれも人を殺害しており、
オブジェクトクラスketerも納得です。
ちなみにSCP-1048-AとSCP-1048-Cは
未だ処分されておらず、
財団施設内に潜んでいると考えられます。

可愛い容姿と仕草で
油断させてからの裏切りが凄まじいSCP。
そのインパクトからか、
様々な関連SCPやtaleが存在する、
人気の高いSCPの一体でもあります。

SCP-1055 バグジー

SCP-1055 - SCP財団

アイテム番号 : SCP-1055
オブジェクトクラス : Keter

SCP-1055は情報災害である。
この文章に記載された情報は、
収容に携わる関係職員以外には極秘とする。

追加情報へのアクセスには
レベル5の認証を必要とし、
その行為自体が収容違反を招く
リスクを受け入れねばならない。

表向きのSCP-1055は、
バグジーと呼ぶテディベアを
肌身離さず抱える、
マイケル・シュローダー(Michael Schroder)
という名前の29歳の自閉症の男性。

…というのは表向きの話で、
本当のSCP-1055は男性の方ではなく、
実は彼が抱えているテディベアの方です。

SCP-1055は通常、
ハイイログマに似た姿をしていますが、
その性質や存在が認識された
人数に応じて巨大化して敵意を増し、
さらに敵意や恐怖を向けられることで、
より急速に巨大化する
という、
この上なく厄介な性質を持つSCPです。

サイト-76で
SCP-1055が暴走した際には、
財団が自動化した軍隊や爆薬で
攻撃を行いましたが、
ダメージよりも、
SCP-1055が攻撃の敵意に反応して
巨大化する速度の方が速く、

殺害は不可能でした。

財団は止むを得ず、
SCP-1055の性質を知るサイト-76の
全職員を、ただ一人D-1055という
Dクラス職員を除いて全員死亡させる
ことで
SCP-1055の一時的な沈静化を図りました。

数多の職員の犠牲で沈静化され、
ぬいぐるみサイズに縮んだSCP-1055を
回収しに向かった回収チーム
(もちろん、このチームメンバーは
SCP-1055の性質を知らされていません)
が目にしたのは、崩れた瓦礫の中で
SCP-1055に安全毛布のように
しがみつくD-1055の姿でした。

自閉症を持ち、SCP-1055に
恐怖心も敵意も持たない
D-1055がハグしている限り、
SCP-1055は巨大化することもなく、
まるで無害なぬいぐるみのように
おとなしくなってしまったのです。

このような経緯があり、
財団は情報災害を防ぐための
カモフラージュ兼保護装置として
D-1055ををSCP-1055として偽装し、
その真相には、
永遠に鍵をかけられることとなったのです。

普段はただの捨て駒の、
それも自閉症のDクラス職員が
世界を救う鍵となった意外性が光るSCP。

しかし、もしテレビなどで
SCP-1055の存在が世界中に
認識されでもしていたら、
それはもう爆発的に膨張していたわけで、
それこそKクラスシナリオは
避けられなかったでしょうね。

SCP-1076 たった一人の愛しい我が子

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SCP-1076 - SCP財団

アイテム番号 : SCP-1076
オブジェクトクラス : Euclid

SCP-1076の世話のために両親や管理者は
彼らの幸福や健康をおろそかにするようになり、
彼らは飢餓や病気に負け、
そして死ぬという結末で
SCP-1076の襲来は一般的に終わります。

これらに至る前に
財団がSCP-1076を収容できた
幾つかの少ない事例では、
標本から離された対象は、
狂暴になるかほとんど精神分裂気味になるかして、
繰り返し彼らの"赤ちゃん"と
もう一度会わせることを要求しました。

海千山千の怪物たちが集うSCPの中でも、
屈指のえげつなさを持つSCPです。

3歳〜5歳ほどの
薄汚れた栄養失調状態の
人間の幼児のような外見を持っており、
未成年の子供を持つ親がこれに遭遇すると、
「抗いきれないほどの同情心」が芽生え、
SCP-1076を自宅へ連れ帰り保護します。

その後、SCP-1076を保護した親は、
元々いた自分の子供を尻目に、
果ては親自身の食事や睡眠すら犠牲にして
SCP-1076の世話に没頭するようになり、
最終的に病気や飢えで死亡します。

親の愛情を逆手にとって家庭を破壊し、
死ぬまで自分の世話をさせるという
まさに吐き気を催す邪悪としか
例えようのないSCP。

さらに報告書では、
SCP-1076の別個体同士が遭遇した場合、
お互いの歯や爪を使って、
壮絶な殺し合いをする
事例が
報告されています。
外見が外見だけに、
あまり想像したくない光景ですね…

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SCP-035-JP フラワープ

SCP-035-JP - SCP財団

アイテム番号 : SCP-035-JP
オブジェクトクラス : Safe

回す 。今日も回す。

昨日は目の前で宇宙が、銀河が誕生するのを見た。

赤ん坊をバラして缶詰にする工程も見た。

俺の雇い主達が皆死んで
世界が滅茶苦茶にされる様を見た。

偉大な戦士達が死ぬのを見た。

タンポポのお酒をかっ食らう
髭面のおっさんにも会った。
彼は言っていた。「二度ある事は三度ある」と。

一般的なフラフープの形状をしたSCP。
このSCPの特異性は、
通常のフラフープと同じように使用すると、
回転しているフラフープより
上にある使用者の胴体が、
全く別のどこかへ転移する
点にあります。

転移先に一定の法則性は見られず、
財団に保管されている
実験の記録は以下の通りです。

実験記録035-JP-1 - 日付███/██/██

対象:GPS付き小型CCDカメラを頭部に取り付けられた標準的な日本人男性 (以下D-9668と称する)

実施方法: 標準実験チャンバーにてD-9668にSCP-035-JPを使用させる。

結果: 約8畳半の純和風の小部屋にD-9668の上半身のみが転移。D-9668の周囲を成人男性の足が生えた1.5m程の秋刀魚が徘徊しており、D-9668はパニックに陥りSCP-035-JPを落下させる。D-9668は消失。GPS信号は検出されず。

分析:SCP-035-JPの性質から考えると、D-9668の全身が転移したのだろう。彼が魚嫌いでないことを祈るばかりだ。

実験記録035-JP-2 - 日付███/██/██

対象: 実験記録035-JP-1と同様の加工を行ったDクラス職員(以下D-4658と称する)

実施方法: 実験記録035-JP-1と同じ

結果: D-4658の上半身が水中に転移。水を肺に吸い込んだD-4658は回転中のSCP-035-JPを掴み胴体が両断された。GPS信号は検出されず。
又、D-4658の転移先から流出したと思われる海水からは未知の生命体が検出された。

分析:転移先の法則性が掴めない。そもそもどこに転移しているんだ?

実験記録035-JP-3 - 日付███/██/██

対象: 実験記録035-JP-1と同様の加工を行ったDクラス職員。フラフープの元プロでこの実験には自ら志願した。(以下D-8556と称する)

実施方法: 実験記録035-JP-1と同じ

結果: D-8556の上半身がロンドンに類似した都市に転移。転移先では大規模な暴動が発生しているようで、筋肉が異常に発達した2m程の二足歩行のリスが破壊活動を行っているのが確認された。D-8556は上半身を捻ってSCP-035-JPを投げ飛ばし転移先からの脱出に成功した。前述の生物から投石や矢で攻撃されたものの命に別条は無し。現在はサイト683にて検疫と治療を受けている。

分析:D-8556を月毎の解雇リストから外すように人事部に申請した。彼は天職を見つけたようだな。

上記の実験結果を見るに、
SCP-035-JPの転移先には、
私たちとは別の惑星、
あるいは別の次元の世界も
含まれているようです。

また、一見して
転移先に法則性はないようですが、
もし完全に純粋なランダムであれば、
割合的に宇宙空間に繋がる確率が
ほとんどになってしまうはず
なので、
転移先の決定には何らかの意図や制限
存在する可能性があります。

実験記録035-JP-3に登場し、
「天職」を見つけたD-8556については、
こちらのtaleにて
その後の様子が確認できます。
…どうやら色々とお察しな状態のようですが。

SCP-1561 暴君の託け


SCP-1561 - SCP財団

国王品番 : 陛下のSCP-1561
王から賜った格付け : Glorious

陛下のSCP-MDLXIは最も優秀な鍛冶屋が土地で最も価値のある宝石を巧みに使用し作製した素晴らしい金色の王冠です。この品は陛下の王冠が話される、被られるまたは刻まれる時に魔法を引き起こします。

こちらの品は、最も優秀な鍛冶屋が
土地で最も価値のある宝石を
巧みに使用し作製した素晴らしい金の王冠であり、
最強レベルのミーム汚染因子であります。

陛下のSCP-1561を被ったものは王となり、
その際、王の周囲にいた人間は
ある者は騎士、ある者は王宮学者、
ある者は農民となって
栄誉ある王国の一員となります。

また、この高貴なる王冠が
実験に用いられた際には
卑劣なるD賤民が、天啓によって
断頭されるまでの3ヶ月間の間、
王として王立サイト-[編集済]を統治し、
このことを受けたO5大会議は以後
陛下のSCP-1561を用いた
軽率な実験を行わないように命じました。

国王万歳!国王万歳!国王万歳!

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SCP-2718 その後に起こるのは

SCP-2718 - SCP財団

アイテム番号 :
オブジェクトクラス :

俺はこのことを完璧には表現できない。
だけど絶するほどの衝動の中で、
絶するほどの痛みの中で、
絶するほどの絶望の中で
息を止めている様を想像してほしい。

頭が脈打ち、
目が膨れ出る様を。
終わることのない
窒息する夢を想像してくれ。

個人的に、一番読み応えがあり、
かつ一番恐怖したトラウマ級のSCP。

このSCPの概要は文章ではなく、
O5-7 ミリアム・ブレイザーが、
死を目前にして遺した音声ファイル

という形で伝えられます。

ミリアム・ブレイザーが遺したのは、
休暇中に旅行先で人知れず死亡し、
14年間遺体で放置されていた
O5-11、ロジャー・シェルドンを、
業務の引き継ぎに必要な
情報を引き出す目的で
O5が秘密裏に蘇生したこと、
そして、そのロジャーが語った、
ある壮絶な体験についての情報でした。

ここから先の内容は本記事にて
確認していただきたいと思いますが、
このSCPが他のSCPと一線を画すのは、
否み難い強烈な不安感を読者に植え付ける、
リアル認識災害をもたらしてくれる点です。

ロジャーの報告を読み終えて、
改めて「その後に起こるのは」という
タイトルを振り返ったとき、
あなたの背筋が凍りつくことは
間違い無いでしょう。

その秀逸さが仇となって、
思い込みが強い方や心臓が弱い方には
おすすめしがたい作品ですが、
個人的に一押しのSCP。
自分の認識汚染耐性に自身をお持ちの方は、
ぜひご一読ください。

おまけ SCP関連用語集(簡易版)

SCPの世界観を知るヒントとして、
頻出用語の簡易的な解説を記載します。

より詳細で正確な解説は
本サイトまたは…


こちらの入門者向け記事をご覧ください。

SCPとは?

SCPとは、
「Special Containment Procedures」の略称であり、
超自然的な能力を持つわけのわからないもの全般を
まとめてSCPと呼んでいます。

財団とは?

SCPの確保、収容、保護を目的として
一般社会から秘密裏に設立された組織。

SCPの脅威から人類を守るために、
時として非人道的な手段を用いつつも
世界中で活動を続けています。

オブジェクトクラスについて

オブジェクトクラスとは、
SCPの収容難易度と危険度の
おおまかな目安のこと。

ほとんどのSCPは、
一般的なオブジェクトクラスである
Safe、Euclid、Keterのいずれかに属し、
一部、Neutralized、Explained、
Thaumielのような例外的な
オブジェクトクラスが存在します。

Safe読み方は『セーフ』 適切な収容条件を満たしていれば安全なオブジェクトに与えられるクラス。
Euclid読み方は『ユークリッド』 一応収容はできているが、その性質が十分に解明されていないオブジェクトに与えられるクラス。
Keter読み方は『ケテル』 収容が困難で、財団、および人類の危機となりうるオブジェクトに与えられるクラス。
Neutralized読み方は『ニュートライズド』 故意または事故で特異性を失った元SCPに与えられる例外的なクラス。
Explained読み方は『エクスプレインド』 科学の進歩によって説明が可能になった元SCPに与えられる例外的なクラス。
Thaumiel読み方は『タウミエル』 財団が、keterクラスの危険オブジェクトに対抗するために利用する極秘オブジェクトに与えられる特別なクラス。

その他の用語

研究員

財団で働く科学者のこと。
役職に応じて
AからEまでのクラスが
割り振られています。

Aクラス財団の戦略上重要な職員であり、
危険性のあるSCPへの接触を一切禁じられています。
O5評議会員は常にクラスA職員です。
Bクラス財団の運営上重要な職員であり、
危険性の極めて少ないSCPにのみ
接触が許可されています。
Cクラス財団の一般的な職員であり、
極端に危険なものを除いて、
様々なSCPに接触する職員でもあります。
Dクラス下記参照
EクラスSCPの事象に巻き込まれるなどして、
暫定的に職員扱いされた一般人に
割り当てられる例外的なクラスです。

Dクラス職員

実験終了後の自由と引き換えに
財団と契約した死刑囚が
分類されるクラス。
まれに、懲戒処分を受けた研究員が
Dクラス職員に降格されることもあります。

そのような都合上、
主に危険性の高いSCPに対する
実験材料としての役割を務め、
大概の場合、実験過程で
悲惨な死を遂げます。

エージェント

財団施設の外で働く職員のこと

O5評議会員

SCP研究所における最高レベルの役職。

クリアランス

役職に応じて各財団職員に
与えられる各種権限のこと。

クリアランスを無視して
報告書の閲覧や実験を試みた場合、
懲戒解雇や、場合によっては
即時終了措置を受けます。

サイト

研究所の一区画。

収容違反

SCPが収容区画内から脱走すること。

収容プロトコル

SCPを安全に収容するための
手続きのこと。

tale

既存のSCPを基に生み出された
二次創作のサイドストーリー。

Kクラスシナリオ

財団が定義した、
SCPによって世界が滅亡の危機に瀕する、
あるいは滅亡する筋書きの一覧。
代表的なシナリオを以下に挙げます。

AK-クラス:世界終焉シナリオ主観的な現実の再構築による世界終焉のシナリオです。人類の知覚または思考プロセスの崩壊、またそれら両方の崩壊による世界の終焉です。簡潔に言うと、方法はどうあれ"全て狂っちまう"ということです。
CK-クラス:再構築シナリオ現実の再構築のシナリオです。おそらく、歴史に重大な変化を引き起こす(正史を書き換える)、または物理法則を変化させる、または宇宙の作用を変化させる、その他、現実のすべてまたは一部を変化させるということを意味しています。
NK-クラス:世界終焉シナリオ自己複製する物質によって引き起こされる、世界終焉のシナリオです。
RK-クラス:再構築シナリオ非標準生物形態による標準的な地球種の生存競争の敗退のシナリオです。
SK-クラス:支配シフトシナリオ地球上の支配種のシフトです。
XK-クラス:世界終焉シナリオ"塩漬けにされた地球"世界終焉シナリオです。言い換えれば、我々の知る世界に直接再建することが不可能な絶滅です。
ZK-クラス:現実不全シナリオ"複数の現実のうちのおそらく一つ、又は複数の現実の機能不全です。

▲ 各シナリオごとの代表的なSCPの例やB級以下のマイナーなシナリオにご興味があればぜひこちらもご一読ください。

おわりに

今回ご紹介したSCPはごく一部であり、
本当は他にもご紹介したいSCPが
山ほど存在しています。

本記事でSCPの世界に
ご興味を持たれた方は、ぜひ
本サイトの他のSCPについても
目を通してみてください。

それでは、
このような長い記事に
最後までお付き合いいただき、
本当にありがとうございました。

せっかくですから最後は、
私のとっておきのSCPジョークを
ご披露してからお別れしたいと思います。

keter・・・クラスのSCPがにやケテル・・・。』

…お後がよろしいようで。

おや?

窓の外から赤い何かが

飛んd

グ チ ャ ッ !

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SCP-504 批判的なトマト

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