マニア厳選!本当に面白いSCPランキングベスト100【50位~1位】

  • 2019年5月10日
  • 2020年4月27日
  • SCP

5000以上のSCPから選んだ
最も面白い(&怖い)SCPランキングベスト100
後編は、栄えある(?)50位~1位の発表です。
それではどうぞ!

これまで多くのSCP報告書を読み込んできた著者が選ぶ本当に面白いSCPの独断ランキングです。
2019-05-05 12:13:10

▲前編(100位~51位)はこちら

目次

50位~41位

SCP-871 景気のいいケーキ

f:id:ama46572222:20190506145026j:plain
(SCP-871の一例)

アイテム番号: SCP-871
オブジェクトクラス: Keter

人間に食べられると24時間後に
自分そっくりのケーキを出現させるケーキ。

またこのケーキが食べられなかった場合、
やはり24時間後に新たなケーキをその付近に出現させます。

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上記の性質から、
このケーキを放置し続けた場合
ネズミ算的にその数を増やし、
80日以内に地球を居住不可にする
危険性が示唆されています。

このシナリオを回避するため、
財団は大量のDクラス職員に
SCP-871をひたすら食べ続ける
任務を遂行させ続けています。

SCP-1762 ドラゴンはここに居た

f:id:ama46572222:20190506145046j:plain
(SCP-1762の実体)

アイテム番号: SCP-1048
オブジェクトクラス: Safe Neutralized

32cm×20cm×26cmの大きさの段ボール箱(SCP-1762-1)と、
そこから不定期に出現し動き回る
様々なドラゴンの折り紙(SCP-1762-2)
で構成されるSCPオブジェクトです。

箱の中と外はスプレーで銀色に塗られ、
容器の蓋には黒のマーカーを使った手書きで
“ドラゴンはここに居る”の文字が書かれています。

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SCP-1762は子供時代のタケナカ研究員の
想像力によって生まれた世界であり、ドラゴンたちは
タケナカ研究員の幼いころからの友達でした。

しかし、大人になったタケナカ研究員が
空想を否定し科学を心棒する財団の職員となったことで
SCP-1762の力は弱まり内部の治安は乱れ、
とうとうある日革命が起きて殆どの空想生物が死に絶え
残ったものもどこか別の場所へ去っていきました。

そして戦争が終わった後、蓋の文字は
“ドラゴンはここに居た”に書き換わり
SCP-1762-1はその異常性を喪失しました。

SCP-035-JP フラワープ

アイテム番号: SCP-035-JP
オブジェクトクラス: Safe

フラフープのような見た目のSCiP。

フラフープを回した人間の胴体だけが
全く別の場所へ転移します。

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転移先には基底世界と別の
危険な異世界空間も含まれます。

Dクラスを用いたある実験では
筋肉が異常に発達した2m程の二足歩行の
リスが破壊活動を行っているのが確認され、
さらにDクラスに向かって
投石や矢で攻撃を仕掛けてきました。

SCP-161-JP 伊れない病

アイテム番号: SCP-161-JP
オブジェクトクラス: Keter

「伊る」という動作、および
概念に対する認識が不可能になる精神疾患。

このSCiPに曝露すると例えば
「伊り歩く」動作が多分に含まれる能は
単に扇を持って舞台上を歩き回っている
だけのものに認識されてしまいます。

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特定の概念を人の記憶から
消し去ってしまう記憶影響オブジェクト。

今の私たちが 「伊る」を知らないのは
それが既に SCP-161-JPの感染で
全日本人の記憶から消し去られたためでしょう。

そして財団はこのSCiPが「眠る」「食べる」「 佐う 」などの
重要な概念をも消去してしまう可能性を危惧しています。

…え? 「佐う」なんて言葉聞いたことがない?
ということは「佐う」は既に…

SCP-1055 バグジー

アイテム番号: SCP-1055
オブジェクトクラス: Keter

SCP-1055は
バグジーと呼ぶテディベアを肌身離さず抱える、
マイケル・シュローダー(Michael Schroder)
という名前の29歳の自閉症の男性です。

SCP-1055は
バグジーを常にきつく掴む習性があり、
職員は食事中も入浴中もこの行いを
許可かつ奨励しなければなりません。

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SCP-1055の正体は男性の方ではなく
それが掴んでいるテディベアの方。

SCP-1055はハイイログマに似た実体で、
周囲の人間の恐怖や敵意に反応して
力を増す厄介な性質を備えていました。

しかし壮絶な収容作戦のさなかで
偶然「敵意も恐怖心も持たない」マイケルが
財団の攻撃で収縮したこのSCP-1055を掴んで無力化し、
以後財団はマイケルをSCP-1055の
収容手順の一部に組み込むことになったのです。

SCP-294 コーヒー自動販売機

f:id:ama46572222:20190506145210j:plain
(回収当時のSCP-294)

アイテム番号: SCP-294
オブジェクトクラス: Euclid

QWERTYキーボードが接続された
液体なら何でも注文できる自動販売機。

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液体であれば水でも金属でも血でも注文可能。
出力する液体は世界中のどこかから
瞬間移動させて調達しているようです。

またあいまいな注文には注意が必要であり
例えばある時職員の一人がJoe(コーヒーの俗語)を注文したところ
近くにいたエージェントジョセフ(略称はjoe)の
血や体液を出力する事故を起こしてしまいました。

SCP-3797 たった1度の未来の銃

f:id:ama46572222:20190506145222j:plain
(時間異常部門徽章)

アイテム番号: SCP-3797
オブジェクトクラス: Thaumiel

SCP-3797はまだこの世に
存在していないSCPです。

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SCP-3797の正体は
未来から過去を攻撃できる兵器。

強力な時間改変能力者
SCP-3797-ARCを無力化するために
未来の財団が使用し、そのことを理解した
現在の財団が今度は過去の自分たちを救うために
目下研究開発を進めています。

SCP-____-J 行動を先延ばしさせる石

アイテム番号: SCP-____-J
オブジェクトクラス: _______

このSCiPについてはあとで書く。

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読んで字のごとく対象となった人間の
行動を先延ばしさせる石。

報告書を書いた所員も曝露したようで
報告書はなんとも手抜きな内容になってしまっています。

SCP-1210-jp-j キメラれねぇ

f:id:ama46572222:20190506145305j:plain
(SCP-1210-JP-J。)

アイテム番号: 1210-jp-j
オブジェクトクラス: Euclid

まず上記の資料画像をご覧ください。
どこからどう見ても立派な狼ですよね。

でも私の弟はこの生物を羊だっていうんです。

これのどこをどう見れば羊だなんて
的外れな意見が飛び出すんでしょうか。

私と弟はその後3時間議論を続けましたが
結局 決着はつかず、その場は
喧嘩別れとなってしまいました。

でも、あなただってこれは
紛れもなく狼だと思いましたよね?

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SCP-1210-jp-jは
それを見たものに議論を強制させます。

サイト-81 ██内では狼派、羊派、中立派に分かれた
職員たちによる論争やけんかが巻き起こり、
現在は両者休戦という形に落ち着いています。

追記:その後 SCP-1210-jp-jが
発見された██山で新たに別の
異常性を持った個体が発見されました。

顔がワシ、体がウサギの生物

SCP-194-JP 記憶の中の楽園

道路の上の水たまり
(乾燥中のSCP-194-JP-1。)

アイテム番号: SCP-194-JP
オブジェクトクラス: Euclid

対象が生まれてから
最初に住んだ街に似た異空間(SCP-194-JP-2)につながる水たまり。

最初に着地する地点はランダムで、
対象が生まれ育った家までたどり着けば
脱出することができます。

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対象が3時間以内に脱出できなかった場合
異空間は閉じられ、水たまりから全ての臓器が
1歳児程度の大きさしかない実体(SCP-194-JP-3)が出現します。

また、SCP-194-JP-2内部には
人間らしき実体が複数存在しており、
その実態に誘われて建物に入ったあるDクラス職員は
何かを引きずる音、湿った水の音、
せき込み何かを吐き出すような音、
そして何か重たいものが落ちる音の記録を残し
そのまま音信不通となりました。
(おそらくSCP-194-JP-3はこうした犠牲者の成れの果て)

40位~31位

SCP-993 ピエロのボブル

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(ボブルのキッチンサプライズ’でのSCP-993の静止画)

アイテム番号: SCP-993
オブジェクトクラス: Safe

10歳以下の子供のみが視聴できる
“ピエロのボブル(Bobble the Clown)”という
題名のテレビ番組を放映するSCiPです。

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放送の内容はどれも露悪的なものばかりで、
例えば実践シーンありの人肉調理法や
やはり実践シーンありのすぐに殺さない
拷問実践法などろくなものがありません。

幸いにも現在は財団が放送を傍受し
無慮化することに成功しています。

SCP-2317 世界を貪るもの

アイテム番号: SCP-2317
オブジェクトクラス: Keter

マサチューセッツ州にある異世界につながるドアで、
その先は広大な塩田と7本の柱が存在します。

7本の柱からは7本の鎖が伸びており、
その先の地下には全長200mの
巨大な人型生物(SCP-2317-K)が封印されています。

7本の鎖のうち6つまでは既に壊れており、
財団は封印を維持するために定期的に
カラバサス手続と呼ばれる儀式を行っています。

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実際にはカラバサス手続は全くの無意味であり、
職員たちの不安を取り除くための偽装情報です。

現在のところSCP-2317を封じ込める手段は見つかっておらず、
約30年後にSCP-2317-Kが解放されると予測されています。

SCP-062-JP 生存圏

f:id:ama46572222:20190506165034j:plain
(SCP-062-JP-1。上部は常に雲で隠れていて見えない。)

アイテム番号: SCP-062-JP
オブジェクトクラス: Keter Neutralized

対象の視界の紙やモニタに
裁判所の判決文のような怪文書が出現し、
その3日から7日後に判決文に記された
体の部位を消失して死亡する認識災害。

財団の調査により発生源と思しき
廃棄された電波塔(SCP-062-JP-1)が特定されました

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電波塔の先には
現代と変わらない文明を持つ異世界があり、
内部に存在する裁判所に入ると
自分と全く同じ人間を原告とする
裁判にかけられてしまいます。

最終的にT博士が
裁判官たちを論破し当SCiPは無力化されました

SCP-173 彫刻 – オリジナル

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(収容中のSCP-173)

アイテム番号: SCP-173
オブジェクトクラス: Euclid

コンクリートと鉄筋で構成された人型の実体。

誰かに見られているときは
タダの石像のように全く動きませんが
SCP-173から目を離すと
高速で近づいてきて首の骨を折ってきます。

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このSCiP自体は極めてシンプルで
特にこれ以上の説明はありません。

ほかに特筆すべきことといえば
このSCP-173こそが最も最初に作成された報告書であり、
SCP財団の初期の知名度向上に
非常に大きな役割を果たしたことでしょう。

ちなみに写真の元ネタは日本の彫刻家、
加藤泉氏の「無題 2004」という作品です。

SCP-3017 要注意人物

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(20█4年の逮捕に続くフレイザー・メルブルックの顔写真。)

アイテム番号: SCP-3017
オブジェクトクラス: Euclid Neutralized

SCP-3017は幾つもの要注意団体と関係を持ち、
複数の強盗、暴行、殺人を犯した疑いのある
レイザー・メルブルックという名前の非常に危険な人物です。

財団は要注意財団に関する
情報を引き出すためにこの人物を確保し、
様々な方法で尋問を行いましたが
SCP-3017は何も知らないの一点張り。

ただ、尋問の中でSCP-3017の
祖母や恋人の名前を出すと
比較的協力的な姿勢を見せることが確認されました。

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実際のSCP-3017は自分を目視した、
あるいは会話した人間がSCP-3017を
自分を上記のような危険人物であると思いこんでしまう
強制的な認識災害を有する、
それ以外は全くごく普通の青年です。

この異常に曝露したキラン博士によって
家族や恋人を人質に取った執拗な尋問を受け、
最終的にキラン博士が家族を家ごと焼殺したことで
世界に絶望し橋から身を投げて自殺しました。

SCP-2006 おおこわいこわい

f:id:ama46572222:20190506165138j:plain
(ロボット・モンスターの静止画像。)

アイテム番号: SCP-2006
オブジェクトクラス: Keter

人を怖がらせることに
生き甲斐を見出したSCPであり、
しばしばSCP-2006が視聴した
ホラー映画やSF映画の
悪役に変身して職員を驚かします。

怖がらせることを純粋に楽しんでいて
職員とも気さくに会話する非常に愉快なSCiPです。

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SCP-2006がKeterなのは、
SCP-2006の返信能力の限界が定かではないからです。

もしSCP-2006が人間の恐怖を深く学べば
二体目のSCP-682やそれ以上の脅威的な存在に
変身する可能性もあり得るのです。

そのため財団はSCP-2006に対し
低レベルなホラー作品だけを視聴させ、
全職員にその変身で十分に
怖がっているふりをするよう徹底させることで
SCP-2006がそれ以上危険なものに
変身しないよう注意を払っています。

SCP-1076 たった一人の愛しい我が子

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(SCP-1076-H)

アイテム番号: SCP-1076
オブジェクトクラス: Euclid

3歳〜5歳ほどの
薄汚れた栄養失調状態の
人間の幼児のような外見をしたSCiPです。

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子供を持つ親がこのSCiPに遭遇すると、
「自宅に連れ帰って保護しなければ」
という強烈な義務感に襲われます。

SCP-1076個体を家に連れ帰った対象は
自分の子供そっちのけで
このSCiPの世話に没頭し始めます。

元の子供は次第に憂鬱で不機嫌で内向的になり、
対象は世話に没頭するあまり
最終的に栄養失調や病気で死亡してしまいます。

scp-2935 あゝ死よ

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(SCP-2935。)

アイテム番号: SCP-2935
オブジェクトクラス: Euclid

インディアナ州、ジョッパ近郊の
鍾乳洞内部に存在する時間異常。

SCP-2935内部には現実の地球と
全く同じ世界が広がっていますが
ただ一点だけ大きな違いがあります。

それは全ての生物が完全に死んでいて
その死体がなぜか腐らずに転がっていること。

人間だけでなく動物も植物も、
そしてあのSCP-173やSCP-682をはじめとする
数々のSCiP達もすべて例外なく死に絶えていました。

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SCP-2935の正体は
時空間を移動する死の概念です。

洞窟内の世界(世界B)のエージェント・ケラーが
さらに別の異世界(世界C)に入り込んだ時に感染し、
その後帰還したケラーを媒体として
世界Bに侵入してある時点でそのすべての生命を死に絶えさせました。

そして世界Bのケラーの残した記録からこの事実を知り、
同時にその死体に接触したことで自分も
死のキャリアとなったことを理解した
基底世界のケラーは自分ごと調査チームを核爆弾で始末し、
それ以上の感染拡大を阻止しました。

SCP-3649 圧倒的曇天

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(SCP-3649の最古のアーカイブ写真。)

アイテム番号: SCP-587-JP
オブジェクトクラス: Safe

触れたもの全てを分解する波状高層雲です。

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時間がたつごとに規模が際限なく拡大し、
最終的に財団はこのSCPの調査のために
地球へ”遠征”しなければならない状況に追い込まれました。

ちなみにこいつの報告書の大部分は
関連資料のタイトルの羅列のみとなっており、
長文化著しい昨今のSCPに対する
アンチテーゼ的なニュアンスも含まれています。

SCP-049 ペスト医

f:id:ama46572222:20190506165319j:plain
(SCP-049)

アイテム番号: SCP-049
オブジェクトクラス: Euclid

15、6世紀ヨーロッパに実在した
ペスト医師のような外見をした人型のSCiPです。

自らが患者と呼ぶ特定の人間に
接触して即座に死亡させる習性があり、
さらに死亡した患者に対して
ある特殊な手術を行います。

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手術を受けた人間は数分後に蘇生し、
その後別の人間を探しながら彷徨って
遭遇した人間を見つけ次第殺害します。

SCP-049に対して行われてインタビューで
SCP-049はこの行為を「治療」と呼び、
「世界から悪疫を無くす」ために
治療を続けているのだと語っています。

30位~21位

SCP-910-JP シンボル

f:id:ama46572222:20190506222800g:plain
(変形するSCP-910-JP)

アイテム番号: SCP-910-JP
オブジェクトクラス: Euclid Keter

日本のある地域に出現する
一時停止の道路標識。

何度攻撃を受けても再生する
高い防御力と標識部分の変形能力、
そして変形した標識の図柄に応じた
異常現象を起こす能力を有しています。

起こす現象は様々で
例えば落石注意の標識なら岩を降らす、
スリップ注意なら地面の摩擦をなくす、
強風中なら暴風を吹かせるといった具合に
基本的に図柄と関係のある事象が発生します。

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こいつの真のやばさは
第三次回収作戦にて出現した
財団ロゴ風のの標識にあります。

その効果とはズバリ、
特定のSCiPを召喚する能力。

第三次回収作戦ではあろうことか
SCP-682(不死身の爬虫類)
SCP-076(アベル)
SCP-096(シャイガイ)のコピーを呼び出し、
26名の死者、9名の重軽傷者、57名の行方不明者を出す
大惨事を引き起こしたのです。

SCP-093 紅海の円盤

アイテム番号: SCP-093
オブジェクトクラス: Euclid

SCP-093は辰砂に似た
混合物の石から削り出された
主に赤色の円盤です。

SCP-093は直近の鏡に向かって
吸い寄せられる性質があり、
SCP-093を持った生物が
鏡に接触するとその鏡面が
異世界につながるポータルに変化します。

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ポータルの行き先は平野であったり
近代的な都市部であったりと様々ですが
ひどい悪臭が立ち込め、あちこちに茶色い
プラスチック状の物体が付着している点で共通しています。

また異世界には普通の人間の
50倍は簡単に超える大きさの、
特徴のない顔にとても短い腕をした
半身の生物が複数うろついており
中に入った人間を見つけ次第襲い掛かってきます。

内部の状況からしてポータル内の文明は
この生物によって滅ぼされたものと思われます。

scp-8900-ex : 青い、青い空

f:id:ama46572222:20190506222931j:plain
(SCP-8900が[編集済]のアメリカ兵数人に影響を及ぼしている。

アイテム番号: scp-8900-ex
オブジェクトクラス: Keter

人の目に映る色の見え方に
変化を生じさせる伝染性のSCPオブジェクト。

この現象は1935年前後に出現し
今日までに完全に世界中に広まってしまいました。
収容は事実上失敗しています。

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scp-8900-exの発生当時、
などの色がそれまでと全く異なる
下品な色に変わっていくのを
止められなかった財団は
最終手段としてscp-8900-exによって
改ざんされた色彩が
本来の色彩だったのだという
記憶改ざんを地球規模で実行しました。

つまり、私たちが今認識している色は
scp-8900-exに曝露した結果の産物であり、
本来世界がどのような色彩に
彩られていたのかを知る術は一切残されていないのです。

SCP-4999 私たちを見守るもの

f:id:ama46572222:20190506222919p:plain
1973年ごろのSCP-4999。写真はプロの撮影家のGustav Bürgerにより、氏が息を引き取る3分前に撮影されたものである。

アイテム番号: SCP-4999
アノマリークラス: Keter

死に瀕している
孤独な人間の側に出現する
黒いスーツを着た中年男性のような姿のSCP。

誰のもとに出現するかは予測不能ですが
調査の結果以下の条件に当てはまる人間の
側に現れる確率が高いことがわかりました。

  • 1人で生活している
  • 無宗教派である
  • 貧困またはホームレスである
  • 精神病の経歴を持つ
  • 退役軍人である
  • 犯罪歴が無い、または暴行罪の判決を受けたことが無い
  • 現在のところ存命の親族がいない
  • 未結婚あるいは重要な他者を持たない
  • コミュニティ内での社会的な立ち位置にあまりいない、または全くいない
  • プロまたは個人として達成したことの重要な記録を一切誇示しない
  • 利益的な相互対人関係を持っていない
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このSCPが行うのは対象に黙って煙草を差し出し
対象が息を引き取るまで静かに動かず側で見守ることのみ。

また古代の歴史や神話の中に認められる
SCP-4999に類似した現象の事例は
SCP-4999が人類の文化誕生以前から
存在している可能性を示唆しています。

静謐で美しい、個人的に大好きなSCPのひとつです。

SCP-009-JP 閏秒

アイテム番号: SCP-009-JP
オブジェクトクラス: Euclid

セシウム原子時計を含む世界中の時計に
わずかな時間のずれを生じさせる異常現象です。

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時間が狂った原因は巨大な質量を持つ
未知のアノマリーが瞬間的に出現と
消失を繰り返したことで空間が歪んだため。

そして財団のシミュレーションによると
こいつが長期間存在し続けた場合、
やがて潮汐分裂(重力に引っ張られたことで起きる
天体の崩壊)により地球が破壊されることが予測されています。

SCP-3002 思考抹殺計画

アイテム番号: SCP-3002
オブジェクトクラス: Keter

ある東ヨーロッパ系の少女についての
偽造記憶を不特定多数の人間に植え付ける
認識災害オブジェクトです。

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SCP-3002、そして偽装記憶内の少女の正体は
財団が究極の対SCP兵器開発のために進めていた
レテ・プロジェクト の被検体だったリリー・ヴェセルカ。

リリーはもともと現実改変能力を持っており、
そのために被験者に選ばれましたが実験の過程で
麻酔なしで体を切り刻まれる生き地獄を味わわされ、
その苦痛に耐えかねた末に自らをミーム化して肉体から逃亡。

このことから財団に対して強い恨みを抱いており、
最強クラスの認識災害として膨大な数の人間に感染し続けています。

このSCPはO5の権限を
持ってしても封じ込め不可であり、
あのSCP-2000ですらも
乗っ取られて無力化される始末でした

SCP-055 [正体不明]

アイテム番号: SCP-055
オブジェクトクラス: Keter

SCP-055は自分に関する
あらゆる情報を忘れさせる特性を持った
反ミーム的存在です。

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非常に厄介な性質を持つSCiPですが
「このSCiPが反ミームであること」
「SCP-055というオブジェクトそのもの」
「このSCiPがが何ではないか」といった
情報は記憶することができ、
全く穴がないわけではありません。

とはいえ「~でない」の繰り返しで
正体にたどり着くというのは
気の遠くなるような回り道ですね…

SCP-2419 わらうひとたち

f:id:ama46572222:20190506222956j:plain
(ユニットC(1963年頃)。)

アイテム番号: SCP-2419
オブジェクトクラス: Euclid

コロラド州にある廃棄物処理施設。
1975年から焼却炉内部に再生能力を持ち
攻撃的なヒト型実体が出現するようになりました。

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実体の正体はかつて財団によって
記憶処理薬精製のために
幸福な記憶をすべて抜き取られ、
憎悪に満ちた不死の怪物と化した
Dクラス職員の成れの果て。

財団は彼らが外に出ないように
絶えず焼却炉を稼働させ続けています

SCP-3001 レッド・リアリティ

アイテム番号: SCP-3001
オブジェクトクラス: Euclid

SCP-3001はワームホールを通じてアクセス可能な
逆説的な並行/ポケット”非次元”です。

もう少し砕けて言うと
ヒューム値(現実性の強度)が異常に低く、
そのため時間の流れが
極端に遅くなっている異空間です。

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その現実性の薄さのために
SCP-3001の中に人間が入り込むと
浸透圧と同じ原理でその人間の身体が
現実性を失って分散してしまいます。

報告書では実験中の事故で
スクラントン博士がSCP-3001に飛ばされ、
5年以上もの間何もない空間の中で
自分の体が徐々に消滅する恐怖を味わい続けました。

ちなみにこのことを財団が知りえたのは
博士が同じく飛ばされた録音機能付きのLSSパネルを
自分の肉体に包み込んで現実世界に
送り届ける方法を見出したから。

博士の手を離れたLSSパネルは
2005年12月23日、財団の実験室に
博士の肉体の一部とともに出現。
一人孤独に苦しみ続けた博士の声は
最後に財団と彼の帰りを待ち続けた妻のもとに
届くことができたのでした。

SCP-2521 – ●●|●●●●●|●●|●

f:id:ama46572222:20190506223030j:plain
📷

アイテム番号: SCP-2521

SCP-2521はねばねばした職種を持つ
2m程度の大きさの人型実態です。

そして特筆すべきはその報告書。
なんとピクトグラム風の
イラストだけで構成されています。
その理由は…

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SCP-2521はテレポート能力を持ち、
自分に関する情報に言及した媒体を
いずこかへ連れ去る習性があります。

SCP-2521について書いた書類があれば
それを持ち去り、誰かがSCP-2521について話せば
その人間を連れ去るといった具合に。

そしてそのテレポート能力により
収容することも不可能という恐るべき存在です。

20位~11位

SCP-2439 [スロット割り当てなし]

アイテム番号: SCP-2439
オブジェクトクラス: Keter = 意味不めいすぎる

よぉ新入り。お前はいったい
何してこんなとこに来ちまったんだ?

まぁそいつはどうでもいい。
時間がないから手短に説明するが、
ここには俺たちだけが知っている
最終兵器が隠してあるんだ。

その汁を垂れ流す
くそったれなランプの方じゃねぇぞ。
そうだ、そこのそいつだ。

このことは絶対外にバラすな。
もしチクりそうなやつがいたら殺せ。
俺たち以外の人間が読んでも殺せ。

…あ?そんなにヤバいなら
消せばいいじゃないか、だと?
それはやめた方がいい。
消した後にこいつが別の場所に
また出てこねぇ保証はどこにもないからな。

おまえ、シャバに大事な人はいるか?
…そうか、ならなおさらだな。
その人の為だと思って
死ぬ気でこいつを見張ってやがれ。

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SCP-2439は別のオブジェクト
「汁を出すランプ」の収容室の壁に出現した
古代の精神的存在に言及する文章であり、
この文章の内容を知った人間の精神を
徐々に乗っ取る力を有しています。

ランプはカメラ監視が行えない
何らかの特性を持つオブジェクトであり、
そのためにランプの清掃に割り当てられた
Dクラス職員のみがSCP-2439の
存在を知ることができました。

SCP-2439の存在を知ったDクラスたちは
これが職員の誰かを乗っ取って
世界滅亡を引き起こす可能性を危惧し、
(あるいは使い捨ての自分たちが
財団に対する優位性を得るための切り札として)
このSCiPを交代で監視し続けています。

SCP-1733 開幕戦

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1733の繰り返し7回目のワンシーン

アイテム番号: SCP-1733
オブジェクトクラス: Safe

SCP-1733は2010年10月26日に、
ボストンで行われた、ボストン・セルティックスと
マイアミ・ヒートのシーズン開幕戦のデジタル録画です。

再生の度に内容が微妙に変化する
不思議な性質を持っています。

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録画中の人物は
前の再生時の記憶を引き継いでいて、
何度目かの再生の時に自分たちが
同じ時間を何度も繰り返していることに気づきます。

その後彼らは様々な
脱出の試みを行いますがどれも実を結ばず、
最終的に録画内の人間同士の殺し合いや
血なまぐさい殺人儀式へと発展しました。

SCP-2002 死した未来

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破片をSCP-2002の事故現場から回収しているサウジアラビア人員

アイテム番号: SCP-2002
オブジェクトクラス: Neutralized

地球と衝突する軌道にあった正体不明の宇宙船。
財団に先駆けてアノマリーの徹底破壊を身上とする
世界オカルト連合 ( GOC )に見つかり、
彼らの所有するCO2レーザーによってぶっ壊された後、
その残骸をSCP財団が回収しました。

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正体は凶悪な別のSCPによって
滅亡の危機に瀕した未来の財団が
現在に向けてタイムスリップさせてきた人類の胚。

つまりGOCは人類最後の希望を
愚かにも自らの手で断ったことになります。

SCP-2352 死に体のビデオブロガーと諦めの悪い異次元のファン

アイテム番号: SCP-2352
オブジェクトクラス: Neutralized (旧Euclid)

SCP-2352はサイモン・M█████████という
17歳の少年が自身のYoutubeチャンネルに投稿した、
サイモンが別れた彼女の愚痴を言ったり
テレビスターの悪口を言ったりするだけのありふれた動画群です。

この動画の異常性は、
投稿のある回で電気火災が発生し、
それによって事故死したはずのサイモンが
それ以後も事故の火傷痕が残る姿で
動画の投稿を継続している点にあります。

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死んだはずのサイモンを蘇らせたのは
彼の動画の密かなファンだった
とあるヒト型の異次元実(SCP-2352-2)。

SCP-2352-2はサイモンを未知の方法で蘇生し、
ゾンビとなったサイモンに動画投稿を続けさせていました。

しかし時間が経つにつれサイモンの身体は朽ち始め、
最後には安らかに眠らせてほしいという
サイモンの願いを聞ききいれて
SCP-2352-2は彼の魂を肉体から解放。
それ以降動画の投稿は行われなくなりました。

scp-2700 テレフォース

f:id:ama46572222:20190507235152j:plain
(SCP-2700-オメガ)

アイテム番号: scp-2700
オブジェクトクラス: Keter

エジソンと並ぶ天才科学者、
ニコラ・テスラによって開発された
指向性のエネルギー兵器。

キーボードの制御卓(SCP-2700-1)、
線形粒子加速器(SCP-2700-2)、
そして”コア”と表現される覗き穴付きの
組立品の三部位で構成されています。

またコアの内部には
発光性のアノマリー(SCP-2700-オメガ)
が格納されていることが確認されています。

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scp-2700の正体はテスラを含む
各宇宙で最も独創的な人物たちが
ある異世界(世界B)に集められ、
彼らの技術を結集して生み出された
夢の無限エネルギー生成装置…
…になるはずだったモノです。

というのも実はその場に
世界Bの破壊を目論む
スパイが紛れ込んでいたために
結果としてscp-2700は起動すると
反エントロピーを生み出し
その宇宙をビッグバン以前の
特異点の状態に巻き戻してしまう
最悪の時限爆弾になってしまったのです。

そしてscp-2700の完成に
大きな役割を果たし、かつ
世界Bの美しさを心から愛していた
テスラはこの事態に責任感を感じ、
あろうことかscp-2700を持ったまま基底世界へと帰還。

こうして財団世界には
開発から300年後の2234年に起動する
最悪の時限爆弾が残されることとなったのでした…

SCP-3998 “ウィッカーウィッチ”は生きている

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回収時のSCP-3998。

アイテム番号: SCP-3998
オブジェクトクラス: Safe

SCP-3998は17世紀後半に
死亡したと思われる
脚部の無い人間の死体です。

SCP-3998は毎晩、午後11:00から
翌日の午前4:00 まで自発的に発火し、
もしその時近くに恋人を殺害、または
虐待した人物が近くにいる場合、
その人物の肉体をも同様に発火させます。

対象が発火を続けるとやがて
胃の中に大量の沸騰したエタノールが出現して
更なる外部熱傷を引き起こし、
最終的に対象の肉体は真っ二つに分断されます。

またSCP-3998は17世紀後半に
魔女裁判にかけられ死亡した
キャンディス・ヘイズという女性と
何らかの関係があることが疑われています。

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SCP-3998の正体は
キャンディスの死体…

ではなくキャンディスを
虐待していた夫、エイデンの死体でした。

夫の暴力に耐えかねたキャンディスは
森の奥で女悪魔に魂をささげ、そのために
魔女として町民たちから火あぶりにされた後に
復讐の魔女ウィッカー・ウィッチとなって甦り、
家で寝ていた夫の脚を折った上で
生きたまま火あぶりにして殺害。

その後エイデンの死体はSCP-3998となり、
魔女となったキャンディスは
いずこかへと歩き去っていきました。

SCP-444-JP █████[アクセス不許可]

アイテム番号: SCP-444-JP
オブジェクトクラス: けてるけてるけてるけてるけてるけてるけてる

「あかしけ やなげ 緋色の鳥よ
くさはみねはみ けをのばせ」
という一連の怪しげな文章。

この文章を読み上げるた対象は
赤い野原の中で巨大な赤い鳥(緋色の鳥)
に襲われ、食われる→蘇生するのループを
極度の苦痛と恐怖を伴いながら体験します。

この幻覚世界から脱出するには
現実の肉体がSCP-444-JPの内容を
筆記する必要があります。
(しかし対象がこの方法たどり着くには
大抵の場合数週間を要することが殆どです。)

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緋色の鳥は捕食の度に力を増す性質があり、
最終的にはこのSCPに関する情報を
ほんのわずかでも知覚しただけで
発現するほど凶悪化しました。

対処法はこのSCPについて知っている
全ての人間を消し去ることのみです。

…そして報告書の最後が[削除済]に
なっているということは結局その対処法も
完全には行われなかったということでしょう…

SCP-2316 校外学習

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SCP-2316。

アイテム番号: SCP-2316
オブジェクトクラス: Euclid

アメリカのとある湖に発生する、
湖に浮かんだ複数の人間の死体です。

SCP-2316を見た対象は
湖の死体があたかも自分の昔からの
友人、知人だと信じ込むようになり、
半ば強制されるように湖へ入水し、
そのまま永久に消息を絶ってしまいます。

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死体の正体は1975年の秋にこの湖で
何らかの以上に巻き込まれて水死した
バーチウッド高校の生徒たちの成れの果てであり
事故の際に生き残った二人の生徒を探し続けています。

二人のうち一人(報告書内の「俺」)は
死体に引き寄せられてSCP-2316の一部に変化。

「俺」は最後の一人を見つけるため
財団のデータベースに侵入し
SCP-2316の報告書自体を
認識災害のキャリアに改ざんしました。

SCP-1739 もう使わないラップトップ

アイテム番号: SCP-1739
オブジェクトクラス: Keter

一見何の変哲もない
Dell製のラップトップ(ノートPC)です。

HDD内のgofetch.exeを起動すると
2004年以降の日時の入力すると
入力者がその時点に転移する入力フィールド(1)、
入力者が転移したことで分岐した
時間軸上の財団職員を名乗る人物と
対話ができるチャットクライアント(2)、
そして女性がボールを投げ、
それを犬が追って走り去る
CGアニメーション(3)の
3つのウィンドウが順に表示されます。

(3)の3日から7ヶ月後、
(2)の人物はチャットから切断され、
(3)のアニメーションは犬が
ボロボロのボールの残骸を咥えてきて、
それを画面外へ投げ捨てた後に
再び犬小屋に繋がれるものに変化します。

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真のSCP-1739は(3)の犬の方であり、
ラップトップは人為的に分岐世界を作り、
それを犬に破壊させることで
犬のもつ圧倒的な破壊エネルギーが
基底世界に向かわないように人為的に
発散させるための制御装置でしかありません。

しかしSCP-1739の本当の怖さは
自分たちの世界がその破壊されるための
分岐世界ではないという保証が
どこにもないということです。

もし、ある時
私たちの世界のラップトップの前に
誰かがいきなり出現したとしたら…
もはや覚悟を決めるほかはないでしょう。

SCP-3519 静かなる日々

アイテム番号: SCP-3519
オブジェクトクラス: Keter

全人類に2019年3月5日に
世界の終わりが来るという
強迫観念を世界中の人々に植え付ける
広範な認識災害です。

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実際に2019年3月5日に
世界が終わることはありませんでした。

しかしその日までに絶望感から
少なくとも2億5千万人が自殺し、
おまけにそれまで緊張関係にあった
様々な国家間で核戦争が勃発。

皮肉にも人類の自滅という形で
SCP-3519の広めた強迫観念が
現実のものとなったのでした。

10位~1位

SCP-2420 ある忠犬

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死の前に撮影されたSCP-2420のペットの写真。

アイテム番号: SCP-2420
オブジェクトクラス: Neutralized

SCP-2420はジョンという名前の成人男性です。

ジョンの付近のイエイヌが
かつて事故死したジョンの飼い犬の
ボーダーテリア、マチルダの姿に
変化する異常性を有しています。
(変化した個体をSCP-2420-1とします)

SCP-2420-1はジョンに対し歩み寄ったり
その手を優しく噛んだりするなど
友好的な反応を示しています。

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財団がジョンを収容し10年の間観察したところ、
出現するマチルダの外見は次第に老化が進み、
最後の実験でジョンにひと吠えした後
二度と出現しなくなりました。

ジョンはこれまでの現象は愛犬の死で
うつ状態に陥っていた自分を励ますために
マチルダがしてくれた最後の
魔法のようなものだと考えています。

SCP-2420の消失後ジョンは
機密保持のため記憶を消された上で
外の世界に帰る道ではなく
マチルダの記憶を保ったまま
財団に収容され続ける道を望みました。

私感

正直に申し上げると
このSCPの順位付けには
個人的な感傷が少なからず絡んでいます。

犬を飼っている/いた人にとっては
涙なしに読めないSCPでしょう。

SCP-280-JP 縮小する時空間異常

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(███████)

アイテム番号: SCP-280-JP
オブジェクトクラス: Keter

SCP-280-JPは直径0.7m(2019/5/8現在)の
球状の時空間異常です。

SCP-280-JPは物質、電磁波、音など、
接触したあらゆるものを
消失させる特性を持っており、
財団はこの性質を切削加工や
廃棄物処理に活用しています。

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(███████)

SCP-280-JPの直径は報告書内の
「プロトコル開始」を押すたびにが拡大し、
何度目かのクリック時には直径10億kmを超えます。
(地球から太陽までの距離が約1億5千万km)

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(███████)

そして最終的には
財団のデータベースすら
全てのみ込んでしまったのか、
報告書全てが真っ白になり
それ以上の操作が不可能となります。

私感

日本支部のSCPの中で現状最も
up voteを得ている人気のSCP。
シンプルでインパクトある特性と
読ませ方のうまさが光る傑作でした。

SCP-4205 In The Eyes of the Beholder(ビホルダーの瞳の中で)

アイテム番号: SCP-4205
オブジェクトクラス: Keter


(SCP-4205)

SCP-4205はガラスの中に出現する
一組の琥珀色の眼球です。

SCP-4205を直視したものは
本人の年齢や健康状態を問わず
即座に脳死します。

はじめに財団施設内のガラス上で
ウェイド・ダリッツ次席研究員によって発見され
以後同研究員による調査が進められています。

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こいつの性質を端的に説明すると
『ガラスなどに出現し見たものを脳死させ、
死に至る0.5秒の間に犠牲者にとって
最大の悲しみや精神的苦痛につながる
幻覚を見せる認識災害オブジェクト』
です。

より詳しい情報や
報告書の解説は以下の記事にまとめているので
ぜひこちらもご一読ください。

www.taikutsu-breaking.com

私感

本家で話題になっていたので
独力で頑張って翻訳したSCP。
内容は文句なしですが
誤訳がないかだけがいつも心配です(笑)

SCP-3008 完全に普通の、ありきたりな古いイケア

アイテム番号: SCP-3008
オブジェクトクラス: Euclid

SCP-3008は標準的な
北欧家具チェーン、イケアと
同じ外観を持つ建築物のオブジェクトです。

しかしその内部は
外部と不釣り合いに広大な
異次元世界になっていて、
一度迷い込むと簡単に
抜け出すことはできません。

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内部には様々な次元から
迷い込んだ人々がいくつかの
コロニーを形成して生活しています。

またイケアの制服を着た
異形の怪物(SCP-3008-2 )が無数にうろついており、
夜が来ると「当店は既に閉店しております」
といった旨の発言を繰り返しながら
目についた人間をひたすら追跡してきます。

ある一人の遭難者は
SCP-3008内部を数か月間彷徨った末に
偶然脱出に成功しましたが、
直後に追いすがってきた
SCP-3008-2の一体に殺害されてしまいました。

報告書内には彼が残した
SCP-3008内での生活記録が掲載されています。

私感

見慣れたイケアが怪物の巣になっているという
分かりやすい恐怖感が好きなSCP。
報告書内のメモはサバイバル小説を
読んでいるような気分で楽しめました。

SCP-3936 職務に忠実であれ

アイテム番号: SCP-3936
オブジェクトクラス: Thaumiel

SCP-3936はあらゆる現実改変に対する
防御措置を施された特殊な収容サイトです。

ある日このサイトからの月次報告が途絶え、
機動任務部隊Qeztel-12が確認に赴いたところ
内部に人間はおらず、
代わりに以下の特徴を持つ
非人間型の死体が多数転がっていました。

  • ・凡そ星型と言える全身構造
  • ・おそらく物体の操作に使用される2つの主要な体肢
  • ・歩行に使用されると思われる2つの体肢
  • ・胴体の様な構造の上に配置される制御ノード。2次及び3次の制御ノードは確認されていない。
  • ・多くの既知の生物種が保有する3臓器循環系システムではなく、単一の器官による循環系システム。
  • ・空洞の体内と、そこに存在する微小な筋肉。これによって全身を自由に制御していたことが示唆されている。
  • ・味は通常の豚肉に似たものであるとされています。
  • ・確認可能なメタレセプターの重大な欠如。
  • ・Korenvatius属の化石にのみ確認される構造の目

これらの死体の剖検及び調査が進行中です。

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上記文章内の”死体”は実は
私達と同じまともな人間の死体であり、
逆にこの報告書を書いているSCP-3936外部の
職員の方が私達から見て異常な姿をしています。

どこかのタイミングで大規模な現実改変が発生し、
その結果SCP-3936に守られていなかった
外部の人間全てが異常な姿に変化してしまったわけですね。

…そして、正常な姿を保った
SCP-3936内部の僅かな人員達は
様変わりしてしまった世界に
余計な混乱をもたらさないため、
自分たちの命に自ら始末をつけた、というわけです。

最後にサイト内で発見された
メモの内容を転載しておきます。

我々は我々自身の封じ込めを行います。
ありがとう。貴方たちがこれを知る必要はないでしょう。

私感

オチが分かったときの衝撃が凄い。
読み手に微妙な違和感を抱かせる
報告書内の仕掛けも秀逸でした。

SCP-120-JP 世界で一番の宝石

運搬車両の収容ケース内に置かれたSCP-120-JP
(運搬車両の収容ケース内に置かれたSCP-120-JP。)

収容室から脱走したSCP-120-JP-1。監視カメラの映像から。
(収容室から脱走したSCP-120-JP-1。監視カメラの映像から。)

アイテム番号: SCP-120-JP
オブジェクトクラス: Euclid

全長15cmほどの
貝殻のようなオブジェクト。

SCP-2505に対し約10億円以上の
価値があると認識している人間が
近くに存在していない場合、
巨大で攻撃的な多脚の怪物( SCP-120-JP-1)を召喚します。

SCP-120-JP-1はたいていの場合
SCP-120-JPを最初に拾った女の子(SCP-120-JP-2)の説得で消滅します。

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このscipには自我があり
自らを海と山を統べる王だと称しています。

非常に傲慢な性格ですが、
唯一SCP-120-JP-2に対しては心を開いており、
やがて大人になり自分より
大事なものができるであろう女の子に向けて
心のこもったメッセージを書き残しました

私感

傲慢な怪物の話…と思わせて
感動話に持っていく意外性が◎。
小さなお子さんをお持ちの方は
よりグッときたのではないでしょうか。

SCP-1983 先の無い扉

アイテム番号: SCP-1983
オブジェクトクラス: Keter (現在はNeutralizedと推定)

SCP-1983はワイオミング州
███████郡にある平屋の農家(SCP-1983-1)です。

その内部には異空間が広がっており、
さらにSCP-1983-1からは時おり
人間の心臓を抜き取って殺害する
人形の実体(SCP-1983-2)が出現します。

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数多くの市民や財団職員を犠牲にしてきた
このSCiPを無力化したのは
ある一人の名もなきDクラス職員でした。

その過程は報告書内に記載されている
調査に従事したエージェントバークレーによる
非公式のレポートから推察することが出来ます。

私感

Dクラスが頑張るシリーズの一つ。
こういう普段さげすまれている人間が
一矢報いる話はやはり痛快ですね。

SCP-268-JP 終わらない英雄譚

f:id:ama46572222:20190509084205j:plain
SCP-268-JP-██

アイテム番号: SCP-268-JP
オブジェクトクラス: Euclid

過去に誰かが命を犠牲にして
自分を救ってくれた過去を持つ人の
前に出現する黒い革表紙の書籍群です。
(ここで助けられた人をSCP-268-JP-A 、
助けた人をSCP-268-JP-Bと呼称します。)

SCP-268-JP-AがSCP-268-JPに触れると消失し、
その後SCP-268-JP上に
死亡時のSCP-268-JP-Bが
消失時のSCP-268-JP-Aを
様々な危機からやはり自らの命を犠牲に
救出する物語が幾度も章形式で出現します。

しかしSCP-268-JP-Bはいずれ
SCP-268-JP-Aの救出を諦めてしまい、
最後にはSCP-268-JP-Aの死体のそばに
たたずむSCP-268-JP-Bの描写で
SCP-268-JPの異常性は終了します。

またその際にそれまでSCP-268-JP-Bを
称えるような内容だった表紙タイトルが
SCP-268-JP-Bを侮辱するような
醜悪な内容に変化します。

[タイトルの変化例]
表題: 病魔に苦しむ妹を救った、心優しき兄の英雄譚
改題後: たった一人の肉親を見殺しにした屑野郎の物語

表題: まだ見ぬ我が子の命を救った、愛深き母親の英雄譚
改題後: 無情なアバズレの息子として生まれたがために泣き叫びながら燃え尽きた少年の悲劇

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人間の善意や献身というものを
あざ笑う悪意の塊のようなこのオブジェクト。

財団はこいつによる被害を抑制するため
「SCP-268-JPと同じ外見を持ち、
救命行為の実例とそれらを徹底的に
批判、侮辱する内容が記載された
露悪的な本を流通させ、
本物のSCP-268-Jpもろとも
忌避本として世間に周知させる」

プロトコル・ヴィランを発動。

これによりSCP-268-JPによる被害発生件数を
約15%減少させることに成功しました。

私感

タイトルから感動系か?と思わせてこの内容。
複雑な後味を残す、日本支部でも
特にお気に入りの報告書の一つです。

SCP-3007 二人の芸術家の世界

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SCP-3007-2によるSCP-3007-3の芸術的描写。絵画は見られない

アイテム番号: SCP-3007
オブジェクトクラス: Euclid

世界中の特定の人間に
しばしば荒廃した異世界のリアルな
幻覚症状を見せる情報災害オブジェクトです。
(幻覚症状をSCP-3007-1、
幻覚を見る人々をSCP-3007-2、
幻覚世界をSCP-3007-3と呼称します。)

幻覚世界の中には
何か強力な力で引き起こされた破壊や
めちゃくちゃになった人間の死体があり、
その最深部には複数の腕を持つ
巨大な人形実態(死亡している)と
それが描いたと思われる複数の絵画作品が確認されています。

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SCP-3007-3の正体は
太古の昔に人類が暮らしていた異世界であり、
SCP-3007-1はそこのの神(=巨大な人形実態)
が現生人類に対して送ったテレパシーです。

神はある日SCP-3007-3を襲った
凶悪な外敵から人類を逃したあと、
人類がその脅威を忘れないように
荒廃した世界と自信が描いた
惨劇の記録をテレパシーで送り続けていました。

しかし財団のある調査によって、
その神が既にその外敵に殺されていること、
そして神の残した絵の中に、
外敵が現実世界へと既に到達しているという
絶望的な可能性を示唆した一枚が発見されたのです。

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3007

私感

報告書の内容もさることながら、
幻想的なアートワークがずば抜けて秀逸。
本SCPの持つ世界観に強烈な彩りを添えています。

SCP-2718 その後に起こるのは

アイテム番号: SCP-2718
オブジェクトクラス:

全職員はいかなる場合でも当記事の
「説明」セクションに接触することは禁止されています。

またいかなる人物にもSCP-2718の
存在について話してはいけません。
ヘルプデスクにあなたのワークステーションが
DAMMERUNG汚染を受けたことを通報しなさい。
モニターの電源を切り、
即時的記憶処理を受けに行きなさい。

クリックでネタバレ解説を読む▼

SCP-2718の正体は
休暇中に死亡した後、O5によって
蘇生させられたO5の一人
ロジャー・シェルドンが語った、
自分が死後に体験した言語に絶する
苦痛の体験についての情報そのものです。

SCP-2718は感染性があり、
それについて知った人間の恐怖心を掻き立て、
さらに「SCP-2718を他の人間に知らせなくてはいけない」
という強迫観念に陥らせる作用があります。

事実、会議の場でロジャーの話を聞いた
O5メンバーの多くがパラノイドに陥り、
そのうちの一人ミリアム・プレイザーは
SCP-2718の情報を報告書に音声記録し、
その上二度と消せない処理を施すという
とんでもない行為をやらかしてしまいました。
(情報の入力後、ミリアム・プレイザーは
駆けつけた特殊部隊によって終了させられました。)

その結果、財団データベースには
SCP-2718の感染キャリアとなった
報告書が残り続けることになり、
財団はその収容違反を防ぐ
確実な手立てを模索し続けています。

私感

人は死んだらどうなるかという
人間誰でも一度は考えたことのある問いを
極上の恐怖の物語に仕上げた本SCP。
文句なく、私が今まで読んだなかで
一番怖いSCPでした。

さいごに

以上が私がセレクトした
100体のSCPです。

どれも想像力にあふれ、
私たちの恐怖心や感動する心を刺激する
素晴らしい報告書ばかりでした。

しかし、こうしている間にも
新たなSCiPは発見され続けており、
このリストも遠くないうちに
刷新が必要となることでしょう。

その時に向けて、私は更なる
SCPの情報収集を続けるつもりです。

それでは、またお会いする日まで。

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2020年4月26日
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2020年4月12日
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2020年3月21日
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2020年3月8日
もしかしたら日常で役立つかもしれないSCP財団の名言を使用例と元ネタの解説付きでお届けします。
2020年2月28日
全SCPの中でもとりわけ難解なSCP-001の提言全31種類を完全解説します!
2020年2月16日
SCP財団が定めた世界終焉シナリオ「Kクラスシナリオ」を全種一気に解説します。
2019年7月14日
周囲を破滅させる優しい老人や、不気味な植物人間、知能の高いオウムに隠された真実など、オチが分かるとゾッとする名作SCPをご紹介します。
2019年4月20日
SCP財団の最終兵器にしてトップシークレット、オブジェクトクラスThaumielのSCPたちをご紹介します(前編)
2018年11月24日
数あるSCPの中でも著者が最も出会いたくないと感じた最凶のモンスターたちをご紹介します。
2018年5月2日
無生物アイテム系に限定して、私が本気で面白いと思った傑作SCPをご紹介します。
2018年3月3日
今密かに人気急上昇中のSCP財団の中から特に有名なものや初心者に読んで欲しいおすすめの報告書などをまとめてみました。用語解説付き。
2017年12月22日
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